外野が言うのはお門違い

先日プロサッカーの試合を見ていて思いました。
もう、何回も経験して嫌気がさしたので書き留めておきます。

サッカーの試合を見ていて聞こえてきたのです。
ゴールの方ではなくサイドにボールをパスすると、「なんで前に出さないんだよ！」
ゴールに近づいているのにシュートせず他の選手にパスすると「なんでシュートしようとしないんだよ！」
周りの様子を見ている選手に向かって「もっと動けよ！」
転んだ選手に向かって「早く立てよ！」

正直そんな声を近くで聞いていたら、頭痛くなってきました。座る場所、変えました。


中がどれだけ大変かは、どんなことが起きて問題になっていて、渦中の人が何を考えて行動しているのかは、外野には見えない。
状況も何も見えていない、ただ遠目から見ているだけの外野は何もわからないだろう。全体の起こっていることの1%も見えないんじゃないかな？
そんな人たちが選手にヤジを飛ばすのはお門違いなのではないか。

そして思いました。
選手だって考えがあるんだよ。監督でもないくせに人に指図するなよ。指図する立場にないだろ。文句あるならまずは自分がやってみろ。
心の中でそう思ってずっと耐えてました。苦痛でしたよ。

応援に熱くなることはいいと思います。でもそれが度を超えると、選手をコマのように扱ってしまって自分の思いのままに動かそうとしている人がいるのが気がかり。
選手をなんだと思っているのでしょうか？？
応援してるんですよね？
はっきり書きます。選手を威圧するような言葉で自分の望みを吐き出す人を見るのは不愉快です。

相手はプロです。考えもトレーニングもなにかもプロです。とんでもない努力を積んでいます。
プロがど素人のアドバイスなんて、だれも聞きませんよ。
文句を言いたいなら内側の全てを知ってからにしてほしい。……まあ無理でしょうね。
だから言いたいことがあっても程々にして欲しいと思うところです。

ちなみにこれ、よくあるSNSの外野袋叩きとよく似てますよね。私、何も関係ない何も知らない人が当事者を袋叩きにするところを見るのが大っ嫌いなんです。

どうかそんなことが起こらない社会になりますように。


今回とても長くなりました。
お読みいただきありがとうございます。