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娘、苦手克服!体育の授業にかけられていた6つの魔法

先日『娘を救った体育の授業』というnoteを書きました。

なんとnote公式の"教育ピックアップまとめ"にピックアップして頂けました!

たくさんの方に読んでいただけてとっても嬉しかったです。

さらに嬉しいことに、『インタビュー記事も読んでみたい』とのコメントも頂き、真に受けて調子づいた私は嬉々として次女(小学3年生)にインタビューしました!

お一人からだけですが、お一人でも期待して下さるならば、私は聞きます、書きます、公開します。


*  *

さて次女に聞きました。

すると、出てくる出てくる。
ありましたよ、やっぱり。魔法。

次女は目をきらめかせて体育の授業をレポートしてくれました
それでわかった6つの魔法を紹介させてください。

魔法① 音楽がかかってる

なんと、BGMが流れているそうです。

なにそれスポーツジム?
体動かすの凄い楽しくなりそう!
と思いましたよ。

ピッ!ピッ!と
先生の笛に準じて軍隊のような空気すらある(私の小学校時代なのでやや古いですが..)従来の体育とは、全然違うイメージになりますよね。

音楽は日によって色々らしいんです。
たまに、怖そうな音楽(?)の時もあるとか。音楽がかかっているだけでちょっと心弾みませんか?

魔法② 整列!がない


体育といえば前記事でも書いたお決まりの整列。

集合!せいれーーつ!といわれ
先生の前にきちんと並ぶ。

『◯◯基準!体操隊形にひらけ!』
といわれ、広がる。

そして
先生や体育係の
『いっち、に、さん、し!』に続き
『ごー、ろーく、しーち、はーち』と準備運動をしますよね。

それ、やらないんだそうです。

先生が来て、2回ホイッスルが鳴ったら
『先生の視界に入るところに集まる』というだけ。並んでなくても、列になってなくてもOK。

はい、準備体操するから広がって〜

って先生が言ったら、周りと手が当たらない程度に子供達が考えて広がる

そこで、先生が柔軟やウォーミングアップを教えてくれるので、それをやるそうです。
その説明が楽しいし、やってて面白いみたいで色々覚えて帰ってきます。

魔法③ 下手でもいい(マジで)


次女は公園で走り回ったり、縄跳びしたり体を動かすのは大好きですが、体育は苦手だったのです。足は遅いし、縄跳びも難しい跳び方はできない。鉄棒もできないし、跳び箱もできない。

だから、失敗したり、みんなが出来ることができなかったり、怖いし恥ずかしいし、それが嫌で嫌で仕方なかったみたいなんです。

どの先生も『失敗してもいいよ』とは言うんですが、子供はやはりお友達の目を気にしますよね。

それが今は先生が、かなり真剣な表情で『間違えても、できなくても失敗しても、ぜんっぜん大丈夫!』

と、最初に言ってくれた。と。

なぜ大丈夫なのか、それは成功することだけが目的じゃないって事を最初にお話ししてくれたから、とのこと。

失敗しても『次女ー!グッドー!!!』とめちゃくちゃ元気に先生が言ってくれる。
だから、みんなもグッドー!って感じになる。

次はやるぞー!ってなるの!
って次女が言うんです。嬉泣!

勝った方にも負けた方にも、GOOD!!
上手にできた子がいたらその子にデモンストレーションをしてもらい、みんながそれを見て、なるほどー!すごーい!となる。

得意な事を前に出て見せる、すごいー!って言われたらその子はとても誇らしい気持ちになりますよね。

ここまで読んで頂いただけでも、なんかワクワクしませんか??

まだまだあるんですよ〜。

魔法④ 人の気持ちを傷つけない


先生は、すごく大切にしてるようでこの言葉をよく言うらしいんです。

体育でも
『うちのクラスは誰も笑ったりしないでしょ?思い切ってやろう!』と、背中を押してくれる。

そして、転んだり失敗しても、本当に誰も笑わない。先生はもちろん『グッドー!』

みんなは応援や拍手をするらしいです。
それは先生に言われたからじゃなくいつの間にかそうするようになったそうです。

先生はできなくても失敗しても怒らない。
でも、人の気持ちを傷つけるような態度、言動をしたとき、とても怒るんだそうです。

そのピンポイントの指導。
私に語彙力なくて切ないんですが、実技の出来不出来ではなく、指導ポイントがスポーツを楽しむというそもそもの目的を害すような言動、一生懸命な子に対する言動について指導しているんでしょうか、私はそう解釈して更に感動しました。

魔法⑤ 自ら考える、無理をさせない

コースを作ったり、障害物を置く場所、オリジナルルールなど、子どもたちに任せてもらえることが多いそうです。

ミニハードルやフラフープを使い自分たちで考えたコース。それを自分たちで走ってタイムを測って、、と自分たちで作って実践する。
それがとても楽しみだとか。

また、授業の途中でも『ちょっと頑張りすぎたから休もー』と休憩をする。休憩いらん!やる!って子は、そのまま続けていることもある。

また、お茶も飲みたいときに飲んでいいそうで『先生お茶飲んでいいですか』も要らない。

自分達で考える、自分達で作る
まだ3年生なのですが先生が子どもたちを信頼して任せてくれてるのは嬉しいですよね。

先生は大変だと思うんですけどね、先生主導の方がまとめやすいのではと思うのですが、子供達主体で進めて下さってること、さすがとしかいいようがありません。神々しい!笑

魔法⑥ 授業の感想を先生に言える

これがね!すごく楽しいの!!
と、次女が言っていたんですが、体育の次の授業で、先生が『今日の体育どうだった?』と聞くそうです。

凄いなと思ったのが、結構みんな意見を言うそうなんです。
そして更に良いなと思ったのは、子どもたちから指摘(笑)が入った時、先生は『そうか、、ちょっと直すね』とか『じゃあこうしようかな』などちゃんとディベートしているみたいです。

次女がその時、意見を言ってるのかは謎ですが、その時間が好きみたいです。

そこで出た意見に沿ってその次の体育できちんと実現するそうで、そんな事があれば子供たちも意見を自信もっていえますよね。
先生が受け止めてくれて、やってくれるんですもの。

そして、自分達も作り上げている、参加している、ただただ教えられてやらされているだけではなく、学んでいる。そこ重要ですよね。教えられる=学ぶ、ではないですね、そこに主体性があるかどうかはポイントになると思いませんか?

*  *

そもそも体育とは


何でしょうかね。

と、話を聞きながら
考えながら思いました。

だって、結局運動神経がいい子が成績いいし、運動会でもカッコいいですよね。

でも、苦手な子にとっては恥ずかしいし、成績は取れないしで最悪ですよね。

教科書も無いし、そりゃ練習したり、努力で上手くなったりもするんですが、体力や筋力、体格には差もあるし、記録で成績がついてくるんですもん、ちょっと辛い部分ありますよね。

でも、次女から聞く体育は『体を動かす楽しさ』『運動の楽しさ』を教えてもらっているような感じがします。更にそれを通して自信をつける、これでいいんだって肯定感も育まれる
苦手そうなお友達にこえをかけたり、安全に気をつけたり。

体育からたくさんのことを学べる。

とってもありがたい授業です。
先生にもインタビューしたいくらい。

* *

体育会系ってガチが多く無いですか?
かく言う私も体育会系で陸上もサッカーも卓球もやりましたが、かなりガチだったんですよね。

軽音部はあるけど、軽運動部って聞かないですよね。ちょっと軽くランとかキャッチボールとかヨガとか、そんなのあってもいいんじゃないかなと思います。


運動って生涯にわたって楽しめると思うんだけれど、小中学校で劣等感を感じてしまうと『自分、運動神経、ダメ』って埋め込まれませんかね。


本当は自分の健康作りや趣味としてのスポーツを自分に合わせて取り入れ、運動を日常化する。
その基礎、運動の楽しさを小中学校で学べるといいですよね。そうあってほしい

体育というのはなかなか奥深そうです。
深掘りが趣味なので、体育教育に関する本探して読んでみたくなりました。


* *

15分くらいのインタビューでしたが、担任の先生の体育の授業の他に、次女がこんなにアウトプット出来る事も感動。この気づきも貴重でした。

横で長女が、なにそれー!めちゃくちゃ楽しそう!!羨ましい!!
と言っていました。長女にも同じ授業受けて欲しいなって思いました。

いえ、我が子だけでなくたくさんの子供たちが次女みたいにキラキラと、体育だけでなく授業の話をおうちでしてくれると嬉しいですよね!

こんな話してましたよ、と感謝を込めて担任の先生にはそのうち伝えたいなと思っています。

私のnoteで一番長くなっちゃいました。

こんな長いの、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

読んでくださったあなたが大スキです♡♡

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