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縄跳びとオニババ

「お母さん、おはよー」
洗面所の扉の向こうから聞こえる娘の声。

その直後「ピタピタピタ」「ピタピタピタ」という音が聞こえてくる。

なんの音だろう、と思って覗くと
パジャマにボサボサ頭のまま、娘がひたすらに縄跳びの練習をしている音でした。

ある日、幼稚園にお迎えにいった時。
園庭で縄跳びをしている娘のそばで、お友達が泣いています。

てっきり、娘の縄が当たってしまったのだと思い、
お友達のお母さんに「縄が当たっちゃったかな」と確認に行くと、

「違うの。◯◯ちゃん(娘)が縄跳びができるのに、自分が跳べないから悔しくて泣いてるの」

なんと!かわいい!いいぞ、悔しい想い!ファイト!

「そうだったんだ。◯◯(娘)は朝も晩もずーっと練習してるからねー。
夜はベランダのガラス戸に自分を映して練習してるよ」

と私が苦笑いすると、そのお母さんは「◯◯ちゃんに聞いたら、練習してない、って言ってたよ」とのこと。

寝ても醒めても跳んでいるのに、練習してないとは、なんだ?
カッコつけてるのか?

と思いつつ、しばらく娘を観察してみましたが、
どうやら、本人はただ楽しくて跳んでいるだけで、それを練習とは捉えていない模様。

私は、

縄跳びを飛んでいる=縄跳びの練習

と考えていましたが、確かにそうとは限らない。

しかも、

練習=辛い、大変、一生懸命しなければならない

と決め付けている。

今だって好きで始めたことも、楽しくて続けていたことも、もちろんあります。
けれど、やがてその楽しくてしている行動に「練習」というレッテルを自ら貼ってしまう。
そうすると、今まで楽しく行っていたことも、なんだか辛く面倒臭いことに感じてしまうのです。だって、練習とは辛いものだ、と信じているから。

これって、皆さんも同じような経験ありますか?

ちょいとここらで、「練習とは辛いものだ、苦しくなければ練習じゃない」みたいな信念とはオサラバしてみようと思っています。

そして、相手(主に娘)にも「辛い練習」を強制しない!
そう、私は相手にも「練習=辛い」を強いるオニババなのですー。
オニババ撲滅活動、始めます。


☆見出しの写真は「みんなのフォロギャラリー」から川田まいこさんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます!


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