89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた

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大崎博子さん著「89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた」

大崎博子さん

現在、89歳の大崎さん。
現役でTwitterをされています。

89歳の私、こんなに幸せな老後を過ごせるとは、思ってなかった！
お一人なので寂しい退屈な生活だと思ってた。
TwitterがありiPhoneで何でも出来、幸せな老後です❣️SNSをしてなかったら私はボケてたかも、、『感謝』です。

— osakihiroko (@hiroloosaki) February 5, 2022

私が大崎さんを知ったのももちろんTwitter。
私がフォローしているその中の誰かが、大崎さんのツイートをいいねやRTしていたのでしょう。
いつしか毎日大崎さんのツイートを目にするようになり、「素敵だな～」「こんな歳の取り方をしたいな～」と思い、フォローをさせていただくようになりました。

「89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた」購入のきっかけ

2018年10月末、私は離婚をしました。
結婚前から家族とは絶縁状態だったので、元夫は唯一の家族でした。
しかし、その元夫とも離婚となり、私は1人になってしまいました。
現実的には猫2匹と暮らしていますが、猫に何かあって私が面倒を見ることはあっても、私に何かあって猫が面倒を見てくれることはありません。
やはりひとりはどこか不安です。
だけど、89歳、ひとりでも毎日楽しそうな大崎さんのツイートを読んでいると、「大崎さんの本を読んだら、安心して幸せな老後を送れるかもしれない」と思ったのです。
そんな思いが購入のきっかけとなりました。

感想

本自体は、とても読みやすかったです。
流れるように読むことができる本でした。
日々の画像もはさまれており、大崎さんが実際にどんな生活をしているかをより感じることができました。

「89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた」は7章で構成されているのですが、その中で個人的にとても印象的だったのは、健康法と美容について、そして戦争体験でした。

健康法

私はおそらく長生きをすると思います（笑）
そのためにはやはり、動ける体は必須。
大崎さんは太極拳やウォーキングをされていますが、私は大崎さんの影響を受けて、朝晩5分ヨガをするようになりました。
コツコツと今から適度な運動をしておくにこしたことはないと改めて思わされたのです。

美容

「歳だから」
ついついそんな言葉で片付けてしまいがちですが、歳をとっても美を意識していいし、好きなものを身に着けて楽しんでもいいのだと思うことができました。
大崎さんの影響で、すっかり止めていたアイラインをひくようになりました。
大崎さんは持っているスカーフやストールもとてもお洒落。
私も幾つになっても明るいものを身につけ、若々しくありたいと思いました。

戦争体験

私は40代半ばなので、祖父母たちは戦中に生きてきた人です。
父方の祖父は戦地に行ったような話をかなり幼い頃に聞いた記憶があります。
ですが、祖父母から戦争のことについて聞くことはありませんでした。
実際に戦中を体験された方の話を読んだり聞いたりしたのは、今回がはじめてのような気がします。
大崎さんの体験を読んでいると、私はその頃に生まれていなくてよかったと思いました。
私のメンタルではきっと生きていられなかったと思います。
今は今で大変なこともありますが、戦中に比べたらなんてことはありません。
今の時代を生きられていることを幸せだと思いました。

「89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた」にはこの他にもお金のことや心豊かな暮らし、終活についてなど、とても興味深いことが書かれています。
老後の過ごし方をこうやって提示してくれる人生の先輩がいることはとても有難いです。

生きていると、歳をとることにネガティブなイメージを持ったり、老後に不安はつきもの。
でも、「89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた」はそれを解消してくれることと思います。
気になったらぜひ、お手にとってみてください。
「今をもっと大切に生きよう」と思えたり、「老後、私もを楽しく幸せに生きられそう！」と勇気をもらえたりすることと思います。

89歳、ひとり暮らし。お金がなくても幸せな日々の作りかた