草刈隊のおかげで花を摘む
規則正しく歩いていると、川べりの草刈隊が、いつごろやってくるのか、あのカワ(・∀・)イイ!!ムラサキツユクサはいつ刈られてしまうのか、読めるようになった。一昨年、去年は、刈られてしまった草の山から、まだ元気に咲いている紫の花を拾って抱えて持ち帰ってきた。
今朝こそは、彼らを救わねばならない。
腰にかごをつけるための紐を探していたら、ダンナに、
「お前のあの細いベルトでいいべな、早く行ってこい!」と言われ、青いチェックのワンピースについていた細い黒いベルトをかごに通す。
なるほど!落ち着く。ベルト、最強。
かごが汚れない様にビニール袋を入れ、はさみと手袋を持って、出かける。歩くのに少々邪魔だが、まあ、いい。
草刈隊、続々と集まっている。
その脇をそそくさと通り抜け、日頃、通りすがりに愛でていたムラサキツユクサの一軍に近づく。
個人的にお気に入りのムラサキツユクサ。
勢いの良すぎる周囲のイタドリをせっせとカットして陽にあたるようにして、見守ってきたかわいい子らだ。
次第に数が増え、紫のかわいい花が顔を沢山見せるようになってきた。
草刈隊の魔の手(散歩している側からは、とっても有り難い)がムラサキちゃんに伸びる前に、家に連れ帰る。
そのための今日の装備。
ベルトで固定した竹籠。
手袋をはめた手でムラサキちゃんを掴み、ハサミで切ってかごに入れる。
チョキチョキチョキ。
はい、次の群。チョキチョキチョキ。
あれ?かごがやたら重くなってきたぞ。
チョキチョキチョキチョキ。
けっこうあるな( ^ω^)・・・(汗)
今日は、フルコース(50分)歩くの諦める!
一番近くの橋で折り返すぞ!ショートショート散歩だ。
かごを腰から外して、マジメに、紫ちゃんを詰める。
もう、ベルトで支える重さじゃなくなってる。
かわいい!カワ(・∀・)イイ!!可愛い!
今、玄関がムラサキツユクサ君たちであふれている。
去年の、刈られたムラサキツユクサ君たちよりも、美しく、咲き誇っている。刈られる前に、私に摘まれて、家に持ち帰れて、本当によかった。
さて、もう一つ気になっていた花があります。
今、朝顔を植えているけれど、昼顔の種が欲しい。
来年は、朝顔と一緒に、咲き乱れさせたい。
昼顔を持って帰るのは、近くのイタドリや元気のいい植物に、これでもかと巻き付いていて、ちょっと、難しい。
強く引っ張ると切れてしまうし。絡みついているその草ごと、ハサミで切り取って、歩きながら絡みを取り除いて捨てたりしながら。
2日間、フルコース散歩を諦め、家に昼顔も持ち帰った。
今朝は、もう、花は摘まないとフルコース散歩の勢いで歩いてみたら、昨日、咲き誇っていた昼顔はすべて、刈られていた。
仕方が無い。すべては救えない。
なんかこの状況。
人間に例えたら、あんな大災害にあったのに、生きている人も死んでいる人もいる、みたいな状況だけど。
ちょっと自分が神様みたいな立場だけど。
でも刈られたら刈られたで、さらにたくましくなって蘇るのが植物だから。どっちでもいいことにしよう。