29歳の大晦日。2019年は「名前、性別、家、職」が変わった1年でした。

どーも。僕です。

いろんな方がSNSで今年の振り返りをしていますね。

僕も毎年大晦日の夜は実家に帰り、ひとり近所の喫茶店で今年1年を振り返っています。今もまさに近所の喫茶店にやってきました。お客さんは3人くらいしかいませんが、そんな状況が心地良いです。

そんな中で思うことは、今年ほど「大きな変化」があった1年はなかったように思います。

今年は3つの大きな変化がありました。

1つ目は「名前と性別」が変わりました
昨年の11月にタイで性別適合手術を受け、今年6月に名前は「歩美から歩」へ。戸籍上の性別は「女から男」へと変わりました。
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今年の夏は毎週プールや海と、全身が真っ黒になるまで通い詰めていました。(※ドヤ顔はわざとではありませんが、嬉しすぎてイキってました。笑)
ずっと憧れ続けていた海水パンツ1枚で海に行くという念願だった夢が叶い、僕の人生の中でも今年の夏は最もと言ってもいいくらいに幸せな時間でした。

2つ目は5年間の月日を一緒に過ごしたパートナーと別れ、「家」が変わりました。自分の一番苦しかった時期をずっと支え続けてもらい、身体の面でも国境を越えて支えてもらい、きっと彼女の存在がなかったら僕はこんな風に来年を迎えることはできなかったと思います。当然いろんな感情や葛藤はあり一時はボロボロでしたが、この5年間を支えてもらえたからこそ今があり、別れがあったからこそ、また一つ強くなり前に進むことができたように思います。

3つ目は憧れ続けて入ったミライロを退職し、「職」が変わります。
来年1月6日から、いよいよ新しい挑戦が始まります。当然不安もありますが、ワクワクする気持ちや「今回の人生のすべてをかけてでもやりたい。成し遂げたい。きっとこの先の未来に新しい道ができるだろう。」と腹の底から想い、本気で人生をかけて挑戦させてもらえることに胸が高鳴っています。

29歳の大晦日。
「名前、性別、家、職」が変わるというなんとも「変化」の多い1年でしたが、今はとても清々しい気持ちです。大変といえば大変な1年でしたが、心はまるで16歳の頃の自分に戻ったような感じです。

当時は体のことでずっと悩み、将来も何も見えず誰からも愛されることはこの先二度とないと思っていました。ずっと、自分のことを憎み、人に対しても何も本音で話せず、何かあるたびに体のせいにして、自分の存在価値も何も見いだせなかった。何のために生きてるかもわからなかった。

そんな中、たった一人の人との出会いで、一気に視野が広がり人生が180度変わった。あの日、あの時の時間がなぜか「今」蘇ってきています。

16歳の自分がずっと思っていたことは、こんな今の自分、心の底から「変わりたい」と。
29歳の自分は、自分のやりたいことをやり続けてきたことで、自然と自分も環境も「変わってきた」と。

僕のこの生き方や選択が最終どういう人生のゴールに繋がるかはわかりませんが、当時決意したこと。今考えていること。全然変わってないなーと思います。

たった1度きりの人生だからこそ、自分の生きたいように生きたい。

自分に嘘をつかず、まっすぐに歩んでいきたい。

どんな人でも一歩踏み出せば、明るい未来に出会える。

そんな会社を創りたいし、そんな人生を送りたい。

そして、いつか自分が父親になったとき、我が子が胸をはって

「お父さんの子でよかった」

と堂々と言えるような社会を作りたい。


その時に、僕は一体何を思うんだろう。

大好きな家族で出かける大好きな海水浴の海を眺めて、

僕は一体何を思うんだろう。

きっと今まで見たことのない景色、味わったことがない幸福感があるんだろうなと一人妄想を膨らませています。

その日を実現させるまで、僕は絶対に諦めない。

何度でも何度でも這い上がって、立ち向かいたいなと思います。

こんなジェットコースター人生な僕ですが、これからも温かく見守っていただけますと幸いです。

来年も何卒よろしくお願いします。

2019年12月31日  堀川 歩





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