海なし県第二のブランド魚!『信州大王イワナ』のお刺身が美味しい!
長野県と言えば、海がない。
ということは、川魚はあるけれど、地元産の刺身で食べるようなお魚はないと思っていました。
でも、1つ忘れていたのです。それが『信州サーモン』です。
聞いたありますかね?
今や日本各地で地域ブランドとして盛んに生産されている「ご当地サーモン」。その先駆けが、内陸県である信州の水産業を代表するまでに成長した信州サーモンだ。国内の養殖サーモンでは日本一の生産量を誇るが、そこまでの道のりには、起伏があった。【ガン・クリスティーナ】
県内はもともと米国に輸出するためニジマスの養殖が盛んだった。だが1971年の「ニクソン・ショック」を機に需要が減り、市場を国内に切り替えたが、「魚離れ」の影響などで値下がりが続いた。活路を見いだそうと、県水産試験場(安曇野市)が94年から「地元ならではの魚」の開発に取り組んできた。養殖業者らからも「刺し身で食べられる県内の魚を」との声が盛んに上がっていた。
でもでも、もう1つ4年前に長野県が開発した第二のブランド魚があるんです。それが『信州大王イワナ』です。
(私は聞いたことすら、なかったです…)
▼新品種開発ストーリー
もう一つの“信州ブランド魚”を
信州サーモンが水産庁の承認を得たのは平成16年のことです。その後、PRの効果もあってか出荷量が順調に増えていく中で、「新たな魚の開発を」という要望も上がるようになってきました。もともと、観光客向けに提供できる、長野県ならではの魚として開発されたのが信州サーモンでしたが、それ一つだけでは物足りない、と。確かに、1種類だけでは刺し身も寂しいですし、長期滞在の人に対してはもう少しバリエーションが欲しいですよね。
また、信州サーモンは平場で水温が12、3度のところで育つので、もう少し標高が高くて水温が低いところでも育つような魚をという声が、生産者からありました。そこで新たなブランド魚の開発について検討を始めました。事前段階でアンケートを取ると、ヤマメなども挙がりましたが、やはり川の上流、最も奥にいるイメージがあるイワナが長野県の特徴を出すにも最適だろうということになりました。
長野県が8年がかりで生み出したイワナの新たな養殖品種「信州大王イワナ」の本格出荷が9月1日から始まりました。信州大王イワナは通常のイワナの倍近い大きさに成長しますが、卵を持たないため肉落ちしないまま、1年を通じておいしく食べられるのがセールスポイント。
県をあげた産業として、新品種の開発に取り組み成功している。
凄いですね。
でも普通に生活していると、この信州大王イワナに出会うことはありません。(私がいる佐久エリアの話かもしれませんが。)スーパーではまだ売っていないし、飲食店も限られたところしか卸していないとのこと。
そんな『信州大王イワナ』ですが、ジーバ共和国の運営をされているアンテナ佐久穂の力武さんが教えてくれて、食べることができたのです・・・!
(ジーバ共和国とは?という方は以下も見てみてください。)
どこで購入できたかというと・・・
『八千穂漁業』さんから買うことができました。
信州・八ヶ岳の清流で育った鮮魚の養殖と販売
八千穂漁業の養魚場は八ヶ岳の麓から流れ出る清流、大石川の水を取り入れています。大石川は夏でも水が冷たく、また上流に民家や畑が少ないので自然のままの清冽な水が豊富です。その水を取り入れ、イワナ・ヤマメ・ニジマス・信州サーモンを養殖する当社では、育成から加工まで、つねに衛生管理を徹底し、安心安全な魚づくりを心がけています。
いや~、お魚を養殖している漁業から直接買う。という未知の領域。
(魚の受け取りは妻が行ったので、八千穂漁業さんの養殖場とか見てみたかった。。。)
八千穂漁業さんのパンフレットでの信州大王イワナの紹介はこちら。
紹介してくれた力武さんに聞いたのですが、「信州大王イワナの品種開発は県の取り組み。ただ、その品種をどう育てるかは各漁業会社によって変わります。八千穂漁業さんは川の流れの中で生け簀を作っているので、川の水と変わらない新鮮な水が常に流れていて、美味しいんです。」
なるほど。
同じ信州大王イワナでも味が異なるということですね。
魚の養殖も奥が深い。
さて、いよいよ購入した『信州大王イワナ』の登場です。
氷の中から
真空パックされている大王イワナの切り身が見えてきて、
開けてみると、このような感じ。
せっかくの『信州大王イワナ』を素人の私が刺身にしていくという大変恐れ多い出来事に・・・。
(光の関係でサーモンのように見えますが、次の刺身写真で色の確認を)
ちょっと厚切りになりましたが、無事完成。
ハマチに近い見た目ですが、味も近い系統ではあるもののハマチに比べると油分が少ないけれど、味が濃くとても美味しい!
(子供と奪い合いになるほどの美味しさでした・・・!)
ほかにも昆布締めやポワレがオススメのようです。
(さすがに自分で作る勇気は出ない。)
海なし県でも、研究開発の努力によって、こんな美味しい名産品を作ることができるんですね。
とはいえ、まだまだ生産量も少ないようです。長野県内で漁業に携わっている方々の努力によって、作られている第二の信州ブランド魚『信州大王イワナ』。
また食べたい!ごちそうさまでしたー!
古民家の民泊宿を運営することに!(2022年9月更新)
改装していた古民家の民泊運営の相談を受け、この度夫婦で運営することになりました。ご宿泊の検討いただけると嬉しいです。移住や佐久・佐久穂地域周辺などのことに関心がある方であれば、お話しできればとも思います。宜しくお願いします!
▼一日一組限定の一棟貸し『古民家宿黒澤邸hanare』
https://sakuho-kurosawatei-hanare.com/
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