アラサー女子の、しぬかと思った人生初胃カメラ体験記
29歳。胃カメラを人生初めてすることに。
胃カメラ。
してきました。
両親や会社の先輩から、
「めっちゃ痛いよ」
「すっごい辛い」
とよく聞いていたので、それなりに痛いんだろうなと、覚悟してたものの。
結果からお伝えすると、
しぬほど苦しかったです。
「胃カメラ初めてだし怖いなあ」
「20代で胃カメラすることになって心配」
という方の何かしらのお役に立てば嬉しいなあということで、
一部始終をお伝えしますね。
元々の症状 と 胃カメラへの心構え
元々の私の病状は
何の前触れもなく突然食後に胃痛がするようになりました。
食後きっかり2時間後です。
そこから、ひどい時で2〜3時間胃に激痛が走り、
体を「く」の字に折り曲げてウンウンと唸って
連日35度を超える真夏にも関わらず、カイロをお腹に貼って痛みを和らげたりしておりました。
2日以上続くのでこれはおかしいと近所のクリニックに行ったところ、
胃のエコーでは特に異常は見られないので
胃カメラしましょうか。
ということで、
胃カメラの予約をして、胃薬を出されてその日は退場。
胃カメラは1週間後でした。
「早く見てくれよ〜」
とも思ったけど、
胃カメラをすると聞いて正直怖かったのと、お医者さんがそういうんだから急を要する痛みじゃないのかしら、ととりあえずその日を待つことに。
帰り際、胃カメラが未知すぎて怖すぎたので、
クリニックの受付のお姉さんと、
薬局のおばちゃんに
「痛いって聞くんですけど大丈夫でしょうか? 初めてなんです涙」
とアラサー女が声細に眉を下げて聞く始末。
だって怖いんやもん。
「大丈夫よ〜。ここの先生鼻からやろ? うちのスタッフが今までの胃カメラで一番しんどくなかったって言ってたのこの先生やで!」
とおばちゃんの自信たっぷりの笑顔に返される。
ならまあ大丈夫か、と少し安心して当日を迎えました。
いざ、当日!
施術室へ通されて、いよいよ。
順番に説明します。
1)まず鼻の通りを良くするスッとする液みたいなのを、鼻の穴から垂らされる。
シーブリーズを鼻に入れられる感じかな? そこまで強くないかもやけど。
この時点ではまだ大丈夫。なんかスッとしたな〜って感じ。
2)鼻と喉の感覚を麻痺させるジェルみたいなのを、鼻の穴から入れられる。
ごめんなさい。正直私にとってはもうこれが地獄でした。
「だんだん鼻と喉の感覚がなくなってくるけど、息もちゃんとできてるから心配しないでね。ゆっくり吸って吐いてね」
と看護師さんに言われて、え、なんかそれ嫌やな、と思うのも束の間に、そのジェルが鼻の穴へ……。
鼻腔を伝って喉の方に流れ込んで、ごっくんって飲み込むのだがそれだけでも結構苦痛。
風邪の時に鼻水が喉までいっちゃって、気持ち悪いけど飲み込むしかないみたいな感じに似てる。
この段階で、体の左側を下に横向きに寝かされます。
「もう先生来るからね〜。怖いと思うけど目は閉じない方が良いから開けて遠くを見ておいてね」
と言われ、その体勢で先生を待つ。
が、横を向いている間につばが口の中に溜まって、何気なく飲み込もうとしたら
んぐぁっっ
なんてことでしょう。
もうすっかり私の喉は麻酔が効いていて、全然飲み込めなかったんです。
いや、正確には飲み込めてたんでしょうけど、
感覚がないから食道がすっごく狭くなった感じがして、
やばい、このままではしんでしまう
とパニックに。
(こんな感じ↓)
一生懸命、感覚がない喉で息を吸って吐いて、をただ無心で繰り返す私。
でも人間って、ちょっと気になることがあったらもう一回確かめたくなるじゃないですか。
ほんとかなって。
もう一回唾を飲み込んだんですね。
んぐぁっっ ゴホゴホッ(咳き込む)
思わず横にしてた体を起こしてしまいました。
あかん。これはもう、ほんまにしにそう。
先生お願い早く来て早く終わらせて。
満を辞して先生が登場。
「おはようございます〜」
いや先生、返事できません。喉がしんでます。
「じゃあ早速やってくね〜。楽にしててね〜」
とまずは私の右の鼻の穴へ、黒いチューブが入っていく。
これか! このチューブか!
最新のやつはだいぶ細くなったらしいけど、それでも初見の私にとっては太い!
こんなもの入るんかな・・・
アイフォン の充電器のコードを3本束ねたくらいの太さはあった記憶。
早く終わってくれ〜〜と
目を開けておいてと言われた言いつけを守り、
うっすら目を開けて先生の白衣のポケットをじっと眺めてたんですが
ここで事件発生。
右鼻に入ったチューブが、一旦出て左鼻に入り。
そして出たかと思ったらまた右鼻に入っていって、先生が一言。
「あかんわ、鼻の穴が小さすぎて、これ入れたら血でそうやわ。口に変えるね」
なにーーーーーーーーーーーっ!!!
口ってめっちゃしんどいんちゃうの?!
えええもうただでさえ息しにくいのに勘弁してよ。
すでに涙目。アラサー、不甲斐ない。
3)有無を言わさず、コードを噛まないように口に白い小さめのメガホンみたいな器具をかまされます。
こんなの↓
4)さらに植物に水をやる霧吹きみたいなので、喉に麻酔を吹きかけられます。
え、それあるならさっきのジェルいらんかったんちゃうの? また違うのかな。
なんて思ってる間に、気づいたら私の口からホースが飛び出てました。
「はーい通してね〜上手上手」
私の食道に語りかける先生。
先生、返事無理よ。
1つ良かったことを言うと
麻酔が効いていたので、痛みは確かに0! 嗚咽感もなかったです。
ただ喉の感覚がないから、常に呼吸をするたびに死の淵に立たされている感じがしました。次の呼吸のタイミングではもう閉じてるんじゃないかこの喉は、とかあらぬ妄想が浮かんで浮かんで・・・。
本来なら5分程度で終わるらしいんですが、鼻から口に切り替えたので10分ほどかかってようやく検査は終了。
でも絶対10分じゃない。
個人的には息がしにくくなってから本当に1時間くらいに感じました。涙
あーしぬかと思った・・・。
以上で胃カメラ検査は終わりです。
病院やクリニックによってやり方は違うと思うので、もっときつかったり、楽なところもあるかもしれませんが、
私の胃カメラ初体験記はこんな感じでした。
検査後ですが、人によっては休ませてもらえると思います。
私は元々パニック症候群を持ってることもあり
検査終了後は、動機と手の震えが止まらなくて、しばらく個室で休ませてもらいました。
(胃カメラ通すときより、あのジェルがきつかった・・・。)
そして肝心の結果ですが、特に異常なし。
なんやそれ!!!!!!
こんなにしんどい思いして原因不明なんて・・・。
もうヤケクソです。
まあ大きな病気が潜んでなくて良かったですけど、もう絶対今後はよっぽどじゃないと胃カメラはしないと決めました。笑
(まだ原因不明ですが、もしかしたら便秘が原因かもと別の病院で言われて治療中です。ほんと、頼むぜ私の体・・・。)
もし今後胃カメラ予定の方、同じ20代だけど胃カメラ受けることになって不安な方、原因不明の腹痛がある方、
ちょっとでも予備情報になれば嬉しいです。
まあこんな予備情報あってもビビるだけかもしれないんで有益じゃないかもですが・・・(^^;)
なんにせよ、医療は日々進化してますが、
胃カメラ検査ももっともっと進化してほしいと思った夏の1日でした。
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