【学び】超福祉展に行ってきました

こんにちは!!明日まで開催している超福祉展。。2014年から開催されており今年で最終回を迎えるそうです。今年はすべてオンライン開催ということですが展示も行っているということで足を運んでみました。

ヒカリエの8階まで登りますが、とにかくわくわくする展示品に感動が止まりませんでした。

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Seeing AI (iPhone用無料アプリ)

マイクロソフト社が開発した「Microsoft Seeing AI」カメラの機能をつかって対象物をかざすと、どのようなものか読み上げてくれるというものでした。テキストの音声読み上げ機能はすでに存在しているものの、そこに情景や動きなどが加わります。

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住所も読み込む時はそのまま読み上げるのではなく、「郵便番号は〜、住所は〜」と説明が入ります。お札をかざすと「夏目漱石」と判断してくれました。面白かったのが解説をしてくれた学生スタッフのお兄さんが、僕をかざしてみますねといって自分を急に自撮り・・・!

「黒髪の170cmくらいの21歳男性」とアプリ内のAIが説明してくれました!(本当は19歳らしいが)

このように、他にも動画も撮影でき「女の子が笑ってこちらを振り向く」など情景も音声で解説してくれるそうです。

視覚障害者に向けて、情報だけでなく目の前の情景を音声で理解できるテクノロジーは新しい可能性を感じさせてくれました。

▼ダウンロードはこちらから!

感情表現字幕システム

映像と音声をAIで解析し、内容や感情に合わせた最適なイメージのフォントで字幕を表示するシステムも展示されていました。表情とテキストの解析をして、データベースから字幕のフォントを作成するというものです。

「やばい」という言葉も、表情によって明るい「やばい」や、怯えた「やばい」などいくつものフォントを組み合わせてテロップを作成します。

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マイクとカメラに向かってしゃべると、字幕が画面上につくられます。(夢中すぎて大事な写真を撮り忘れました。画面に写真を撮るわたしがうつっています)

今後、解析がよりスムーズになったら動画作成ももっと楽になるし、YouTuberなどの動画発信者も増えるだろうなと思いました!夢がひろがりますね!テクノロジー本当にすごい!!

自然体な車椅子「ウェルツ-EV/ウェルツ-self」

車椅子・・・ときくと機能がごちゃごちゃついていて、ごついイメージ。それを払拭したオフィス用のスムーズな車椅子。とにかくナチュラルで健常者がつかっていても違和感ありませんでした。

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(画像:ウェルツ-EVのHPより)

実際に試乗してみましたが、10秒で操作を理解して乗りこなすことができました。こんな車椅子がオフィスにあったら楽しいな〜〜と。そして、足が不自由な方も自然にオフィスで業務をできるのはとても素敵だと思いました。想いやる気持ちから生まれた製品にとても感動しました。


展示品のすべてを紹介しているととんでもない量になってしまうので、気になった方はHPをご確認ください

最高に感動した展示品ベスト1はこちら「SOUND HUG」

数多くある展示品の中でわたしがとっても気に入ったのはこちらです!

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聞こえないを、
聴けないにしない。
そんな想いから生まれたのが
「SOUND HUG(サウンドハグ)」です。
抱きかかえることで、
音楽を視覚(光)と触覚(振動)で
楽しむことができる音楽装置。
聴く音楽から、感じる音楽へ。
さぁ、新しい音楽の楽しみ方のはじまりです。
(HPより)

ああああ。コンセプトがかっくいい。

聴く音楽から、感じる音楽へってなんだよ。素敵すぎる。「あなたの身体が、耳になる」っていうキャッチコピーもぞくぞくしました。

そして、実際にだっこしてみました!(写真撮ってもらえばよかった。悔しい)

その感想は・・・・


「なにこれ最高」




でしたね。抱っこしてるまぁるいボールからの絶妙な振動と、溢れるグラデーションな光がとにかく癒やされる。いや、癒やしの音楽だったからでロックとかだったらきっともっとずんずんくるんだよな。これは聴覚に障害があるないに関わらず音楽を感じたい勢はみんな買うんじゃないだろうか。

こんなふうに、聴こえないというブロックを超えて振動や光を共有できるテクノロジーは本当に素晴らしいと、できないはないんだと感じさせてくれる展示品がたくさんでした。


展示品だけではありません!シンポジウムが激アツです。

とにかくものすごい量のシンポジウム。1週間でその数はなんと72。とんでもないですね。超福祉社会に向けて、学生〜著名人まで多くの人が参加しています。

youtubeにすべてアーカイブが残るので要チェックです!
(リンク先はAスタジオです。A~Dスタジオまであります!)

【わたしが気になったシンポジウムをいくつかピックアップします】

(1)障害者、ニート、心理学者と探究する、「社会的少数」の面白さ。

(2)「ひとのこころ」が世界を変える 〜文化・芸術とキモチでつくる超福祉〜

(3)これからの教育を考える 〜特別支援教育・学び・テクノロジー・イノベーション〜

(4)〜APU生がおくる〜平成生まれのジェンダー観

(5)知的障害のイメージを変える超アート

(6)SDG's for School


いや、もう全部気になるじゃないか。ということはですよ、テクノロジーの進化や時代の変化(コロナ渦)によって福祉という領域がとにかくおっきくおっきくなっているということを突きつけられているような気がします。


・本当に学ばなければいけないことってなんだろう。
(SDG's for Schoolより)
・堅苦しいが魅力的
(「ひとのこころ」が世界を変える 〜文化・芸術とキモチでつくる超福祉〜より)

教育ってなんだろう。学びってなんだろう。やはり、自分がどのような社会を、世界をどのように生きていきたいか。想いがあってその感情にのって行動が起きる、それが社会をいい方向に変えていく。

そんなことを考えさせてくれる学びがつまったイベントです。

ぜひぜひ皆さんの興味のある分野から切り込んでいってください。気付きのメッセージがたくさんあるかと思います。

応援と感謝の連鎖を広げていきましょう。意義のある資金に使わせて頂きます。