スウェーデンの日本食レストランで働く
スウェーデンに来てちょうど2年になる昨年12月から、ご縁があって日本食レストランで働いています。
わたしは諸事情で語学学校に通えていないのでほんとびっくりするくらいスウェーデン語が話せないんですが…
友人の紹介で雇ってもらい、わたしのカタコト&ぐっちゃぐちゃなスウェーデン語も理解してくれるオーナーさんたちのおかげでなんとか働けています^^;
もともと日本で小さなカフェを経営していたこと、飲食関連の資格(日本の)を持っていることなどを評価してもらえて仕事に繋がりました。
一般的には語学学校を修了して就活して、という流れだと思うので珍しいケースかなと思います。
ですがスウェーデンは結構コネや経験が重要視されるそうなので、同じようなパターンも無くはないのかな、と。
日本食レストランですがオーナーさんはモンゴル人家族。
10年以上前にスウェーデンに移住してきて4年ほど前から今のレストランを営業しているそう。
わたしの仕事内容としては、キッチンで調理担当の傍ら既存の日本食メニューの改良や新メニューの提案、スイーツとラテなどカフェメニューの製作です。
海外の日本食レストランって日本人からするとちょっと違う…と思うことってありますよね(笑)
そういうのをより日本の味に近づけて、なおかつ現地のお客さんも美味しいと感じてもらえる味にするのがなかなか難しい…
そもそも材料や調理器具が違ったりもするし。
そんな中試行錯誤したり試食してもらったりを繰り返していくつかデザートメニューが完成!
私の住む町はそこそこ都会な地方都市ですがストックホルムのように日本食がたくさんあるわけではないので、お客さんも日本のスイーツを見るのは初めて!という人も多いです。
あんこなんてほんと説明が難しい(笑)
どら焼きは「日本のアニメで見たことあるよ!」というお客さんもいました。
私がイチオシだったいちご大福は食感があまりウケなかったようですぐにメニューから削除…
代わりにこちらの人たちにも馴染みのあるチーズケーキを抹茶味にして出してみると大人気に!
スウェーデンはどこのカフェ行ってもチーズケーキがあるくらいなので^^;
こんなふうに日々試行錯誤しています。
フードメニューのほうもラーメンの味を少し調整したり、とんかつソースやごまドレッシングの味を改良してみたり。
夏になってからは冷やし中華もはじめてみました^^
近くに住んでいる在住歴の長い日本人の方々がすごく喜んでくださって、来てくださる日本人のお客さんが増えたのが本当に嬉しい!
みなさん「美味しくなったよね!」「このレベルの日本食がこの町で食べられるなんて嬉しい!」と言ってくださって、知り合いの日本人在住者にも広めてくださっているようで、ストックホルムや近隣の町からわざわざ来てくださることも!
スウェーデン語も使って覚える!という感じで普段使う表現はかなり使えるようになったかなと思います。
相変わらずめちゃくちゃですが雑談もできるように^^
今回商品開発に関わらせてもらえたことでもし今後就活することになってもCVに書けそうなスウェーデンでの経歴ができたことは大きいなと思っています。
将来的には起業して飲食店をしたいと思っていますが、仕入先や機材の業者さんとのつながりを作れたので、その面でもいい経験をさせてもらっているなと感じています。
日本で趣味の延長のような感じでやっていたカフェの経験が今の仕事につながっているので、いつ何が役立つか本当にわからないものだなと実感しています。
スウェーデンで永住権をとるには一定の収入が必要なので、今の仕事だと少し足りないんですが、ここから次につなげていければなと^^
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