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東京探索記 25 茗荷谷、小日向、音羽

文京区茗荷谷から音羽にかけての散歩の記録。
主に坂道中心に紹介していきます。

まずは、釈迦坂
クランクしながら春日通りに向かって上る坂道。
途中で丸ノ内線が見えるポイントが好き。いつも車両が通過するのを待ってしまう。

夕陽に染まり始めた雲
下から見上げる

茗荷坂
茗荷谷駅そばの坂道。
多分茗荷谷の名のもとになったのだろう茗荷畑はこの坂道の下、ややひらけた場所にあったのだと思われる。そういう説明板があったような気も…

駅前のタワマンとのコラボ
昔は通り抜けできたのだが、いつからか通行不可に…

藤坂
植物の藤なのか、坂の上から富士山が見えるからなのか。いまは地下鉄の高架が目の前に広がっているので視界は狭い。しかしながら春日通りからの坂は急だ。

庚申坂
庚申塔が近くにあることに由来。坂の上かな、下だったかな…
この坂の上に立つと、階段(庚申坂は坂だけど階段になっている)、丸ノ内線、その奥の車両基地も見える。そして晴れた日の夕方、タイミングが良いと夕陽も見られる。
階段、赤い地下鉄、夕陽の3点セットが楽しめる。ここも好きな坂!

ちょうどこの日はタイミングがぴったり!
下からの風景。
階段のほうがやはり歩きやすいのか、ここを通る方は多い

切支丹坂
ここは切支丹屋敷があったことに由来。
坂道としては、丸ノ内線の高架をはさんで庚申坂と向かい合っている。

夕陽で向かいのマンションは黄金色に

こうしてみると、釈迦、切支丹と宗教的な名前のついた坂道に、庚申という民間信仰に基づく坂名も。なかなかおもしろい。

ここからは音羽の谷に面した坂道たち。

まずは鼠坂
小日向台から音羽の谷を作っている水窪川暗渠まで一気に下りる。傾斜も急で両側から迫ってくるような感じ。

上る人たち。なぜか坂のほうを歩いている

元の名前は何と言ったのかしらないが、いまは「付属校坂」。坂の両側に国立大学の付属校があるからというわかりやすいネーミングながらもひねりもないネーミング。坂下の音羽通りからの眺めはよい。

 

八幡坂
「はちまん」と読む。ここも坂といいつつ、階段になっている。途中で曲がりさらに高台の上へと上る。あがった先は鳩山邸(現鳩山会館)の裏。
名の由来は、坂の下にかつて田中八幡神社があったから。今はその地には今宮神社が建っていて、八幡さんは小日向神社へ合祀されたとのこと。

 

鷺坂
坂道がクランク状になっている。擁壁にも歴史が感じられ、この辺りでもトップクラスのお気に入り坂。
なぜ「鷺」なのかは知らないが、この坂道の変わった形状に驚いたのか、近くにある住居案内の掲示板には「驚坂」とある!?
それを目撃したこちらも驚いたよ!(笑)

上の曲がり
下の曲がり
「驚坂」には驚き!

大日坂
坂の途中に大日堂があることに由来。とはネット検索より。実際には見ていないのでどこにあるのか、わからない。こちらは小日向台を南北に通り、神田川へ下りていく坂道。

横町坂
江戸時代に鉄砲屋敷があったことに由来。
控えめな窪みにホッとする(それまで急坂ばかりだったからか)

薬罐坂
「やかん」といえば、薬罐が転がり落ちるほどに急な坂道と思うが、この名の由来は動物(犬や狐のような)が生息していた樹々が生い茂ったさびしい雰囲気の場所だったことによる。このような動物のことを「やかん」と呼ぶらしい。


今回は紹介していない坂も含めると茗荷谷駅から江戸川橋駅のあいだに広がる小日向台を中心にいくつもの坂(一部は階段)があらゆる方向に広がっている。ちょっとした散歩と思っても上り下り、上り下りを繰り返せる街。

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