マガジンのカバー画像

蛸を食べる

29
タコ料理専門店のマスター(私自身)が国産の生タコを20年以上扱ってきたという『生きた経験』からタコについてアレコレ思いつくままに書いたとりとめのない話です。
運営しているクリエイター

記事一覧

”蛸を食べる” 目 次

【はじめに】【きっかけ】【タコとはどういう生き物】   ■生物学上の分類 ■進化 ■寿命…

【はじめに】

 皆さんご存知の通り、日本は世界で最もタコを食べる国です。一昔前は、世界の消費の約6割を…

【きっかけ】

 京都のビジネスと商業の中心、四条烏丸。そこから一本南の筋、綾小路通を烏丸通から西に5~…

【タコとはどういう生き物】

 さてさて基本中の基本。タコとはいったいどういう生き物なのか? そこのところを確認してい…

生物学上の分類・ 進化・寿命

< 生物学上の分類 > タコは生物学的に頭足類と呼ばれます。軟体動物門頭足綱に属する動物の総…

心臓と脳・性別と生殖

< 心臓と脳 >  はい、次は心臓と脳について。まず心臓ですが、『3つある』という研究者がい…

タコの種類・タコの旬

< タコの種類 >  では次のお話。タコの主な種類について。世界にはタコは200だの300種だのと書きましたが、なんと言ってもマダコですら変な姿と生態。同じ仲間でも、マダコと似たタイプからエイリアン? を連想させるようなかなりの変わりモノもいますが、ここでは日本近海に生息し食用となるもので、マダコ以外のものを取上げます。  先ずはミズダコ。世界最大のタコ。身が柔らかく水っぽいことからその名が付いているそうです。オオダコとも言われます。日本では東北から北、アラスカやカナダ、

スキ
4

タコの天敵・タコの漁法・タコの再生能力

< タコの天敵 >  続いて、天敵。これは多くの人が知っていますね。そうウツボです。タコもウ…

〖余談〗の時間 その壱

(真面目な話⦅そうなのかな?⦆ばかりだと何ですので、ちょっと店であったエピソードなんぞを.…

【タコの文化的側面】

 次は歴史や伝承、文化的側面からです。先ず、その名の由来から。諸説ありますが有力なのが『…

〖余談〗の時間 その弐

とある暖かい晩春の日、昼下がりの午後、陽光がちょっと眩しい日でした。 私の店は常に『でき…

【イカとの違い】

犬と猫のように、違う生き物だけどやたら比較されるタコとイカ。もちろんこれも思いついたこと…

〖余談〗の時間 その参

 私は京都生まれの大阪育ち。幼稚園入園くらいから高校生時代まで、大阪府の東大阪市で暮らし…

【産 地】

 タコ(マダコ)の名産地は全国に結構あります。兵庫県の明石は特に有名ですが西日本では岡山の下津井、広島の三原、山口の周防瀬戸、熊本の天草、中部は愛知の日間賀島、東日本では宮城の志津川といったところがよく知られています。私が西日本以外の産地をよく知らないだけかもしれませんが、確かに瀬戸内海が目立ちますね。特に有名な明石のタコなんか現地では『立って歩く』と言ってそのブランドを強調していることがあります。その理由は潮の流れが早く岩の起伏が大きいため踏ん張って生きているからだそうです