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【映画02】ボヘミアン・ラプソディ(2018)

メインアカウントの記事でも書きましたが、最近英語の勉強として『ボヘミアン・ラプソディ』を観返しました。

映画館では4回観に行きましたが、Blu-rayも買った上に配信サービスでも観ているのでもう何度も視聴している作品。何回観ても飽きることのない素晴らしき名作です。


※この記録にはかなりのネタバレを含んでいますので、ご注意ください。



◆概要

今も活動している世界的有名なバンド、クイーン。そして、そのボーカルであり今は亡きフレディ・マーキュリー。バンドの歴史やフレディの波乱万丈な人生を史実を織り交ぜながら描いています。中でもあの伝説的なライブ・
エイドを再現した映像は必見です!


一番の見どころはクイーンの音楽

この作品を観る前、クイーンのことはもちろん知っていましたが、バンドの歴史やフレディについてあまり詳しくは知りませんでした。
そんな俄かなファンでも十分楽しむことができたこの作品。バンドやフレディの歴史も惹きつけられるポイントではありますが、やはり一番はクイーンの素晴らしい音楽です。
1曲1曲が愛しくなってサウンドトラックを購入するほどでした。

そして、書かずに終われないのが、やはり最後20分間のライブエイドのライブシーンです。
家族にステージからキスを送るフレディ。
フレディにマイクを渡す若いスタッフ。
「Radio~♪」と口ずさむマイアミ。クラップする観客たち。
家のテレビでクイーンを聞いているフレディの猫たち。
「エーオ!」が長すぎて思わず笑ってしまうステージ下のスタッフ。
ノリノリのステージ高所にいる若い二人組のスタッフ。
カメラマンにちょっかいを出すフレディ。
100万ポンドを達成する瞬間。
肩を組みながら涙する観客。
最後、フレディがメンバーのほうを振り向く姿まで。
演奏された曲や細かいところを含め、あの20分間の全てが大好きです。

俳優さんがご本人そっくり

本家のライブエイドと映画の比較動画を見つけました。

この動画を見ると、フレディを演じたラミ・マレックの動きの再現具合に脱帽です。かなり研究したんだろうなぁ。
しかも、Blu-rayの特典映像にあったビハインドを見ると、作品の中でライブエイドの撮影が一番最初だったとのこと!!だんだん寄せていったわけではなく、初っ端からこれだったなんて。俳優さんってすごいです。
ギターのブライアン・メイから「自分たちかと思った」と太鼓判を押されたのだとか。
当時のファンの方々からすればかなりテンションの上がったことでしょう。

何度も観ることでより好きになる

最初に観終わったときはとにかく最後のライブエイドのシーンに感動していました。魂をすべて持っていかれてすぐさま「また観たい!」と思ったのですが、観る回数を重ねることで新たな気づきが増えていきました。
クイーンは家族。途中で離れることを知っていれば仲のいいシーンは微笑ましくなりますし、喧嘩していても音楽でまとまるところが好きになりました。一方で、フレディの孤独が胸に迫ってくるときもありました。メアリーも離れていき、ソロで活動するようになってメンバーとも離れ、側にいるのは裏切り者のポールだけ。そんなときに病気が発覚したフレディの気持ち。自分だったら耐えられないでしょう。クイーンが居てくれてよかった。ジムがいてくれてよかった。
あと、何度も観ているうちにマイアミがとても好きになりました。なんだかんだクイーンを助けてくれるかなり重要な存在。最後のライブエイドのシーンで彼が映ると思わず笑みがこぼれてしまいます。

◆総評

前述のとおり、私は映画を観るまでクイーンのことは詳しく知りませんでした。有名な曲は知っていましたが、ステージでのパフォーマンスが観たことがなく、フレディ・マーキュリーがどんな人なのか興味をもったことがありませんでした。
でも、今回この作品を通してステージでのパフォーマンスを観たことで、あれだけ多くの人に今でも愛されている理由が分かりました。なぜ人々が彼の魅力に惹きつけられるのか。きっと私がもう少し早く生まれていたら確実にファンになっていたことでしょう。
たとえアーティストがこの世からいなくなってしまっても、愛はなくならないことをこの作品が教えてくれました。
それに作品はずっと残っていくので、これからも気が済むまで観続けたいと思います。

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