クラクフ国立美術館分館スキェンニツェ

画像1 クラクフ国立美術館分館スキェンニツェ(織物会館)の赤い部屋は巨匠ヤン・マテイコ(1838-1893)をフィーチャー。『ラツワヴィツェの戦いでのコシチューシコ』(1888)は450×890cmの大作。画面構成も描写力も抜群。布や金属の質感がすばらしい。
画像2 赤い部屋では、絵を見ていろいろ考える子供向けワークショップをやっていました。
画像3 ヘンルィク・シェミラツキ(1843-1902)『ネロのたいまつ』(1876)こちらも385×704cmの大作。シェミラツキはルヴフ市立劇場の緞帳の絵を描いた画家で、レムの『高い城』にも名前が出てきます。
画像4 この絵はヤン・マテイコの『プロイセンの臣従』(1879-1882)388×785cm。1525年、ドイツ騎士団長アルブレヒトとその兄弟らが跪いて聖書に手をおき、ズィグムント1世スタルィに臣従を誓う図。メインキャラよりその他の人々の様子が面白い。マテイコは身近な人たちをモデルにして描いたそうですよ。
画像5 クラクフ国立美術館分館スキェンニツェ(織物会館)の青い部屋はユゼフ・ヘウモンスキ(1849-1914)をフィーチャー。『四頭馬車』(1881、275×660cm)は真正面から疾走する馬車をとらえて大迫力。
画像6 ユゼフ・ヘウモンスキの幻想的な小品『鶴』(1870)は私のお気に入りです。
画像7 あと個人的に好きな作品、ヤン・スタニスワフスキ(1860-1907)『ウクライナの蜜蜂の巣箱』(1895)。巣箱の形がきのこかムーミンハウスみたいでかわいい。 スキェンニツェにはほかにもポーランド美術史に欠かせない有名な作品がたくさんあるので、クラクフに行ったらぜひ訪れてみてくださいね。

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