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好きを自覚すること

好きには2パターンある気がする。
①自覚している好き
②自覚していない好き

私は大抵の場合①だけど、最近②に出会うことがあった。

それは日本酒。

日本酒が好きと言うと、「あー、ついにそっちいったかー」「酒飲みやん」と少し笑われる。

それが原因だったりする。

不思議なことに、日本では、日本酒が好きと言うと、「おっさん」と言われたり。「上品」「節度を知る」「若々しい」とは異なるイメージを抱く人が多い。

米(主に酒米)と麹と水を主な原料とする清酒(せいしゅ)を指す。 by Wikipedia

文字で見るとなんか美しい。あんまり考えたことがなかったが、米と麹と水で作られる酒とか、なんか素敵やん。材料全部好き。

とにもかくにも日本酒には私達日本人の多くが知らない魅力がたくさんある。海外でも認められ「SAKE」という言葉はもはや標準語になっている。

私は、日本酒の味が好きであって、ベロベロに酔っ払うことも、飲み会で「おっ君いける口だねー!」と言われてどんどん酒を勧められることも、大して興味はない。むしろどちらかというと好きではない。

味わいながら、チミチミ飲む。これが良い(自分でも書いてて笑える)

昔から奈良漬けが好きで、大学時代に酔うためのノリで日本酒を一口飲んだ時に「あ!これ奈良漬けの味!おいしい!」と思ったが、「日本酒好きな女」へのイメージや、日本酒ってアルコール度数高そうというイメージから、日本酒好にあまり意識を向けなかった。

でも思い返せば、一度だけ行った利酒のイベントも、いつかの旅行で蟹味噌と日本酒の合わせ技した時も、ヒレ酒飲んだ時も、おいしいワインやおいしいビールにはない感動があった。

事実、やっぱり日本酒はおいしいし、アルコール度数はワインとあまり変わらない。イメージとは厄介だ。

お酒というと、ストレス発散やコミュニケーションの円滑剤としての役割が強調されがちだが、アルコールの摂取としてだけでなく、日本酒の良さ、そして様々なお酒の本来の魅力がもっと世の中に広まるべきだと思った。食育と同じように酒育も必要だ。

たまにテレビで見る「日本酒の魅力を世界に広めるために転職しました」的な人の気持ちがわかった気がした。日本酒好きを自覚した、2021お正月。

何年か前に好きなものを全部書き出す「好きの棚卸し」をしたことがあるが、またやってみようかな。あれはいい経験だった。眺めるだけでも幸せな気分になるし、自分のことを見つめ直す機会にもなる。

相対的評価と絶対評価でも違う。「好きになる閾値」も人それぞれ。「大体誰でも好き」と思う好きもある。焼肉、寝ること、デザートとか。ちなみに最近私は人より「食べること」が好きなのではないかと気づいた。

好きなもの、どんどん自覚していこう!
そうすると人生の幸せ度は高まる気がする。

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