深夜。マンション3階の自宅にふらふらで辿り着いた。だが鍵が合わないのかドアが開かない。仕方なく呼び鈴を鳴らし、妻を待った。起きる気配はない。ガチャガチャとノブを強く回して音を立ててみるが変化はない。諦めてどこかで暇でも潰すか、とエレベーターに乗り込み気が付いた。そこは4階だった。

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。