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性に対する衝動性とリリスについて

今回は2年ほど前に書いた過去の非公開になっていた記事をアップします。


この記事は「リリス」に関して私なりの見解をまとめた記事です。

※私個人の感覚で書かれているもので、性を情緒的な観点ではなく、本能的な観点から捉えて書いています。



リリスはホロスコープから「性とその衝動性」について、そして「創造性」に関することを教えてくれるポイントです。

リリスの占星術的な情報はこちらの記事を是非ご覧ください。


今回は性と創造性についてをお伝え致します。


性と衝動性そして創造性というのはとても密接な関係にあります。

性というのは私たちに元々備わっている本能の部分です。


生命は種の存続のために、「生むプログラム」として「性」をあらかじめインプットされています。

ですからリリスが示す性の衝動というのは沢山の感覚的、心理的な要素が引き金となって起こる、本能的な「生むプログラム」の発動そのものだと考えています。


個人的な感覚としては、この「衝動性を強く含む生むプログラム」というものは、心に抱える傷や負担が多い程、頻繁に発動する傾向にあるとも感じています。

やはり人間は危機的状況になった時に生命を守る為の本能があったり、種の保存の為の本能があったりするものなのではないでしょうか。


ですが心に傷を抱えている状態で、性衝動が発動すると、そこに抑制がかかり葛藤が強くなったり、拒否反応が強くなったりして、更に苦しんでしまう人も多いでしょう。

そもそも心に抱える傷の部分が性的な要素を含んだ形で傷つけられていることも多いでしょう。


つまり、心に何かエラーが存在する程、性衝動の発動機会は増え、更にはそこに葛藤を抱く場合もあり、複雑な心の状態を作り出しやすいのです。

リリスは苦しみから起こる衝動性と、その性を超えた自己の限界突破の先にある「創造性」を意味するポイントともいえるでしょう。


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人はそもそも抑圧されたり我慢が続くと、生命力や情熱を【怒り】に変化させる不思議な生き物です。


もしかすると、私たちが普段、抑圧されたりや我慢する時に後回しにしてしまう本能や衝動性の部分を、【怒り】を合図にして優先させるようにプログラムされているのかもしれません。

人間には本能に対立するように社会性を育む為の理性があります。個体のみで生き抜くには難しい環境で生きていますから、人間は社会を形成する必要があり、先にインプットされた本能である衝動性を抑える為の機能が備わるようになりました。

時代が進むにつれ、この理性はさらに機能を強化しています。

ですがやはり衝動性に関する本能というのは生命維持に重要な役割を担っているのです。

ですから性衝動が適切に発動され続けない場合は、怒りや葛藤と同時に発動されるような仕組みをDNAたちが作り上げてきたのかもしれません。


社会というものを抜いて考えれば、生命は本能に忠実である方が摩擦が少ないはずです。


そうなると人間は、この【怒り】の部分が昇華されないと、生きる気力を失って、どんどんエネルギーが低下してしまう生き物でもあるのではないでしょうか?

占星術で怒りと情熱、生命力は同じ【火星】が司っています。


つまりストレスがそのまま生命の危機、種の存続の危機に繋がっている事を、DNAは知っているのではないでしょうか。


「生むプログラム」は繁栄(種の存続)の為に発動しますから、感じるストレスや傷、もしくはそれを抑え込む事が多い人ほど、生命の危機と認識される事態に直面するため、その発動機会は増えるといえるでしょう。(そして葛藤も多いでしょう、、。)


また「衝動性」というものも、そもそも本能的な反射を意味します。

その人の潜在意識によって起こる、無意識の反射や行動の傾向、その力の大きさを表現します。

こういった潜在意識の部分に大きく影響を与えるのが、生きそして死へと向かう力の「生命力」と創造性である生むプログラムの「性」なのです。


あまり浸透していませんが「性」とは生み出す力、つまり創造力(創造性)そのものです。


性によって私たちは生を受け、それを基本にして次々と命ある限り、何かを生み出していく生き物なのです。

性は生むプログラムであり、つまりは創造性に直結しているのです。

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性というものの創造性と、子供を産み育てるということとの繋がり、子を産まない人やLGBTQの人たちが持つ大きな創造性についてはこちらに書いてあります。

良ければこちらもご覧ください。

ちなみに個人的意見では、日本は早く同性婚を認めたらいいと思っています。


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話はリリスについてに戻ります。

リリスはこうして創造性と大きな関わりを持っていますから、芸術やアイディアを必要とする場面では、力を発揮してくれるポイントです。


逆に言うと、衝動性が上手に昇華されないことで起こる、怒りや悲しみは「生み出す」という本能を発揮させてあげることで、乗り越える力を得ることができるでしょう。


つまり生み出す自覚を持って何かに向き合うというのは、人生においてとても重要なことになるのです。

反射的にとってしまう行動や、起こしてしまう反応、それらが人生に悪影響を及ぼしているときは、リリスが良くない形で力を発揮しています。

できるだけ、このリリスというポイントは自分のためや人のために発揮する方が良いでしょう。



リリスは上手に使うと、自分の人生が大きく満たされます。

苦しみや痛みを解放できるように、リリスや自分の闇の部分に目を向けるのも時には良いでしょう。

何かを創造する意識を持って生きるという事は、リリスや闇の部分の開放に繋がりますから、自分にとって楽しい創造を習慣にしておくといいかもしれません。


Ayura



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