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「子宮筋腫の手術で悩む人」にとって役立つかもしれないnote


みなさまこんにちは。柔道整復師・整体師・パーソナルコーチのAYUMIです。noteでは日々の勉強や読書の感想を「ココロとカラダを整える」ことに活かせるように書いています。

ほぼ自分のアウトプットのために書いていますが、誰かの参考になるかもしれないと思い、noteに残しています。


本日の論文の紹介

本日はこちらの論文のアウトプットです。

Uterine-Artery Embolization or Myomectomy for Uterine Fibroids

この論文を選んだ理由

私は現在40代ですが、30代の頃に子宮筋腫の手術を2回しています。
1回目が開腹手術。2回目が子宮動脈塞栓術です。

1回目の開腹手術後に新しい子宮筋腫すぐに出来てしまい、どんどん貧血が悪化。日常生活にも支障が出てきたので再び手術を提案されました。2回目の手術の術式はかなり迷いました。

当時、筋腫の場所が悪く(子宮粘膜下)腹腔鏡は難しいと言われました。
同じ場所の開腹手術は2回が限度でもう1回開腹手術をした場合、出産は難しくなるために子宮全摘出になると説明がありました。

子宮全摘出すれば貧血の苦しさから解放されることを理解していましたが、私は子宮が無くなることに抵抗を感じました。結婚も出産の予定も無かったのですが(医師からは、もしこの状態で妊娠した場合、流産の確率9割程度とまで言われました)、子宮という臓器を自分の中に置いておきたかったんです。

そこで当時の私は手術の回答を少し待ってもらい、自分で子宮筋腫の手術に関してたくさん調べました。そこで見つけたのが、子宮動脈の血流をカテーテルを用いて塞栓物質で人工的に塞ぐことで、筋腫への栄養供給を止める子宮動脈塞栓術でした。

そんな昔のことを思い出したので、書いてみることにします。

論文には何が書かれている?


子宮の温存を希望し、子宮筋腫切除術と子宮動脈塞栓術が治療選択肢となった場合の2年後の状態を比べた結果が書かれています。

対象:英国の 29 の病院で募集された合計 254 人の女性
(筋腫切除術グループ127 人、子宮動脈塞栓術グループ127 人)

この論文から学べること

筋腫切除術の方が2年後の生活の質は良好


治療意図分析では、2 年後の UFS-QOL アンケートの健康関連の生活の質領域の平均 (±SD) スコアは、筋腫切除術群で 84.6±21.5、子宮動脈塞栓術群で 80.0±22.0 でした。

という結果でした。平均を出してみると、筋腫切除術の方が生活が楽になるという結果のようです。

まとめ

2回目の手術後、私は体調良好なので「健康って素晴らしいな」としみじみ感じます。私の場合は、子宮動脈塞栓術の後に筋腫の悩みから解放されたので、子宮動脈塞栓術を選んでよかったと思っています。

もし、今手術を悩んでいる人がいる人のために、それぞれの手術の感想を書いてみたいと思います。(ここからはあくまでも私の感想です)

子宮筋腫開腹手術の感想

開腹の痕は数年経った今も残っています。私の筋腫は子宮粘膜下筋腫だったので、子宮も切って中にあった筋腫を取り出しました。

お腹を切った、子宮も切った。自分を守るためだったとはいえ、今でも後悔することはあります。【自分で自分を切る決断をしたこと】に後悔しているんです。自分に対して「ごめんね、ごめんね」と思うことは手術後は多かったです。

開腹手術は入院期間も長いし術後の痛みもあるのですが、体の痛みより心の痛みが大きかったというのが正直な感想です。私の場合は心の痛みとどう向きあていくかが術後の課題になりました。

他の臓器と違って、子宮だけは女性にしかないものですよね。物理的には子宮を切ることも他の臓器を切ることも一緒だと思いますが、私は子宮を切ることで女性である自分も切られたような感覚になってしまいました。私の場合は「それも自分」と受け入れるまでに結構時間がかかりましたし、未だに「ごめんね、ごめんね」と思うこともあります。

体の痛みに関しては、意外と大丈夫でした。お腹が切れているのに翌日には点滴ぶら下げてトイレまで歩ける自分の体にビックリしたのを思えています。

私は婦人科の手術で入院してましたが、産婦人科病棟の他の入院患者は出産のための入院だったりするので、産後のママたちも点滴ぶら下げて廊下を歩いているのを見ると、「やっぱり女性の方が痛みに強いよな」って思います。

子宮動脈塞栓術の感想


子宮筋腫の手術といったら腹腔鏡や開腹が定番だと思います。子宮動脈塞栓術をやっている病院が少なくて病院を探すのが大変だった。というのが一番の感想です。

手術自体は患者にとっては負担が少ないもので、足の付け根から動脈に径約2㎜のカテーテルを挿入するだけ。麻酔も局所だけだったと思いますし、意識がある中で行われていました。開腹の時は痛すぎて最終的には全身麻酔になったので、それを思うと楽でした。

ただ、術後(確か)24時間程度は寝返りが出来ないことが、とてもきつかったのを覚えています。寝ても起きても目の前は天井…。カテーテルを入れた部分など気にならないくらい、腰と首が痛くて辛かったです。

子宮動脈塞栓術は開腹手術と違って子宮動脈を止めているだけなので、効果は数ヶ月後にゆる〜く分かる感じでした。どうやって分かるかというと、毎月の生理の辛さが「ん?いつもよりちょっと楽かな?」という感じです。あと、生理でもないのに筋腫だったと思われるものがトロ〜っと出てきたりしてビックリした日もありました。

子宮が教えてくれたこと

子宮筋腫の原因はいろんな仮説はあるものの分かっていません。なので予防法も分からないし治療法も分かりません。

・温めましょう。
・子宮に声をかけましょう
・漢方が良いかもしれませんよ
・ストレスを軽減しましょう
・自分を許してあげましょう

子宮の本を色々読むといろんなことが書いてあります。多くが対症療法で他の臓器と違って西洋医学がなかなか通用しない臓器【子宮】。調べれば調べるほど不思議な臓器だなと思います。

だから研究が続いているんです。男性も女性もたくさんの人が子宮を大切にするために研究をしていると思うとちょっと感動します。元気な女性が増えると世の中は平和ですから♪

私が子宮に教えてもらったことは、情報を集めても集めても完全に治る治療法が無いならば、「決断するのは自分」ってことです。これってよく考えてみれば、日常生活でも大切なことですよね。

皆様は子宮と仲良くできていますか?
私は子宮に大迷惑をかけてしまいましたが、今からでも仲良くしたいと思っています。


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