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1人の時間✧♡

 私にとって1人の時間は、自分の部屋に閉じこもって絵を描く時間だ。

 春になったら始める予定のウォーキングの時間も1人の時間だし、旦那と毎朝出かける温泉も、入るときは男湯と女湯に分かれるから、1人の時間だ。
 温泉に出かける車の中でも、旦那の運転する車の助手席で読書、これも意外に1人の時間だ。

 それ以外の時間もnoteの記事を投稿していたり、他のnoterさんたちの記事を読んだりコメントしたりと、旦那と共に居間にいるけれど、1人の時間だ。
(今、これを書きながら、どんだけ、旦那といない?とこれはこれで心配になってきた。心の中ではいつでも一人ではないか?)

 旦那からは「カチャカチャ君」と呼ばれる。

 それは、キーボードを打っている私の様子から。

「カチャカチャカチャカチャチャチャチャかちゃ( ^ω^)・・・」

と、たまにダンナが声に出して揶揄するぐらい、私はそうしているらしい。

 最近、絵を描くことにハマってきたので、noteを見る時間を減らそうと思う。3月で、ほぼ自分の目標としてきた365日連続投稿が終わる。
 そうしたら、記事の投稿は一日置きとかにして、絵を描くことに時間を費やす予定である。
 noteを見るのは一日おき、ぐらいでいいという気持ちになってきた。

 絵を描きたい気が大きくなってきた。

 スキされてもスキしなくなる可能性もあるが、方向性は間違っていない、自分は、もっと先に、表現したいことがあるのだ。

 私の好きな本でジュリア・キャメロンの「ずっとやりたかったことをやりなさい」という本がある。
 30代か、40代か、仕事でへろへろの日々、ふらふらと書店で手に取ってしまった本だったが、この本は大正解だと思った。原題は「The artist's way」って本で、GLEEのドラマにも出てきたぐらいたぶんメジャーな本だ。
 創る人になる側のいろいろなエクササイズが書いてある。

 実行すると、超、効果がある素敵な本だと私は実践して思う。

 この本のいい所は、芸術をする人を責めたり脅したりしない。
 世の中にありがちな芸術を選んで野垂れ死ぬか、公務員になって安定した生活を送るか、みたいな二択を迫らない。

 むしろ、神はあなたの創造的行為を喜んでいて、あなたがその道を選んでビルからジャンプすれば、神が網を張って受け止めるだろうという心地いい言葉が並ぶ。こんなに創る人の味方の本は初めてだ。

 目が覚めて、まだ意識もうろうとして、自分をジャッジするきびしい脳みそが目覚めていない時間帯。大学ノート3P日記を書けとこの本は言う。私も何年にもわたってやってみたのだが、これは面白い。
 くだらない思い浮かんだどうでもいいことを書きなさい。
 今日はあの仕事があるユーウツ!とか、ご飯の支度何にしようとか、書いていい。それを作者は脳の排水と言う。ところが、大学ノート3Pの分量は、どうでもいいことは3Pも書けず、次第に、自分の奥底の気持ちとか、楽しい話が自然に掘り出されてくる。

 しかも、毎週、楽しいエクササイズが用意されている。
 他人に笑われなかったとしたら、やりたい職業を10書けとか言われる。すると、思ってもみなかった仕事が出現する。「ダンサー」とか「庭師」とか。その質問で、初めて、ああ、他人の目を気にしてる、自分には無理だと思って、その仕事を選ばなかったんだと気づく。

 この本は、アーチストになろうとする人にとても気持ちのいい本であるが、作者が言うには、自分の中には、まだアーチストになっていない、アーチストチャイルドがいるというのである。
 それはまだ子供で、臆病で、成長していない。
 彼や彼女を育てる必要があるのだ。
 大学ノート3Pの日記をモーニングページと言って、毎日やりなさい、と書かれているが、それと同時に、週に一回は、自分の中のアーチストチャイルドと、デートをしなさいとある。

 それは、綺麗な石を拾ったりすることでもあるし、散歩したり、ふらっと入ったレコード店でCDを買って見たりすること、素敵な雑貨屋で、雑貨を観ること、つまり、世間的には、それって何の役に立つの?みたいな行動のことだ。この本には、貴方の中のアーチストチャイルドを満足させ、喜ばせるために、彼女の好きなことをやりなさいとしっかり書いてある。

奈良美智のクロージングで撮影

 奈良美智の描いてある作品が共感を呼ぶのは、彼の描いている絵が、彼のアーティストチャイルドだからではないのかな?と思う。
 彼はたぶん自分の中のその子供の声を聴いて、その静かな時間を膨大に一人きりで過ごして、作品を作っていると感じるのである。

 奈良美智だけじゃなく、我々、普通の人々も、自分の中のアーチストチャイルドと遊んで、彼らを満足させる必要がある。

 1人の時間とは、まさに、そういう自分の中の子供と遊んでいる時間と言うか、やらなければならないことを脇に置いて、自分が最もやりたいことをやっている充足している時間のことを言うのではないか?

 そして魂を喜ばせて、自分自身が最も自分自身である姿を表現していくと、神様が喜んで味方する。

 虎吉さんがブックホテルに行って、素敵な時間を過ごしたという記事を読んで、その本のことを久しぶりに思い出した。

 とてもいい本なので、自分の本心がわからずもやもやしてる人は、本を買って実践してみてください。

 自分を発掘するインディジョーンズになれます✧♡
(読書感想文?😊)
 



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