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06. デザイン提案|鎌倉の家づくりのはなし

前回の打ち合わせから、あっとゆう間の2週間。
検討中の2社、逗子の工務店キリガヤの2回目の提案と、横浜のリモルデザインの提案が、急遽、同じ日に行われました。

まずは、午前中リモルデザインへ。

前回のキリガヤのプレゼンを受け、より具体的な家づくりのイメージが湧いてきて「やっぱりキリガヤの家かっこいいなぁー!」と、すっかりその気になり始めていた私たち。

でも、これまでのやりとりから、リモルデザインのセンスの良さも信頼していたので、どんなデザインがあがってくるか楽しみにしていました。

オフィスにつくと、いつもと同じように穏やかな雰囲気で出迎えてくださったリモルデザインの代表の菅沼さん。

菅沼さんが提案してくださった内容には、私と夫からのリクエストが、見事にすっきりとおさまった家の間取りになっていました。

吹き抜けの天井と大開口、木製サッシ、薪ストーブ、日当たりのよい書斎、客間などなど。吹き抜けをつくる分、2階の部屋のひとつひとつは小さいものの、大開口から入る陽の光がすごく気持ちよさそうな間取りでした。

それでいて、提示した予算よりものすごく上回ることもなく、このくらいなら頑張れるという範囲内の金額にまとめてくれていました。「さすがだな」と思いました。

まったく同じ内容のことを伝えても、会社や設計士が異なるとアウトプットの形もわずかに異なり、それぞれと話し合いをしながら、また気づきもあったりするので、やっぱり2社にお願いしてみてよかったなと思います。

ただ、キリガヤのシンボリックな外観にすっかり心惹かれていたこともあり、打ち合わせの段階で、リモルデザインの家の外観だけは、いまいちピンときていませんでした。

(キリガヤのプランにはなかった)吹き抜けの天井があって、予算もキリガヤより500万円以上も抑えられている。でも、外観はやっぱりキリガヤが魅力的だよね。

リモルデザインの打ち合わせのあと、そんな感想を夫と話し合いながら、キリガヤのモデルハウスに向かいました。

今回はなんと初めだけキリガヤの社長も同席!
夫がキリガヤを気に入ったきっかけが、雑誌で見かけた社長のご自宅だったという話をしていたので、施主である社長に参加してくださったとのことでした。

色々と世間話もした後、2回目のプレゼンに。
前回の打ち合わせ後、主にコストを下げるために天井をすこし下げるリクエストをしたのと、こちらから伝えていた細かな修正希望を反映させて、間取りをアップデートしてくださっていました。

私たちがキリガヤの家づくりがいいなと思う理由のひとつが、設計士の行枝さんの熱意がとても伝わってくることです。「ああでもないこうでもない」と話し合いながら一緒につくっていく過程はとても楽しいし、それはきっと年齢が近いからこその親しみというか、ベテランの設計士さんとだったら、こうはいかないのかなと思います。そして、私たちはけっこうそういう作業が好きなのです。

ただ、期待していた予算の方は・・・
残念ながら、前回からほとんど変わらず。天井をわずかに低くするだけでは、あんまり大きく減らすことはできませんでした。

細かなお見積を出してくれたので、あとはこちらで不要なものを削ってください、ということなのだと思いますが、どこを削ってよいものなのか。

正直、素人が項目をひとつずつ見てもよく分からないので、リビングなど目立つところのクオリティはそのままにしつつ、コストを抑えるための工夫というか削れる項目をいくつかアドバイスしてもらえると、本当はとてもありがたいのですが。

そんなわけで、2社のプランは出揃ってしまい、どちらかと選ばないといけない状況まできてしまいました。

どちらか片方がいまいちで、どちらかが素晴らしかったら選ぶのがかんたんなのですが、正直、本当にどちらの提案もすてきで、住みたいと思える家だったので、私も夫も悩んでいます。

ただ、今のままではキリガヤは予算的に無理なので
1.  キリガヤでコストを抑えられる方法を考える
2.  リモルデザインの外観ですてきな配色を考える
この両方の可能性を探っていくことにしました。

予算にものすごく余裕があったら別ですが、限られた予算のなかで最大限自分たちの理想を叶えたいと思っている私たちのような夫婦にとっては、いかに不要なコストを抑えて、譲れないところでわがままを形にできるかだなと思っていて、そのためには、工務店の方々がどれだけ寄り添ってくださるか、話を聞いてくれるかが最後の決め手になるのかなと思っています。

リモルデザインの品の良さやヒアリングの姿勢、良心的なお値段など、トータルの安心感か、キリガヤの家で叶えるかっこいいバスク風の外観や、若い設計士さんと一緒に工程を楽しむ家づくりか。

本当に悩みます…!

つづく


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