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【シンガポール在住】外資系企業には海外駐在チャンスはなかった【キャリアについて】

新卒で就職するまで

さっそく、私自身の整理も兼ねて、これまでのキャリアをまとめたいと思います。とんでもなく長くなりそうなので、少しずつ書いていきます…。

まずは日本でのキャリアから。
私は高校までは公立、大学は私立の文学部でした。とある国の政治を研究していました。ちなみに英語とは全くの無縁。第二外国語で履修はしていましたが、毎回先生に頼み込んでお情けで単位をもらえるような(英語に関しては)怠けた学生でした…。

大学を卒業して入社したのは、とある外資系企業。しかし外資系といっても、資本だけ外資で、中身はほとんど日系企業でした。私の時は、新卒採用は英語力が不問でした。(今は英語面接あるようです)
興味のある業界に絞って就活をしていた私にとっては、外資系・日系関係なかったのですが、たまたま内定をいただいた数社のうち一番魅力的だったので決めました。
英語ができないくせに、「いつか海外で仕事してみたいなぁ」という気持ちだけはなぜか一丁前に持っていました。

入社後に知った現実

入社して1年ほどして気づいたこと…
「あれ…誰か海外駐在してる?誰もして…ない…?」
「外資系」企業の落とし穴?(あくまでも私の会社の場合です)が、外資系は海外駐在のチャンスがない
この事実をなんと入社した後に私は知ったのです。だまされたー!(だましてはいない)

私の会社は、アメリカに本社があります。ただ、世界ではかなり大きいシェアの会社のため、その下位にアジア、ヨーロッパ、北米、南米…のようにエリアごとにもリージョナル本社があります。アジアの場合は、シンガポールです。そのさらに下位に、日本、韓国、中国…などといった各国が存在するのです。

グローバルチーム(アメリカ)

リージョナルチーム(シンガポール)

カントリーチーム(日本)←今ココ!

では、大手の日系の、世界規模の会社さんをひとつ、思い浮かべてみてください。トヨ●さんでもニッ●ンさんでもホ●ダさんでもいいです!
彼らは、おそらくものすごい数の国に支社があると思います。そして、それらの支社に海外駐在として日本の本社から派遣されて行く方はたくさんいらっしゃると思います。
しかし、その逆はあるでしょうか…?逆というのは、例えば●ヨタさんの海外の支社から、日本に駐在で来るケースがあるかということです。
役職の高い方なら話は別です。しかし、経験の浅い例えば20代の方にそういったチャンスはあるでしょうか?あくまで私が日系企業に勤めている友人から聞いた話ですが、海外支部現地採用の方が日本本社に来る機会はほとんど聞いたことがないということでした。

話を戻すと、外資系企業の場合、本社が別の国なのです。私の会社の場合、アメリカないしリージョンのシンガポールです。
確かに、シンガポールや、別のリージョン(フランスとかアフリカとか)や、本国のアメリカから偉い人が日本に駐在するのはよく見ています。でも、日本から海外へ行った人はただの一人もいませんでした。
(出張ベースなら頻繁にありました)

「何のために貴重な新卒切符を使って外資系に入ったんだ…」と悲しくなったことを覚えています。
他の同期や新卒で入社した後輩も、「外資系だと思って入ったのに…」と悔しそうにしていました。彼らの中には帰国子女や留学経験が豊富な人たちもおり、世界で活躍する準備をしていた彼らの絶望はひとしおだったでしょう。

結論を先に書くと、私は入社9年目で、会社史上初めての、海外へ転籍した社員になりました。

続きます!


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