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病気発覚から、自分の働き方スタイル確立に至るまで(サブタイトル:会社の定期健康診断って、本当に大事)

こんにちは!AZN採用担当の飯塚です。
働き方紹介も第四弾になり、「そろそろ違う角度で働き方を紹介したいな」と思ったとき、「私じゃないと語れることはないのか」と、ふと思いました。

そこで選んだテーマは、「病気とともに働く」です。
私よりももっと大変な思いをされている方もいらっしゃるのでは、と思うものの、センシティブな内容だけに言いにくいこともあり、だからこそ人事部の私が伝えるべきでは、と考え、このテーマを選びました。
しばし自分語りになりますが、お付き合いいただけますと幸いです。

また、本記事をお読みいただいている当社社員に伝えたいのですが、決して「特別扱い・腫物扱い」してほしいわけではなく、「働き方の一例として皆さまの参考になれば」という想いしかありませんので、そのあたりご理解ご了承くださいませ!
(現に、飯塚は日々元気に働き、飲み食いしております)

大好きなビールも、問題なく嗜んでおります!

自己紹介

私の職務経歴は、以下記事をご参照ください!

まず、病気の内容と状況としては、「婦人科系がん予備軍」です。
発覚した経緯は、会社の定期健康診断でした。
元々別の部位で不調があり、一般的な健康診断に婦人科系のオプションをつけて手厚く診てもらったところ、後日「要検査」の連絡があり、追加で詳しく細胞の検査をしたところ、がん疑いとの結果を伝えられた、という流れです。

がん確定ではないので、現在も数か月に一回細胞検査をして二週間~一ヶ月後に結果を聞きに行く、というのを継続しています。
いつ病態が変わるのか、毎回ドキドキです・・・。

発覚したときに思ったこと

最初に細胞検査の結果を先生から伝えられたときは、「今加入している生命保険の内容、家帰ったら確認しよ」と、お金のことしか頭にありませんでした。
帰宅し、夕飯を食べながら「実はさ~」と夫に伝えたところ、私よりもショックを受けていて、そこで初めて「あれ、思っている以上に大変ことが起きている・・・?」と少しずつ焦りのような感情が出てきました。
自分としては、「まだがんと診断されていないから大丈夫でしょ!」と気楽に考えていましたが、仮に夫から同じこと言われたら、それは心配になるよなあ、と、今になっては思います・・・。

そこからは、病気の内容・進行度合い・手術や治療法を自分で調べつつ、次の検査のときに婦人科の先生に質問しながら、自分の今の状況を確認することに努めました。
並行して、どれくらいの症状・診断が出たら生命保険のお金が支払われるかを、いざというときのために、夫とともに補償内容と請求方法を確認しました。
「またお金のことか!」と言われそうですが、定期的に通院しなければいけないため診察代もかさみますし、すぐに手術!となったときには保険のことなんて考えている暇もないと思ったからです。

仕事について考えたこと

上長への報告

自分の状況を確認し、「今すぐ生活に支障が出るレベルではない」と判断ができたあたりから、仕事について考えるようになりました。
常時治療を受けているわけではありませんが、定期的に通院が必要になりますし、思わぬ速度で症状が進行した際、そこで上長が初めて知る、というのは申し訳ないし迷惑かけてしまうと思い、どこかで言わなくては、と決意しました。

そこで、1回目の細胞検査結果が「直ちに手術するものではないが、しばらく様子見」とわかった時点で、上長(課長)に、「実はがん疑いがあり、今後定期的に通院することになりました」と報告しました。
「どんなリアクションされるかな」とドキドキしていましたが、「うちの会社、業種柄"健康"について詳しい人が多いし、伝手もあるから、もしセカンドオピニオン聞くための病院探し等で迷ったら、相談してみると良いよ」と、心配しながらも具体的なアドバイスまでいただきました。
動揺するわけでもなく、かといって軽視するわけでもなく、しっかりと受け止めていただけたことに、感謝しかありませんでした・・・!

平日の診察への対応

診察は完全予約制なので長く待たされることはなく、「診察+検査」がある日は受付から支払い完了までで45分、「後日結果を聞きに行く」日は30分と、短時間で終わります。
短時間なのは有難いものの、通院のためだけに午前or午後に有給休暇を取得するのは、もったいない・・・、と思いました。
有給は有意義なこと・楽しいことのために使いたい!と思うのは、私だけではないはず。。

定時後に病院に行くには、診察時間が終わっており、今通っている病院は土日は診察していない。
病院と会社が近いため、休憩時間を利用して病院に行けなくはないですが、予想以上に待つ可能性もゼロではないし、検査後たまに細胞をとった箇所が痛むこともあるので、できれば検査後は直帰したい・・・。

ということで、どうしたら良いものかと考え、通院の日は以下の勤務形態で対応することにしました。
勿論、事前に上長に相談し、了承いただいております。仕事と体調の両方に配慮いただいており、本当に感謝しかない!

■17:15で病院の診察予約がとれた場合

早めに仕事開始するので、お昼ご飯も早めに食べます。

ポイントは、9:00~17:30の定時を、1時間前倒しにしているところ。
当社では、「勤務時間変更」ができ、定時を30分単位・最大2時間前倒しor後ろ倒しにすることができます。(※フレックスではありません)
私は通院の日のみ変更申請をしていますが、社内では毎朝お子様を保育園に送ってから出社する社員もおり、その方は一定期間まとめて、定時を後ろ倒しにする変更申請をされていました。
早退・遅刻、時短勤務ではないので、フルタイム勤務と同じ給与が支払われるのがこの仕組みの良いところですね!

今は通院のみですが、今後手術や投薬が必要になったら、きっと別の働き方をすることになるでしょう。今後のことはそのときにならないと分からないので、このまま働いていこうと考えています。
実は、「準備はして、予測はしない」という、以前社員インタビューでうかがった大垣さんの言葉が、心の支えになっています。
あれこれ考えて不安になるのではなく、もし何かあったときのために、準備だけしておこう!と、日々前向きに生きています。

(大垣さんのインタビュー記事はこちら↓)

お伝えしたいこと

さて、長々と自分語りをしてしまいましたが、本記事を通してお伝えしたいことは以下3点です。

  • 会社の定期健康診断は絶対受けましょう。
    (要検査になったら必ず再度受診!!)

  • 各自の事情にあわせた働き方を実現するために、ぜひ「勤務時間変更」等の会社の各種制度をご利用ください。

  • 働き方で相談したいことがあれば、上長や人事にご相談を。

1点目は、もうこれは絶対。人事部からの心からのお願い。
ご自身のためだけでなく、ご家族やご友人、同僚、そしてお客様が悲しむことがないよう、必ず年一回受けてください。
(ちなみに、AZNグループは2023年度の健康診断受診率は100%です!)
要検査になったら、忙しいとは思いますが、ぜひ再度病院を受診してくださいね。

2・3点目はセットになりますが、ぜひ会社の様々な制度を利用し、皆さまの事情に合わせた多様な働き方を実現してください。
「どんな制度があるか分からない!」「何をどうすれば自分に合う働き方になるか分からない!」という当社社員の方。
そのために人事部がおりますので、どうぞ、お気軽にご相談ください。

(なお、当社の働く環境の整備についての取り組みは、以下より詳しくご確認いただけます!)


それでは、今回の記事はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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