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07. 湘南の工務店に決定|鎌倉の家づくりのはなし

しばらく仕事が忙しくて、家づくりブログがすっかり滞ってしまっていましたが、3月のはじめに工務店を決定し、2~3週に1回のペースで打ち合わせをするなかで、設計や間取りにはじまり、窓の位置や大きさなど、ひとつずつ決めていっています。

とても大きな決断だったので、工務店を決めた時のことも思い出して書いてみます。

・・・

3月の初めに、やっと工務店が決まりました。

前回のブログにも書いたとおり、あの後も、プランのご提案をお願いした2社、逗子のキリガヤと横浜のリモルデザインで、ものすごく、ものすごく悩みました。

どちらかを選ぶのも、どちらかを断らなければならないのもとっても難しく、毎晩のように夫婦で話し合いました。

あまりに決まらないので、それぞれのメリット・デメリットに感じる部分を紙に書き出してみたり、私と夫それぞれで「外観」「予算」「間取り」「信頼度」などの項目ごとに点数化してみたりしました。

2社のプレゼンの日の帰り道では、「キリガヤかな」と言っていた夫も、翌日あたりから「やっぱりリモルのような気がしてきた」と、日ごとに揺れているようでした。

私は私で、「実際に暮らしてるイメージがわくのは、どっちだろう?」と図面をもとに想像力を働かせて、なるべくリアルにイメージを重ねてみていました。もともと家づくりにずっとこだわっていたのが夫なので、夫にあとから後悔してほしくないという気持ちもありました。

正直なところ、点数化してみた結果は、ほとんど差がありませんでした。(じつは夫婦とも、リモルデザインが僅差で高得点でした)
そのくらい、どちらも異なる点で魅力のあるプランだったのです。

その中で、私たちのケースに限ったことですが、
とくに素晴らしいと感じたのは、以下の点です。

キリガヤ
・キリガヤのシンボリックな外観がかっこいい
・2階のベランダ案(とくに希望はしていなかったものの、子どもがいる暮らしを考えたときに魅力に感じました)
・担当の若手設計士さんの熱意が伝わってくること
・ナチュラルな雰囲気の無垢木材の家

リモルデザイン
・ヒアリング力がとにかく高い
・こちらの希望をすべて盛り込んで予算に抑えてくれた
・代表の人柄の魅力とセンス
・全体的に安定感があり、信頼できる


今までの打ち合わせを振り返って、
これから建てる家のこと、そこでの自分たち家族の暮らしを考えて、
私たちが出した答えは「キリガヤの家がいい。ただし予算内のプランで提案し直してもらうことができれば」という条件付きでした。

最終的に決め手となったのは、
見た目のかっこよさや理想や憧れだけでなく、自分たちが生活するシーンを想像した時に、より自分たちらしいライフスタイルが思い描ける家はどっちだろう?と考えた結果。ナチュラルで木の温もりを感じるキリガヤの家が好き、というシンプルな初心にたどり着きました。

でも、自分たちの決めた予算内にとても収まらない(予算内でも希望のクオリティでない)ようであれば、それはそれで前向きな選択として、リモルデザインと家づくりをしようと思っていました。

そして、夫がキリガヤの担当の方と交渉を重ねること一週間ちょっと、どうにかぎりぎりのラインに予算を収めていただけたので、キリガヤにお願いできることになりました。

悩みに悩んで決めた決断。
決定したときは、すっきり晴れやか!というより、リモルデザインに断らないといけないので、すこし重たい気持ちもありましたが、契約をしにキリガヤを訪れた時、設計士さんのとっても嬉しそうな顔を見て、初めて「ああ、やっぱりこの人にお願いしてよかった」と思えました。

この人の作品づくりを、最後まで見てみたい。
そんな思いも、私たちの中の決め手のひとつでした。


余談ですが、夫がリモルデザインに断りの連絡をした時に、代表の菅沼さんはいつもと変わらない穏やかな口調で「すてきな家が建つといいですね」と言ってくださったそうで、その優しさに泣きそうになったと言っていました。
本当に、誠実さ溢れる方です。


あれから、早くも一月半。
娘を連れて、東逗子にあるキリガヤのモデルルームにちょこちょこおじゃまして、打ち合わせさせてもらっています。

どんな家にしあがるのかな。
目標は年内完成です。

つづく ⇢


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