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コロナで変化したこと、不可逆的な流れについて

日本で初めてコロナ感染者が確認されておよそ1年半が経過した現在、今更ではありますが改めてコロナをきっかけに変化した様々な事柄を、

特に民間企業の視点で振り返り、不可逆的な流れ、未来について考え、何を学びどう備え行動したら良いのかを考えるにあたり、参考となる情報を今後複数回のnote投稿で整理してみます。

|今回のnoteでは2つのことについて書きます。

①コロナ以前に起きた環境変化とその時代の企業の動きについて
今回のコロナで起きた環境変化について(主に民間企業の視点でみた)

|結論

それぞれについて導き出される解について、まず結論としては以下の通りかと思います。(全然当たり前感がありますが、情報の整理として)

変化した企業が成長を続け生き残っている(皆さんご存知の通りかと思います)
変化への対応を行い、少しずつ各社で差が出始めている(ここでは解というよりは各社の動きの一部を列挙します)→デジタルシフト、採用、評価制度、組織体制、営業、雇用形態、働き方など

|具体例①

①についての具体例を列挙します。ただこれまで多くの記事やメディアなどで取り上げられており、今回の主目的でもないため簡易的に書きます。

・富士フイルム(写真フイルム→化粧品)
・任天堂(花札→ゲーム)
・ネットフリックス(DVDレンタル→動画配信)


ちなみに、ネットフリックスCEOリード・ヘイスティングス氏は日経新聞にて以下のようなコメントをしています。

”「我々は多くの変化に適応してきた企業だ。DVDから始めて動画配信に移り、そしてグローバル展開を進めている。かつては映画やテレビの権利を買うだけだったが、いまはオリジナルの作品をつくるようになっている。組織の効率性よりも柔軟性を重んじているということだ」
「もし効率性を大事にするならば、製造業のように社内に多くのルールと手順が必要だ。柔軟性と改革を大事にするのならば、社員には自由と責任を与えるのがよい。だからこそネットフリックスは20年の間ずっと変わり続けることができた」” 2018年12月2日「コンテンツに第3の革命 ネットフリックスCEO」日経新聞より一部抜粋

|具体例②

②については、次回以降のテーマとしても取り上げたいと考えているため、多くの観点から取り上げたいと思います。

その前に、既に多くの有識者がアフターコロナ(社会はどう変わるのか?これからの世界)についてnoteでも記事がありましたので、いくつか共有させていただきます。

・アフターコロナの後にやってくるのは、新世界です。もう元の世界に戻ることはないと思います。
・「まずビデオ会議で」ということが習慣化した中で、対面の場合、リアルで会うことの価値を人は判断するようになります。
「会わなければ重要な決定ができない」という人は、効率性の観点から負けていきます。選ばれなくなっていき。リモートでスピーディに進める人に置いていかれてしまうのです。
・これからは、大企業でも、中途入社はもちろん、新入社員に対しても募集要項の中で、「リモートの可」をうたわなければ、採用がおぼつかなくなるでしょう。アフターコロナ世界はどう変わるのか、9つの視点」より一部抜粋
1. 大変革へ「最後にして最大のチャンス」を生かせるか。 日本企業の存続が懸かる5年になる(入山)
既存の慣習、仕組みなどの「経路依存性」をすべて見直す必要あり
日本企業は働き方や人材育成などあらゆる分野で見直しを迫られており、コロナ禍を経てもそれは変わらない。むしろ、それがさらに先鋭化されたと言える。これからの5~10年は、日本企業にとって失われた平成の30年間を取り戻す大変革への「最後にして最大のチャンス」になる。企業の存続は「この時期に変われるかに懸かっている」と言っても過言ではない。すべてを見直せるこの好機を生かせる企業がはたしてどれ位あるのか。個人的には10社中2社程度と思っているが、逆に変われない会社は危機的な状況に陥る可能性が高いだろう。金融IT情報サイト「digital FIT」より一部抜粋

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▶︎採用

採用方法はもちろんオンラインになり、実際に面接などをした経験からそこまで判断材料に欠くほどの変化はなかったため、互いの時間効率、特に新卒の方の交通費など観点からオンラインは今後も継続すべきだと感じます。
(以前は地方大学から東京の会社の面接を受けるための深夜バスなどで1万円かけて何度も通ったのがいい思い出です。)

▶︎組織体制

企業の事業ポートフォリオの選択と集中が行われ、それに応じた組織体制の変化はもちろん、早期退職を打ち出す企業も少なくない印象です。

▶︎人事制度

大きな変化のひとつとして、ジョブ型雇用があり、その証左として日経新聞でも「ジョブ型」というワードの出現回数が格段に増えています。
36回(2019年〜2020年)→223回(2020年〜2021年本記事作成段階)。

副業(複業)、兼業などを認める会社やそのような人材を求める会社が多くなるなど、クラウドソーシング領域の拡大でお分かりのように、今や会社や組織の垣根を越えて日本全国、世界中の人材の力を借りる余地が大いにあると思います。

▶︎働き方

直近ではリクルートが週休3日制を導入するという内容が話題になり、働く日数、時間、そして場所などほぼすべてが変わったと言っても過言ではないくらいにあらゆることが変化しています。

▶︎雇用形態

リモート環境、ジョブ型雇用、今後も続く人材不足、などを考えた際にはこれまでの新卒一括採用はもちろん、雇用あるいは派遣などこれまでの雇用形態に囚われず、複業人材やフリーランスなど含め「人材」という大きな観点であらゆる可能性を模索する必要があると思います。

▶︎営業

これまで対面での活動が当たり前だった営業、販売活動がコロナによりオンラインでの活動を余儀なくされ、VR、zoom、ECサイトなどあらゆるITツールを活用し実際に成果に結びつけています。

▶︎その他(バックオフィス系)

対応しなければならない「量」がかなり増えた印象があり、それをいかにデジタル化、自動化し、生産性を高めるかが今後の企業成長には重要でしょう。


以上です。

次回以降のnoteでは、②の部分を中心に、「人材」「クラウドソーシング」「EC」などの領域を深掘りした内容に関する情報をお伝えできればと考えております!

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


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