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【発達障害と診断されるまで~退院後、息子氏保育園に入る】

 息子氏の2歳の誕生日は病院内で迎え、その数か月後の1月に退院しました。

 退院できたからと言って、すぐに生活が元通りになるわけがないのですが、当時の私はそれをしなければならないと思っていました。
 当然、できないわけです。
 さらに、息子氏が入院していた半年の間に私のことをすっかり忘れてしまっていたこともあり、激しく落ち込みました。「生きていることは迷惑」という思いが再燃していました。

 そのような状態だったので、退院後は息子氏を預けていた実家で私も過ごしました。退院当初は布団とトイレの往復しかしていませんでしたが、私のことを思い出してきた息子氏のお蔭で、薄皮をはぐように少しずつすこぉしずつ、布団から出られる時間ができてきました。

 入院中に、旦那氏が保育園の入園手続きを取ってくれたので、退院から3か月後の4月から2歳児クラスに入園しました。

 大の苦手な裁縫でものすごい時間をかけて、よだれかけやタオル、カバンなどの入園準備は何とかできたものの、いざ通園しようと思うと、送迎が怖い。先生も周りのママさんたちも怖い。連れていく体力もない。結局は、旦那氏が毎日送迎をしてくれました。

 夏祭りなどのイベントだけは旦那氏に連れて行ってもらって何とか参加しました。
 保育園からのお便りでは盆踊りなどの練習は頑張っているということを書いてくださってあったのですが、実際本番になると、息子氏はパニックを起こして私から一瞬も離れずにギャン泣き。
 自閉症スペクトラムの特性に、変化に対する苦手さがあります。今思うと、いつも行っている保育園と全く違う雰囲気だったことで混乱してパニックを起こしていたんだろうなと思います。
 年長組になるころには大泣きすることはありませんでしたが、それでも室内をぐるぐる走り回ったり、カーテンにぐるぐる巻きついていました。

 こんなことや日常のいろんなことが謎めいていた息子氏だったので、担任保育士さんに「もしかして発達障害なのでは?」ということを相談しました。

「ものすごくマイペースで、マイワールドを持っていて、でもいろんなことを知っていますし、発達障害とは違うと思いますよ」

という返事でした。
 「不思議君な行動はやっぱり私の育て方の問題なのか」と自分を責めるしかなくなり、私のうつは落ち着くことはありませんでした。

続きはまた次回^^

以上、発達障害~母ごころ当事者ごころのあゆでした(*'ω'*)

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