個人事業主の方必見！将来が不安にならない事業(起業・副業)の始め方
未来をつくる事業をプロデュース！
ビジネスコンサルティングUpdraft（アップドラフト）の加藤です。
こちらの記事は、
①.個人事業主として独立されたい方
②.収入について不安があり、副業を検討されている方
③.既に事業主として独立しているが、将来を考えて新規事業を立ち上げたい方
以上のような方にお伝えしたい
「将来が不安にならない、新規事業(起業・副業)の始め方」
をお届けしてまいります^^
１.個人事業主として起業し、最初に訪れた不安とは
まず最初は、個人事業主の不安の正体について考察をしていきたいと思います。
ここで、個人事業主として起業直後にご相談頂いたクライアントさんのお話をご紹介します。
「起業したらやりたいことができるはずが・・・」
こちらのクライアントさんは、個人事業主として独立したばかり。
会社で働いていたときは、
「目の前のお客さんの役に立てている感覚」にやりがいを感じつつも「自分のやりたいことに全力投球させてもらえない」職場の方針に不完全燃焼な気持ちがあったそうです。
個人事業主として独立し、いざ「自分のやりたいこと」に全力投球をしようとしたところ、クライアントさんは今までに感じたことのない不安に直面します。
起業して訪れた不安
・自分のやりたいことができる環境を手に入れたはずなのに、仕事に集中できず落ち着かない。
・起業したことで、知らない専門用語や難しい手続きに翻弄されてクタクタになって一日が終わってしまう。
・売上が上がらなかったり、集客が上手くいかなった日はとても落ち込んでしまう。
などなど。
そこで、クライアントさんが感じている不安な気持ちについて詳しく聞いてみたところ、
「自分がお客様(社会)に本当に必要とされてるか分からない」
「自分の収入について先行きが不安で落ち着かない」
という気持ちが出てきました。
このクライアントさんのように、不安な気持ちをお持ちの個人事業主の方は、たくさんいらっしゃると思います。
不安な気持ちは、その正体が分かると自然と解消されていきます。
次の章では、クライアントさんが個人事業主として起業して感じた「不安の正体」について掘り下げていきます。
ご自身の事業や将来について、不安を感じてらっしゃる方はぜひ、一緒に不安の正体を探っていきましょう。
２.個人事業主の不安は、他者の価値観やニーズに依存しすぎるとやってくる
会社で働いているとき、このクライアントさんは「目の前のお客さんの役に立てている感覚」を得ることができていました。
「お客様のニーズを満たせる自分には、価値がある」
その感覚は言い換えると
自分の価値を判断する基準が相手のニーズ※に依存してしまっている状態です。
※サラリーマンの方や組織に所属している方は、ニーズ＝評価と捉えていただいてもOKです。
「他人の評価」＝「自分の価値を判断する基準」になってしまうと心はとても不安定になります。
一生懸命にがんばって、自分の中でうまくいったと思っても、他人から評価されないのでは価値が無い世界では、自分の感覚を信じることが出来ないからです。
個人事業主として起業したクライアントさんに訪れた不安の正体は、相手のニーズ(評価)に自分の価値が依存していることだったのです。
起業して訪れた不安の正体
・自分のやりたいことができる環境を手に入れたはずなのに、仕事に集中できず、落ち着かない。
(→自分の価値を受け取ってくれる相手がいないと自分の価値が受け取れない)
・起業したことで、知らない専門用語や難しい手続きに翻弄されてクタクタになって一日が終わってしまう。
(→自分の出来ないことが見つかると自分はダメだと感じてしまい、そこにエネルギーを消費している)
・売上が上がらなかったり、集客が上手くいかなった日はとても落ち込んでしまう。
(→売上がない＝自分は社会のお役にたてないのでは？)
３.売上は他人(プラットフォーム)に左右される。「売上＝あなたの価値」ではない
「2021年の起業や副業として、トレンドになっているものは？」
と聞かれたら、あなた何を思い浮かべますか？
私でしたら、
Youtuber(ユーチューバー)
Uber Eats(ウーバーイーツ)
minne(ミンネ)
BASE(ベイス)
せどり
などを思い浮かべます。
こういった時代の変化に合った起業や副業は、すぐに反応が出たり、大きな売上(成果)に繋がりやすいのは確かです。
売上(成果)に繋がりやすい起業という決断は、とても素晴らしいことです。
ただ、一点だけお伝えしたいのが「売上は他人(プラットフォーム)に左右される」ということを覚えておいて欲しいのです。
どんなに最高の品質で配達するドライバーでもUber Eats(ウーバーイーツ)のサービスが世の中に利用されていなければ、売上を上げることはできません。
ユーチューバーさんも、Googleの規約に縛られていますし、Youtube全体の再生回数が減ったり、広告単価を引き下げられると収入減に直結してしまいます。
このように、ご自身のサービスを提供する際に利用するサービスのことを「プラットフォーム」と呼びます。
個人事業主や中小企業の売上はプラットフォームに依存した状態になりやすいです。
つまり、プラットフォームの好調、不調によって収入(売上)が大きく変わることになります。
もし「売上＝あなたの価値」と考えていたら、売上が0円になってしまったら、どう感じるでしょうか？
自分は、価値がないんじゃないか・・・ととても不安になりますよね。
個人事業主として起業する際は
売上＝お給料＝あなたの価値(評価)
という価値観ではなく、
売上 ＝ プラットフォームの調子 ｘ トレンド ｘ あなたの価値
と考えましょう。
「売上＝あなたの価値」ではないのです。
４.起業する事業は、流行りやニーズに左右されないあなたのやりたいことから生まれるビジョン、ミッションから探そう
先ほど例に上げた、Youtuber(ユーチューバー)、せどりやUber Eats(ウーバーイーツ)など、起業や世の中でトレンド(流行り)があるのは確かです。
ただ、起業するときにトレンドに乗っているからと言う理由だけで起業する内容を選んでしまうと、流行が終わると同時にあなたの事業も推進力を失ってしまいます。
私たち、Updraft（アップドラフト）では
起業する事業は「あなたのやりたいから生まれるビジョンで探す」ことをおすすめしています。
やりたいことから生まれる行動力やこだわりは、その人にしか出せない魅力です。
「その魅力をどうやって世の中の人たちに気付いてもらうか？」が起業する醍醐味であり、私たちが心から仕事を楽しめている秘訣だと思うのです^^
起業すること自体が目的にならないよう、起業はあなたのやりたいことを叶える一つの手段として、捉えていただくのが良いと思います。
５.副業や起業準備の段階から「あなたのやりたい」をビジョンにすることを考えよう
①.個人事業主として独立されたい方へ
個人事業主として独立する前に、「あなたのやりたいことは何か？」ぜひ考える機会を作ってみてください。
お伝えしたとおり、
流行や売上の見通しだけで起業してしまうと
・社会のニーズに応えられているかで、自分の価値を判断してしまう
・「売上(収入)＝あなたの価値」という価値観に陥りやすい
といった、不安に捉われやすい環境になってしまう場合があります。
世の中の流行は移り変わりが早く、自分が思っていたような結果を得られないことも起きますが、あなた自身のやりたいこと気持ちから生まれたビジョンに沿った起業であれば、目の前の結果が出ていないときでも前に進んでいくことが出来ます。
あなたが楽しく働けることが、立ち上げた事業を永く続けていくための原動力になります。
②.収入について不安があり、副業を検討されている方へ
副業を検討されている方も「あなたのやりたいことから始められる副業は何か？」という視点でぜひ考えてみてください。
本業のお仕事もこなしながら働く副業では、お仕事の総時間が増えてしまったり、生活の自由な時間を制限されることも考えられます。
そして、副業を将来の安定した収入源に育てるためには、何よりもご自身が無理なく続けられるお仕事であることが大切だと思います。
あなたのやりたいことを副業にすることができれば、
・やること自体が楽しいので、無理せず副業が続けられやすい
・続けることで、効率が上がり、さらに高い価値を出すことができる
という良い循環が起きます。
副業で始める今だからこそ、選択肢を選ぶ事ができます。
あなたのやりたいことが価値のある仕事に繋がる未来をぜひ目指しましょう。
③.既に事業主として独立しているが、将来を考えて新規事業を立ち上げたい方へ
新規事業を立ち上げるときも、今一度起業したときの想いやあなたのやりたいことから生み出したビジョンに立ち返ってスタートしてあげてください。
新規事業の予測は今までの事業と違い、成功するかどうかの見通しが難しいことが多いです。
例えば、少し前になりますが「今、流行ってるからタピオカが売れる！」とお店を出しても売上が予想通りにいくとは限りませんよね。
流行りを意識した新規事業は、結果がすぐに出ることを期待してしまいますので、早い段階から売上目標などのKPIを設定しまいがちです。
そして、なかなか成果が出ない新規事業は、失敗だったと認識してしまい事業が育つ前にあきらめてしまいます。
ビジョンに沿った事業は、新規事業として立ち上げ直後で、目に見える成果が出ていないときでも自身の好奇心が刺激されるので、新しい発見や気付きがあります。
この新しい発見や学びが新規事業の成長を加速させるヒントになる場合もありますし、既存事業の改善につながるケースもあります。
また、新規事業があなたのビジョンを実現させるものであるならば、そこで出会った新しいお客様は、あなたのビジョンの共感者、つまりあなたのファンとも言える存在です。
あなたの理念に共感してくれるお客様と出会うためにも、ぜひ一歩前に進んでみてくださいね^^
６.「あなたのやりたい」を社会に繋げるビジョンに変える。行動をはじめてみませんか？
ここまでの記事を読んでいただいていかがでしたでしょうか？
私たち、Updraft（アップドラフト）では、
「どんな社会をつくっていきたいか？」
「世界に何を提案していきたいか？」
「社会にどんなメッセージを伝えていきたいか？」
というあなたの中にある、
「こうありたいという未来の姿」から経営を組み立てる【ビジョン経営】
と言う考え方をクライアントさんにお伝えしています。
今回の記事を読んでみて、
「面白かった！起業前にビジョン経営の視点を知りたい！」
「起業するにあたり、ビジョン経営の視点でコンサルティングを受けてみたい」
という方はぜひ、こちらのガイダンスをご検討くださいませ^^
ガイダンスと銘打っていますが、実際にあなたが手掛けているビジネスのご相談をきちんとお伺いして、時間内もコンサルティングを体験していただけますので、ぜひお申し込みください。
今回の記事を読んでみて、
「私のやりたいことってなんだろう？」
「やりたい気持ちはあるけれど、本当にそれで起業して良いの？」
という方のために、
次回は「ビジョン（理念）とは何か」
について記事を投稿したいと思います。
「個人事業主の方必見！将来が不安にならない新規事業の始め方
」
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました^^
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