【エッセイ&映画レビュー】ほんとうのピノッキオを観て
ども!
今日はひっさびさ時間が作れたので映画を観ることに(時間があるなら仕事せーよですが💦)
実はここ数日色んな事があり、さすがのあゆさんもちと心が疲れてました💦(ちなみに身体はめちゃくちゃ元気っす!!)
そんなんでこの土日は仕事はoff☕️
そして、疲れた心を癒す為…いや、忘れた心を思い出す為?選んだ映画が「ピノッキオ」
てか、「あれ?ピノキオじゃなく?」🧐
「ピノッキオ」…うーん🤔なんかイタリアの風が吹くね~ピノッキオって言い方🤭
「ピノ~ッキォ~🇮🇹」って感じ(?)
↑↑↑
ジローラモ風🤣
子供の頃、何度となく見たであろう「ピノキオ」
『あれ?どんな話だったっけ?🙄』
『確か…🤔ジミニークリケットという🎻弾くコオロギがピノキオの良心で…🤔』
『なんでか忘れたけど、ゼペットじいさんはクジラに飲み込まれ、逃げる事を諦めそこでそれなりに暮らしているとやはりクジラに飲み込まれたピノキオと再会』
『何とか逃げ出し、お利口さんになったピノキオは人間の子供になれる』
……。
浅っ🤣浅すぎる🤣🤣
そんな簡単な話ちゃうてー🤣
ま、そんなんで経緯と記憶があゆさんの頭の中ではかなりあいまいなこのお話😐
おかげで(?)かなりフレッシュな気持ちで見れました✨
皆さんは「ピノキオ」のお話って記憶にありますか?
今回はまた違った世界観の「ピノッキオ」の
レビューです😊
しばしお付き合いを~🤲
【ほんとうのピノッキオ】ってどんな話?
この映画は2019年12月にイタリアで公開され日本では約一年後の2021年11月に公開されました。
原作はイタリアの作家・カルロ・コッローディーの児童文学で 週刊雑誌掲載された「あやつり人形の物語」を改題し「ピノッキオの冒険」という本になりました。
監督はマッテオ・ガローネ・・・てかあゆさん、この方全く存じ上げておりません💦
てか、イタリア映画で言えば”ライフイズビューティフル”や”ニューシネマパラダイス”の超有名どころしか知らない・・・
それくらい、イタリア映画やイタリアを舞台にした映画をあまり見ていません💦
オハズカシイ。。。
さて、時を戻そうw🖐
今回観た「ほんとうのピノッキオ」だけではなく、ディズニー配給の映画「ピノキオ」も昨年(2022年)実写版としてディズニープラスで公開されています。
こちらはおじいさんのゼペットを名優トムハンクスが演じています。
感動する気しかしない🥹
そしてもう一つ。
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」がネットフィリックス製作でストップモーションアニメとして昨年(2022年)12月に公開されています。
この作品は「シェイプ・オブ・ウォーター」で有名なギレルモ・デル・トロ監督のもとで作られた作品。
あゆさん、予告編でしかまだ見ていないんですが(てか、見とけよ💧)若干ピノッキオが誕生した経緯が違うようです。
これも見ねばならんな😎めちゃくちゃ良さげ
しかし、なんで?
今は空前のピノキオブームなん?w
あらすじ※ネタバレ含みます
気になる方は下の↓↓↓感想から
読んでね😇
ピノッキオ誕生
イタリアのある村に暮らす大工の”ジェペット”(ゼペットじゃないよー)
ジェペットは仕事にありつけず、生活は困窮していました。
食べる物も無くお腹を空かせたジェペットは、食堂に行き「椅子が壊れてる」「テーブルが傾いてると」言っては何とか仕事を貰おうとしますが店主に見透かされ、「もうやめてくれ」と騒ぐのを止める変わりに食事を恵んでもらうのでした。
ある時、ジェペットは村にやってきた”人形劇一座”の人形を目にします。
そして、自分で人形を作って国中を周り生活費を稼ごうと思いつきます。
ジェペットは大工の”さくらんぼ親方”へ「木材を譲ってほしい」と頼みに行きます。そして親方から、立派な木材を譲り受けたのですが、実はこの木材、勝手に動いて不気味だったのであっさりとジェペットに譲ったものだったです。
ジェペットは早速人形を作り始めます。
美しく仕上がったその人形に「ピノッキオ」と名付けました。
ピノッキオに話しかけるジェペット。
すると、木彫りの人形”ピノッキオ”は命を授かり、言葉を話し意志をも持っていました。
孤独であったジェペットは自分に子供が生まれたと心から大喜びし ピノッキオを息子のように育てようとします。
しかし、好奇心旺盛で奔放なピノッキオはこの家に100年以上住んでる”おしゃべりコオロギ”に忠告を受けます。
『親に従わない子は決して幸せになれないぞ』
ピノッキオは耳を傾けませんでした。
ピノッキオを人間の子供たちと同じように学校へ通わせたいと、お金の無いジェペットは自分の着ている服を売って教科書を買い与えます。
学校へ向かう途中、ピノッキオは人形劇一座を見つけ、ジェペットが買い与えてくれた教科書と引き換えにチケットを手に入れます。人形劇を見ていると、人形劇一座の親方に見つかり、一座の人形と一緒に村の外へ連れ出されてしまいます。
ある夜。親方が食事の肉を焼くために薪が足りないと、ピノッキオを燃やそうとすると
『やめて死にたくないよ お願い、死にたくない』
『死ぬのは嫌だ、パパを独りに出来ない』
『パパには僕しかいないんだ、僕を愛してるんだ』
『パパが独りになる、お願い…』
と泣き叫びます。
可哀想に思った親方は今度は他の人形を燃やそうとしますが
『彼の変わりに僕を燃やして!』
と親方に泣いて頼み込むピノッキオに
『何ていい子だ』
心動かされた親方は 人形を燃やすのをやめ、翌朝ピノッキオに金貨5枚を渡してパパのもとへ帰るようにいって送り出してくれたのでした。
パパのもとへ
村への帰り道、ピノッキオは足が不自由なフリをしたキツネと目が見えないふりをした猫に出会います。
ピノッキオが金貨を持っていることを知った2匹は
『奇跡の草原に金貨を埋めれば金貨が実る木が出来る』
と嘘を言って翌朝森に呼び出されます。
森に向かう途中、再び”おしゃべりコオロギ”が現れ
『森へ行っちゃだめだ』
『手元の金貨をお父さんのもとへ持って帰るんだ』
『お前がいなくなり絶望し泣いているぞ』
しかし
『金貨を2000枚に増やすまでは帰れない』
というピノッキオに
『ひと晩で金持ちになれるなんて、上手い話には乗るな』
『頭のおかしなやつかペテン師のたわ事だ』
『悪い事は言わない、帰りなさい』
『いや、帰らない!』
というピノッキオに
『自分の事しか考えない子はいつか後悔するぞ!』
『もう黙ってて』
おしゃべりコオロギは最後に
『おやすみ、強盗に気を付けるんだぞ』
そう忠告しました。
『うるさい!』
ピノッキオはそういって森へ入って行きました。
するとおしゃべりコオロギが忠告した通り強盗が現れました。
『強盗だ!金貨を渡せ!!』
『嫌だ、パパに渡すんだ!!』
必死に逃げるピノッオでしたが、とうとう強盗に捕まってしまい金貨だけは取られまいと口の中へ入れました。
『木に吊るしてやる』
2匹はピノッキオを殺して口の中の金貨を奪おうとピノッキオの首を括り木に吊るして息絶えるのを待っていました。
首を吊され苦しんで居ると夜明け前、妖精の使いが現れ助け出されます。
妖精はピノッキオに事情を聞きました。
すると聞かれたことに嘘を付くたびに鼻がどんどん伸びていきました。
妖精に嘘を付き伸びた鼻を短くしてもらったピノッキオは、妖精と別れ、家へと向かいます。
しかしまた途中の町でキツネとネコに再会。
2匹は再び「奇跡の草原」に連れ出し、ピノッキオはまんまと金貨を奪われてしまいます。
やっと騙されたことを知ったピノッキオは裁判所に2匹に金貨を奪われたことを訴えますが、「この国では無罪のものが牢屋に入る」と言われ「本当は悪い事をした」そう言って嘘を付き釈放されます。
やっと村に戻れたピノッキオでしたが、村人から
『ジェペットはピノッキオを探しに海へ出た』と聞かされ 後を追って海へと行き波にのまれてしまいます。
意識を失い浜辺に打ち上げれたピノッキオは再び大人になった妖精に助け出されます。
『どうしたら大人になれるの』
『あなたには無理よ』
『人形は生まれたまま生きて そして死ぬの』
『一生人形のままは嫌だ、人間の子供になりたい』
『ふさわしい行いをすればなれるわ、心がけ次第よ』
そう妖精は言いました。
『どうすればいいの?』
『立派な人形になりなさい』
『まず明日から学校で勉強することよ』
ピノッキオは勉強をサボって妖精に見捨てられそうになった事もありましたが、猛反省して勉強を頑張り先生にお墨付きをもらうまでに。
『明日から人間になれるわ』
そう妖精に言われて喜ぶピノッキオ。
しかし、学校の友達に 学校も大人も存在しない「おもちゃの国」に一緒に行こうと誘われ友達についていってしまいます。
楽しい一日を過ごした友達や他の子どもたち。しかし、翌日にはなんとロバになってしまいます。
そう馬車屋はロバになった子供たちを売り飛ばしていたのです。
そしてロバになってしまったピノッキオはサーカス団に売られてしまいます。
ロバのピノッキオサーカス団で火の輪くぐりをやらされた時、転んで足をくじいてしまいもう使い物にならないと 海に捨てられてしまいます。
海に沈められ 溺れ死にそうになった時、妖精の力が魚を呼び寄せ 魚たちの助けでピノッキオは元の姿に戻り、サーカス団から無事去ることが出来ました。
再会
ピノッキオはジェペットを探し海を彷徨っていましたが、途中巨大サメに飲み込まれてしまいます。
真っ暗なサメのお腹の中でピノッキオは、哀れなマグロと出会います
『どうしたらいい?』と聞くピノッキオに
『諦めることだな』と答えるマグロ。
『そのうち消化される』
『自分にいい聞かせてる』
『魚に生まれたんだから海で死ねるなんて幸せじゃないかと』
『僕はここから逃げたい』
『だったら試してみたらいいさ』
その時奥の方に灯りを見つけたピノッキオ。
『さようなら、マグロさん』
『さようなら人形君、上手くいくことを祈ってるよ』
灯りの方へ歩いていくと
『パパ…』
『僕だよ…』
『ピノッキオ!』
何とそこにはジェペットがいたのでした。
『なぜここに?』
『元気か?探したんだぞ』
『ピノッキオ…やっと会えた…』
『ここは食べ物もある、一緒にも眠れる』
ジェペットはそこから逃げ出そうとは思っていませんでしたが、ピノッキオは
『パパ、ここから逃げよう』
ピノッキオはジェペットを説得しサメの口から逃げ出しました。
ジェペットを背負って溺れそうになりながら泳いでいた時、哀れなマグロが助けてくれました
『私につかまりなさい、ヒレを握ってろ』
そうして岸までたどり着けた二人。
ピノッキオは
『ありがとう』
『礼はいらないよ』
『サメの口から逃げ出せたのは君が勇気をくれたからだ』
ピノッキオはマグロにキスをしました。
涙を流すマグロ…。
『どうして泣いているの?』
『キスしてもらったのは初めてだ』
『君の名前は?』
『ピノッキオ』
『ピノッキオ、君をずっと忘れないよ、さようなら』
『元気で』
願いが叶う時
二人が歩いていると、廃屋が見つかり休憩をする事に。
しかし具合が悪くなったジェペットはそのまま寝込んでしまいます。
ピノッキオは近くの農家でミルクを分けて欲しいと頼みますがお金がなく水車を回す仕事をさせてもらう事になりました。
ピノッキオをは来る日も来る日も水車を回し続け、羊を追いお金を稼ぎ、勉強も始めました。
そんな時再び片足を失ったキツネと盲目になった猫に再会します。
キツネは「金貨を盗んだのはネコだ、でももうネコは死んだ」といいますが、その後ろを盲目のネコが歩いて近づいて来ます。
『もうだまされないよ』
『さようなら』
そう言って取り合わずに2人の元から去っていきました。
そしてまた、真面目に働いていると、妖精が現れました。
『優しい子になったわね』
『あなたの悪い行いは全て許します』
『よく考えて行動するのよ、きっと幸せになれる』
そう言って抱きしめるとピノッキオは目を閉じ妖精はそっと床に寝かせました。
やがて目を覚ますと・・・。
ピノッキオは人間の子供にになっていました。
『パパ!人間の子供なったよー!本物の子供だよ!』
ジェペットは思い切り人間になったピノッキオを抱きしめるのでした。
感想
この作品はアカデミー賞の衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされただけあって、創り込まれた世界観はとにかくスゴイ!実際に存在してもおかしくないくらいの錯覚を起こしそうになったのは、入り込みやすい性格だからかな?😅
ディズニーの印象が強いこのお話。”ダークファンタジー”という触れ込みだったのでどんなものかと思って見始めたけど、やっぱり今まで知っていたピノキオは好奇心旺盛でいたずらっ子という印象。
一方ピノッキオではわがままで自由奔放感が半端ない💦
冒頭おしゃべりコオロギ”ディズニー映画で言うジミニ―クリケット”の見た目のインパクトもさることながら、その忠告(「うるさい!」とハンマーを投げ込むピノッキオ😱「痛い」とうめき声をあげるコオロギ、、、いや、あれコオロギにぶつけたら死んじゃいますってー!
まぁ可愛げが無いと言えばない?ピノッキオ
でも考えてみたら命を授かってまだ何の経験もしたことない状態って考えると、それは仕方ないのかな?
話が進むにつれ好奇心の赴くままに行動するピノッキオ。でも端々にパパへの思いも少しずつちりばめられてはいるんですよね。
人形劇団の親方に燃やされそうになった時「パパが悲しむ」って言ったのも
「パパを独りに出来ない」って言ったのもそう。
しかも他の人形が燃やされそうになった時「代わりに僕を燃やして!」って
言ったのもピノッキオの本来持っていたであろう心の優しさですよね。
そしてキツネとネコにそそのかされていることには1ミリも気が付かず2度までも、、、
金貨を増やしたい!喜ばせたいって思うのは当然と言えば当然。
子供の無邪気さを上手く描いてるなと思いましたね。
しかし、現代においてもキツネやネコ的なずるくて悪いやついますよね?
もー見ててイライラする!w
ピノッキオは騙されたり、誘惑に負けたり、楽を選んだりという経験の中で楽をして手に入るものは無いと学んでゆくんですよね。
しかも金貨は全て持ってかれ、首を吊られ、ロバにされ、挙句海に
捨てられるてw
渡る世間は鬼ばかりやないかーーい👋でも経験しなきゃわかんないこと…
「だってしょうがないじゃないかっ」とえなり君の声が聴こえて来そうです(幻聴か?😂)
最初は「ピノッキオって苦手なタイプの子供や~」って思ってたけど、見進めていくうちに「なんだ、ええ子やん」と見方が変わっていきました。
結局人間って大人でも子供でも、経験からしか学べないもの、感じられないものってあると思うんですよね。
そして「このままじゃダメだ」と気付ける事、「自分はこうなりたい」というビジョンを持つこと。
そうそう😲
哀れなマグロ…
あんな暗~いネガティブな魚笑笑
もう、何もかも諦めてましたよね😩
でも、ピノッキオを見て生きる勇気をもらい、とっくに諦めていたサメの口から逃げる決意をします。
最後「君に勇気をもらった、君を忘れないよ」って言ったマグロ。
そしてマグロにキスするピノッキオ。
マグロめちゃくちゃ泣いてましたね😅
ピノッキオはこの冒険のような話の中で色んな出会いをしましたね。
それは自分にとって耳障りの良いことばかり言う人よりも時に耳が痛くなるような事を言ってくれる存在でした。
実はそれが本質、とっても大切だったなって思うんです。
ほら、肯定って一見心地いいけど、肯定しかしない人って「本当に自分の事見てくれてるのかな?」って思うことありません?
否定するってほどじゃないけどちゃんと見て聞いた上で指摘してくれる人がいるからこそ、大切な事に気が付けるってっこと、あると思うんですよね。
まぁ、このお話は現実からは離れているけどピノッキオがだんだん心優しく、勇敢で逞しい男の子へと成長していく姿は、もう母の気持ちでしか見れませんでした~
可愛い子には旅をさせろ
ピノッキオはこの旅ですっごい経験をしていっぱい得たものがありましたね!
最後に
ピノッキオがピンチになると出てくる”妖精”
初めはまだ少女でしたよね。
2度目は大人になっていた。
そして3度目は結構年齢加速してましたよね?
髪型は一緒だけど白い髪が増えてたし、目の下のクマも・・・
でもジェペットとピノッキオが再会した時、ジェペットが年老いてない所を見ると、妖精はすんごい速さで年齢を重ねてるような気が💦
それってあゆさんの勝手な思い込みかもだけど、ピノッキオを助ける度に妖精が自分の命を削ってるような気がして。
実はそれが気になってきっと夜も眠れなくなるので(嘘、寝れるけどw)調べてみたんですが、記述が無いんですよね~
思い込みかな?
まぁともあれ最終的に妖精に出会えたことでピノッキオは願いが叶い人間になれたんですからね。
気が付かせてくれる人の存在ってホント有難いですね。
今回、ベースのお話は何となく頭にあって観ていましたが、やはりファンタジーのなかにしっかりと”貧困”や”人間の醜さ””欲の深さ”何かが上手く描かれていて、自分の中にもいる”ピノッキオ”やなりたい”妖精”に感情移入して観れた映画でした!
他の二作も見てみたいな。
P.S.
書いてる途中眠くなり何度もピノッキオが
ピノキオになり…
ピノキオが
キノピオになり…
頭混乱しましたとさ🤣🤣
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