「待つ」

こんにちは。あざらしです。
募集中の記事を書くのは初めてでなんだか緊張しますが、
変わらずつらつら書いてみたいと思います。

自分にとって大切なこと。なんだろうと振り返ってみました。
そういえば私は、
とても大切にしたいけど、なかなかできなかったことがありました。

それは「待つ」こと。

なんじゃそりゃ。と思われるかもしれません。
犬じゃないんだからと。笑。

でも私にとってはとても大きな意味を持つことなんです。

例えば、仕事で。家庭で。
相談を受けたとき。

私の心の中には「こうしたら解決するんじゃないか。」
とアドバイスが浮かびます。
でも、相手は今それを望んでいるだろうか・・・。
相手はただ聞いてほしいだけかもしれない・・・。

それは沈黙が訪れても同じです。

会話中の沈黙ってなんだか居心地悪いですよね。
「気の利いた言葉も言えないのか」とか
思われていそうな気がして。
何か話して、その沈黙を埋めたくなってしまいます。

でも本当はその沈黙の間、
相手は自分と向き合って言葉を紡ぎ出しているのかもしれない。

自分の感覚と向き合う時間が本当の気持ちを浮き彫りにしたり、
話を聞いてもらってるだけで、自分で気づくということも多いですよね。

沈黙からふと出た本人の言葉がとても深いポイントだったということも結構あります。
こんな風に、相手の思いを受け止めながらじっくり待つということはとても大切なことです。

しかし、「待つ」ということには、聞く側に何かしら不安が付いて回ることが多いです。
その場の雰囲気を壊したくない。嫌われたくない。役に立ちたい。
何か言わなくちゃ・・・!

そこに聞く側である「自分」の都合が入るからです。
しかもそれは自分から心理的に近い関係であればあるほど。

子供からの相談なんてもう、一番私情が入りまくる例だと思います。
上記の事に加え、なんとかしてあげなくちゃと焦ったり、自分がダメな親と思われるんじゃないかとか。今時間が無いのにとか・・・。

聞く側だって人間だし、本当は自然な反応なんですけどね。
必死になってしまうのはそれだけ自分にとっても大切なことだからです。


『自分の感情を冷静に「そう思う自分もいるんだな」と受け止めて、
 肯定も否定もしない。
 それから、その感情をひとまず横に置いて、相手の話を相手のペースで
 出来るようにじっくり待つ。                   』


うーん・・・わかってはいるんだけど。簡単なようで、難しい。

自分のメンタルの状態も左右することです。
だから、本当に相手の役に立ちたいのであれば、まず自分を先に整えるということも大切にしていかなければなりません。
コンディションが悪いときはあえて断ることも必要かもしれません。

しかも、深い悩みであるほどすぐに解決はし辛いので
時間もかかるし、ここでもまた「待つ」ことが必要になります。

今まで、人の相談を受ける仕事をたくさんしてきて、日々意識していますが
まだまだ。振り返るほどに自分の未熟さを感じます・・・
(特に自分の家族に対して)



でも。

私の思う通り生きてほしいんじゃない。
あなたの思ってることが知りたい。

そう伝えていきたいから。
これからも私の「待つ」修行は続いていくのです。


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