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お味噌のこと

「あぁ、お味噌汁が美味しいなぁ」って思うとき、
私日本人だなぁ、日本人で良かったなぁ、って思う。

「味噌はカラダにいい。」

そう思って、毎日の食事に取り入れている人はたくさんいる。
(逆にお家に味噌がないって知り合いもいて、驚きましたが!)
でもその味噌は、本当に私たちのカラダの糧になるものなのか。
保育園のお便りを作る上で、難しさを感じました。

そもそも出汁入り味噌と謳われるようなアミノ酸入りの味噌は
手軽ではありますが、あまり、というかおすすめしたくないです。
特に味覚を育てている最中の子供には、本物の旨味を教えてあげてほしい。
(何度も言いますが、子供の頃の食経験で将来の味覚が決まります)

一方で、米、米麹、食塩のみで作られたお味噌であっても、その背景はピンキリ。だから、本当に選ぶのが難しい。

目に見えている原材料表示と同じくらい、いや、それ以上に作られ方を大切にしたい、と改めて感じました。

実は現在流通している多くのお味噌は、生産、加工、流通の段階で発酵が進み、パッケージが破損したり、色が大きく変化すること等を避けるために加熱殺菌やアルコール殺菌がされています。

味噌に限らず、現代は生産効率を考えて作られたものがとても多い。
それは作る側だけの問題ではなく、「手軽に」「安く」「おいしい」を求めてしまう買う側にも責任(当たり前のことなので、悪いことでは全くないと思う)はある。

売る側→売れるものを作りたい
買う側→安くておいしいものが欲しい

は、結構当たり前の流れ。(これは加工品だけだはなくて、お野菜などの生鮮食品やお洋服なども然り。)

でも安く作れるには、やはりそれなりの理由がある訳で。大体が昔ながらの作り方ではなく、機械や薬の力に頼っています。(それが100%悪いという訳ではありませんが。)
そうではないものを、みんながもっと求めるようになれば・・世の中の流れは変わりそう。
でもこんな不況な世の中。そう簡単ではないなとも感じます。

彼らの持つパワーを考えれば、本当は妥当な値段。比較対象として安い物がたくさんあるから混乱するね。

何にしても1番は、それが作られるところを見てみるのが1番かなって思う。
それが本当の食育だよね、私ももっと色々見て、経験してみたい。
知ると、妥当な価格で、意味のあるもの、大切なものだと思えるようになるかな。


そういえばこの記事の下書きを書いた後に、まさに!なことが小説に書かれていてとても嬉しかったな。


宮本照さんの、大いなる天地




第3号はお味噌についてでした。



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