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卒業後の葛藤

学生時代に対して自己分析も企業分析もしないで(そもそもその重要性すら理解してなかった)いたために、帰国後の就活も上手く行きませんでした。どんな企業で自分が何をしたいのか。どんな価値を提供できるのか?正直当時の自分は海外大学卒業で少し英語とフランス語が話せること以外のアピールポイントもありませんでした。今当時を振り返って思うのは決して学生時代何もしてなかったわけではない、寧ろバイトもサークル活動もしてたし、先生たちともよく交流してた。
自分がしたいこととかなりたい自分をわかってなかったから、面接中の質問に対してもきちんと回答できなかったし、アピールもできなかった。もちろん志望動機も曖昧。大体が「海外と関わる仕事がしたい」、「英語を使って活躍したい」レベルのことだった。
今となっては仕事などで求人票見ること多くて、そのたびに「海外とどう関われる仕事?」「英語使ってどんな仕事が誰とできるの?」と問いかけてる。変な言い方だけど、こう言う見方できるようになったって思うだけで自分成長したなって勝手に褒めてあげたい。

そんなこんなで帰国後の一年近くはバイトや短期派遣的な仕事しながら面接を受け続けて、落ち続けた。そんなバイトの中でも酒屋さんでのバイトは短いながらもいい人たちと出会えて未だにメッセージしたりお店行ったりして挨拶できる仲だからありがたい。

自分は留学で軸になるアイデンティティみたいなものを得たけど、それ自体がキャリアとか仕事としたいことには繋がらなくてそれが辛かった。そもそも仕事には向いてないとも思ってたしね。

何が言いたいかと言うと、留学しようが、英語少し話せようがそんなのはただの一部ハードスキルであって、それを自分がどう使いたいか、どう企業や社会に価値提供できるかってことをしっかりと突き詰めて考えないと、相手はあなたを買ってくれないってこと。

結果的に自分は2009年夏頃からMixi経由で応募した外国人向け不動産会社で1人担当外国人向け賃貸営業として、正社員デビューしました。この出会いも偶然かつ、自分が営業や不動産には決して興味がなかったんだけど、たまたま当時周りに不動産探しで苦労してる外国籍の友人や知人が多くて、自分でできることないかなって思っててこの求人と出会った。
営業スキルも業界知識もない自分をよくまあ雇ってくれたなと未だに感謝。当時の主任とは今でも食事など行く仲です。

この会社には2年弱お世話になって、その間宅建も取ったし、土曜日も隔週で働いたし、夜遅い日もあったし、まあ色々経験させてもらった。オンラインで見かけるキラキラ新卒経験とはかけ離れていたけど、いい意味で人間味のある経験ができました。

2011年以降の話はまた次回。。



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