【心療内科初診】精神科医からの助言~生き方編~
心療内科の初診で言われたDr.からの助言
これがすごくよかった
昨日は、Dr.からの助言~「適応障害編」~を書いたが
今日は「生き方編」を書きたい
「適応障害編」はこちら↓
「復職しないと、と考えてる。人のことを考えてる」
心療内科初診、まさかDr.から「休職宣告」をうけるとは思わなかったので
私は「せめて2週間で復帰はダメですか?」「職場に迷惑かけるんで…」といった
するとDr.
「もしayaさんのクライアントさんが、今のayaさんと同じ状態だったら、なんて声かけますか?」といい
私は即答で
「ゆっくり休んで。仕事できる身体じゃないから、と言います」といった
Dr.は速攻で
「なんで、それを自分に言ってあげられないんですか。
人のことばかり考えて、自分のこと考えてない。
復職しないと、と考えてる、自分の身体はこういう状態なのに」
といった
⇒Dr.に言われるとすごい突き刺さるものがある。
私は、自動的に、いつも「他者優先で」「自己犠牲」してるのだろう。
「心理士としての課題に取り組むより、人としての課題に取り組むほうがよっぽどいい」
続けてDr.
「今回、ayaさんのクライアントがayaさんに対して恋愛感情を抱いて。その行動がエスカレートして、ayaさんは恐怖心をいだいて、その場で涙した。
この出来事について、ayaさんは「自分の『動揺しやすさ』が課題だ」といった。ayaさんの上司も「あなたの『動揺しやすさ』を克服しないとこの仕事やっていけない」と注意した
でも私はこう思う
心理士としての課題(動揺しやすさ)に取り組むより、
人としての課題(他者優先で自己犠牲する課題)に取り組むほうがよっぽどいい」と
⇒この時は言ってることがよく分からなかったが、のちに続くDr.の言葉で合点がいった
「医療は持続。他者のためだともたない」
Dr.は
「ayaさんが臨床心理士を志した動機、
統合失調症を抱えたお母さんの影響があったんだろうと思う
ayaさんが小さい頃、お母さんへのケアでしんどい思いをしたから
同じようにしんどい思いをしている人たちのために、なんとかしたいと思ったのでは?
その気持ちは高尚だが
その動機だと、いつかつぶれる
医療は持続なので、他者のためだと持たない
私だってそう
「この人が可哀そう」「なんとかしてあげたい」、そういう動機づけだけで医者をすると、いつかつぶれる
ayaさん、これを機会に生き方をかえていきましょう
休職して回復したほうがいい心理士になりますよ」
⇒なんか、ガツ―ンとやられた。
適応障害の背景に、生き方の課題があったとは。
心理士やってきたけど、その動機づけがもろかったとは。
ただ、「医療は持続」という言葉がすんごい響いた。
私はDr.が推測したとおり、母の病気が影響して、「精神疾患の人やその家族の人たちはしんどい思いをしてるから、だから私が助けたい」と思い、30代に入ってから臨床心理士養成の大学院に入学した。
当時、長男が1歳で完全母乳育児をして睡眠不足だった。
が、それでも受験勉強をがんばれたのは、「助けたい」という動機がモチベーションとなったからだ。
でも、Dr.がいうように、この動機づけは持続しない。
自分が疲れてくるのだ。私は女神ではない。
「ケアテイカーをやめること。自分本位に生きること」
もはやここまでのDr.からの助言で、自分が粉砕した心地になっていた
私はすがるようにDr.に
「じゃぁ、これからどうやって生きていけばいいんですか?」と尋ねた
するとDr.
「ケアテイカーをやめること。自分本位に生きることです。
自分本位というのは、人として生まれたとき、もう本能、生命として備わってるもの。それを取り戻すことです」と
⇒おぉー なんか光を見せてくれたぞ
しかし自分本位とはなんだ?
これから探求していこう
しんどい状態ながらも、そんなことを思ったのを憶えてる
書いて思ったこと
まさか初対面のDr.から、ここまで言われるとは思わなかった
言われた内容は、もしかしたら人によっては傷つくものであったかもしれない
でも私にとっては最強のこころの薬となり、
「体調が回復したら、時間かけて生き方を変えていくことしていこう」
そう思えたのだ
このDr.に出会えて感謝
しんどい状態ながら、受診する判断能力が残っていたことにも感謝