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08. 地鎮祭|鎌倉の家づくりのはなし

6月6日の日曜日、大安の日。地鎮祭を行いました。

家づくりをするまで、私も知らなかったのですが、地鎮祭というのは家を建てる前の土地のお清めの儀式のことです。やってもやらなくても施主次第のようですが、わたしたちはやることにしました。

これからきっと何十年とお世話になるお家だもの。無事にいい家が建ちますようにという願掛けと、いよいよ家づくりが始まるんだなという気持ちの節目になりました。

当日は見事に雨。「雨降って地固まる」って言うもんね、と、のんきに天気のことをあまり気にせず家を出たものの、いやいや期まっさかりの一歳の娘が退屈せずにおりこうさんにしていられるだろうかと少しひやひや。

新居を建てる土地が今の住まいのすぐ近所ということもあって、わたしも夫も、休日の部屋着のような普段どおりの格好でお出かけ。雨が好きな娘はカラフルなレインコートを着てうれしそうに出発!

現場に着くと、小さな雨よけのテントが張られていて、その中で神主さんが準備しているところでした。神棚には美味しそうな果物や野菜が飾られていて、その手前に草が置かれた砂山みたいなものがありました。

いよいよ、地鎮祭のはじまり。といっても20分程度の短い儀式なのですが、事前に神主さんから流れを説明されて、本番スタート。

わたしたち家族3人のほか、工務店の営業さんと設計士、現場監督の方が来てくださり、猿田彦神社の神主さんによって、地鎮祭が執り行われました。

神主さんのお祈りの言葉につづいて、鎌(かま)鍬(くわ)鋤(すき)の3つの神具で、盛砂を削るというハイライトも。設計士が鎌、施主が鍬、施行者が鋤を持って、順番に「えい!えい!えい!」という掛け声とともに、少しずつ砂を削っていくのですが、この「えい!」の掛け声は繁栄を願ってなんだそうです。

そして最後に、参列者がひとりずつ草を神棚にお供えして、お参りをして、おしまい。

淡々と行われたあっとゆう間の式でしたが、途中、神主さんの祝詞にあわせて、娘がメロディーを歌い出したり。雨でびしょびしょのブルーシートにかまわず、ちょこんと座りだしたり。マイペースな娘の様子にちょっと場が和みました。笑

印象的だったのが、現場監督の方のよく通る威勢のいい声と参拝の拍手の立派な音!(パンッ)私は声がちいさく、拍手もたよりない音しかでないので、いい音だなぁと聞き惚れてしまいました。幸先よし!

そんな感じで地鎮祭はおわり、いよいよ着工の始まりです。

つづく ⇢







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