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初の海外大会ツアーとカナダの魅力

自分の体験した旅歴についても、これから書いていこうと思います^^

まずは、2016年になりますが、仕事でやってきたポールダンスの海外大会に初チャレンジした時の話。
知られていないと思いますが、ポールダンスは今世界的にも人口がどんどん増えていて、大会も大小関わらず、国内外あちこちで結構開催されています。
ジャンルも、他のフロアのダンスのようにたくさんあって、ポールダンスの発祥と言われるもののイメージなセクシー系のものから、逆にそれを一切排除したスポーツ系、表現やストーリー性を重視したドラマ、コメディ、リリカル(コンテンポラリーダンス系)、またはダブルスやグループなど、色々と部門も分かれています。

この時参加したのは、PSOという、アメリカ各地やカナダ、ヨーロッパにも進出してるポールリーグで、
ジャンルはエキゾチック(セクシー系)、クオリファー(スポーツ、技重視系)、エンターテイメント(コメディより)、ドラマチック(裸足、表現重視)
の4部門、さらにそこから、レベル1-5に分かれていて、初心者でも気に挑戦できるというものでした。

私はこの中で、エキゾチック部門のレベル5で参加しました。
なぜこの大会を選んだかというと、理由をつけて旅に出たい、その中でタイミングが良かったから!!
しかも、カナダの中でもバンクーバー(のバンクーバーアイランド内!)であったのですが、ちょうど翌週に同大会のシアトル版もあり、もったいないじゃんと思った私は同時に2個行くことにしたのでした。
(シアトルはカナダからバスで2時間)

出国前は割とギリギリまで稽古場に練習に行き、着いたらついたで衣装の手直しが終わっておらず、予約してたB&Bで裁縫。
国情報とかよく調べてないし、最近行った時に知ったんだけれど、日本からカナダへ向かう方だと時差的にきつくて、カナダ着後に爆睡しちゃうのね、、

2日後、出来たばかりの衣装を持ってふらふらと大会会場に行くと、もう一人京都からきてる日本人ダンサーさんもいました。(自分は東京の方なので、今の所一期一会、、)
後々知ったのだけど、バンクーバーは小さな町で、ポールスタジオも4つあるけど、全部同じスタジオのブランチで、大会にででるのはほぼみんな知り合いだったみたい。
それもあるかもだけど、とにかくみんな和気藹々としている。
パフォーマスが終わると、ライバルかどうかは関係なく "Congrats!"と言い合い、見知らぬ私にもめちゃめちゃフレンドリー。
あとで知ったことだけど、カナダ人(特にバンクーバーの人)はフレンドリーな人種らしい。
一般的にはアメリカもこうなイメージが大きいと思うけど、翌週のアメリカ・シアトルの大会が終わったあと、ここでできたカナダ人の友達に、
「カナダ人はみんなフレンドリーでしょ?アメリカはどうだった?みんなコンペティティブ(競争的)すぎて、あんまりアメリカの大会は楽しくない」
と言われて、あー、確かに話しかけてくれたりはあったけど、なんとなくそんな感じもあったかも、、超近いとこに住んでる同じ言葉を話すのに、きっちり他国と認識してるのが興味深いと思った。
この言葉を聞いてから、確かにコンペティティブの度合いは、私の大会参加基準にもなるなあ、と指標の一つになることになりました。
勝ちたい気持ちはあるべきだけど、金払ってピリピリは楽しくはない。

この時海外で踊ること自体初めてだったのだけど、なんかただ舞台に出ただけですごい歓声をくれて、日本でももちろんあるんだけど、知り合いじゃなくても場を温めようという雰囲気がとても伝わってくる。
緊張はそんなに感じず、よく起こりがちな振り通り行かない現象にもいつものショーな感じで対応出来ました。
この時は2位に入賞でき、達成感を得ることができました。

だがしかし、翌週はシアトル、しかも自分は技が強め系ではないにも関わらず、なぜかクオリファー(技中心のジャッジ、スポーツ系)にエントリーしてしまい、練習の追いつかなさと体が疲弊しすぎ、まじで辞退しようかと思うほどの地獄でした(笑)。演技後は、情けなさと腕の疲弊でステージ脇でへたり込んだほど。カナダでは紅葉を見ながらバスで出発したのに、シアトルでは練習スタジオをいくつも回って、大雪の中20分くらいバスを待ったり、、シアトルは、打って変わって試練でした。
部門として私の演技はクソレベルだったと思いますが(泣)「あの選曲は意外だった!」とか、会場の外で「よかったよ」って声かけてくれたり、ニュース記事のトップの写真に使ってもらったりで、本当に這ってでも出てよかったと思わせていただきました、、

これが2017年の10月末-11月頭の旅だったのですが(まだたった3年前か、、)、それまで介護で自分の自由を押さえつけてたこともあり、、
まあ今でもそうですが、何かしら理由をつけて旅に出ようとしております。
そして、旅は観光地に行くよりも、住んでるスタイルで生活するのが好きです。

のちに2019年に、ワーホリビザをとって合計数ヶ月バンクーバーにもいたのだけど、その時に実はあの会場はバンクーバーアイランドにあったってこととか、現地情報を2年越しに色々知って、面白かったです。
上の写真で、赤い衣装が私、ハットを被っている人が、この時はちらっとしか話さなかったのだけど、のちに違う大会でエキストラをやってもらったり、お互いそれぞれのカナダ・日本旅をサポートしあうようなよき友達になりました。
街がかなり小さいこととか、人の感じとか、2,3度目の滞在でだいぶ数珠つなぎになり、今やバンクーバーは第2の故郷的な感覚です。(ちょうどコロナ騒ぎ前までいた)

カナダ滞在記はまた別の回でも^^

写真 2017-11-08 11 12 55


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