シェア
AyumiKatayama
2024年9月2日 23:26
「言海」を読むというタイトルの本の読書記録というと、誰もがこんなタイトルを付けたくなるのではなかろうか。『「言海」を読む』を読むなので、そうした。『言海』とは何か。著者はこういう。だが、それほど知られた辞書だろうか。私などは、つい最近、半世紀も生きてようやくその存在を知った。それは単に私が無知であったからという可能性もあるが、若い方はもとよりそれなりの年齢の方でもご存知ない方は
2024年2月24日 23:10
『辞書になった男』188頁以前より気にかけていたこの本を開いたのは日曜日で、その日一日でほぼ半分を読みきってしまった。翌日の通勤電車の中で、会社の昼休みで、やはり読み続けた。そうしてさしかかった188頁。その中央の段落を切った後の五行の文章。そのわずか五行の文章を読んだとき、まるで時間が止まったように感じた。時間も空間も凍りついたようで、そこにあるたった数行の文字をただひたすら凝視してい
2022年7月7日 07:30
読友さんからのコメントをそのまま引用させていただく。新明解!しかも第二版!もう、びっくり仰天である。ちなみに。読友さんはこちらにその辞書を写メでアップしてくださっている。これを見たときどれだけ興奮したろう。どれだけ眺めていたろう。嗚呼。向田邦子さんはこの辞書を見られていたんだ。そう言えば「明解」は少し引きにくい。横書きが右から書いてあるからだ。向田邦子さんは、19
2022年7月6日 07:28
いったい、どれだけの辞書で「なみだ」をひいたかしれない。だが、もしかすると、鍵は「なみだ」ではなく「なみにく」なのかもしれない。新明解第四版に「えんきょく」という表現が出てくる。【向田辞書】(上肉・中肉に対して)値段の安い肉のえんきょく表現。【明解国語辞典初版】「なみにく」なし。【三省堂国語辞典第六版】「なみにく」なし。【新明解国語辞典第四版】〔上肉・中肉などと違って〕「値段の安
2022年7月3日 07:16
向田邦子氏がこだわった「なみだ」の語釈。これが書いてある辞書が見当たらない。そういうようなことを読書メーターでつぶやいた。その時、助けてくれたのが読友さんだった。『向田邦子の本棚』そういう本があるのだそうだ。そしてそこに書いてある辞書は・・・。『三省堂 明解国語辞典』なるほど。明解国語辞典ならありそうだ。是非ともひいてみたい。が、手元に明解国語辞典がない。というよ