「起業したい!」と周囲に言うと、応援される?止められる? メキシコ蟹の習性から知る、ドリームキラーの存在
矢内綾乃@リケ女社長です。
「起業したい!」と周囲に言うと、応援されるか?止められるか?
このテーマに関しては、体感としては、
相手に本気だと思われていないと、「頑張ってね」と言われることが多いです。
こちらの本気度によって反応が違う
起業したいとぼんやり思っているだけではなくて、動き出している、とか、お金が動いている、とか目標があり、本気なんだと相手に思われていると、引き止められることが多いように思います。
相手との関係値次第で、反応が違う
また、相手との関係値も関係している体感があります。
関係値が遠かったり、お互いに大好きとか、一緒にいたいというほどの繋がりではない場合は、「頑張ってね」「応援してるね」などと言われることが多いです。
逆に、今までしょっ中会っていたとか、とても好きで一緒にいたい場合は、「大丈夫?」「よく考えたの?」「今のままでも幸せなんじゃないの?」と言われることが多いようです。
心配しているからこそ、だと、心に刺さる引き止めです。
ただ、その「心配」のもとを分析してみましょう。
心配されるケース
自分がこれまでの人生で、自己決断をし、”言ったことをやった” ”言ったことをやった” の連続を過ごしてきた場合は、”今度も言ったことをやるだろう”と思われ、心配されないと思うのです。
ところが、今までは、人に言われないと動かない、言ったけどやらない、お金の責任を取らず、困ると親に頼ってしまう、そもそも実家に住んでいて家賃や食事の金銭的責任をとっていない、、、そんな感じで過ごしてくると、
起業と言いながら、
(誰かにやらされているだけなんじゃないか)
(次も結局やらないんじゃないか)
(責任と取り切らずに失敗するんじゃないか)
と心配されてしまうのではないでしょうか。
人は、その人が言っていること以上に、やっていることをよぉ〜く見ているものですから。
なだめられるケース
「今のままでも幸せなんじゃないの?」となだめてくる場合は、心理的に何が起こっているのでしょう。
そもそも、何をもって ”幸せ" か、は、本人次第なものです。
「今のままでも幸せなんじゃないの?」と言ってくる人は、おそらく自分の都合を言っているのではないでしょうか。
(「今のままでいたいよ」「どこにも行かないでよ」「手の届かないレベルに行かないでよ」)という悲痛で一生懸命なメッセージかもしれません。
脱出を許さない、メキシコ蟹の習性
メキシコ蟹は、ザルに大量に入っている状態で、「ガンッ」と衝撃を与えると、危険を感じて隣の蟹をハサミで挟むそうです。
その状態で、一匹の蟹が外に出ようとすると、周囲の蟹がこぞって挟み、動かないようにするそうです。
なので、ざるいっぱいに蟹を入れて、「ガンッ」と衝撃を与えておくと、蟹が逃げ出すことがなく、そのままざるに裸で市場で売られているのだそうです。
想像すると、面白い話だな、と思いました。
危険を感じて身と仲間を守ろうとする動物的反応ですが、
外に出て大きく成長し、進化するチャンスも奪ってしまいます。
[まとめ] メキシコ蟹から学ぶ、置かれている状況の客観視
蟹に限らず、このような現象は、人間社会でも見かけることはないでしょうか。
実際、私が最初に勤めていた大手の電気メーカーを辞めようとした時も(辞めるというか、簡単な仕事に転職しつつ、独立の準備をしようとし始めた時)に、社内での仲良しグループに、とてつもなく止められました。
私だけを抜いたメーリングリストまで作り、”あやのちゃんを更生させよう”活動までやっていたようです。
本人たちからすると、心からの親切心なのだろうけれど、私の判断能力を信頼していないことが丸わかりなのと、深層心理の中では、(一人抜けはさせない)という気持ちもあったのではないでしょうか。
なぜなら、2年目あたりから、飲み会の話題の中心は、会社の愚痴なのでしたから、引き留めることが理に適っていません。
動物的な反応に捕まることなく、自分のビジョンを明確にして、意思を貫いて、今の結果を作ることができたので、私個人としては、大変良い選択だったというのが結論です。
何事も、自分の人生は、自分で選択した方がいいですね。
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