長富彩

ピアニスト。私が出産、演奏活動復帰等で得た経験談や現在の子育てとの両立のあれこれが皆様…

長富彩

ピアニスト。私が出産、演奏活動復帰等で得た経験談や現在の子育てとの両立のあれこれが皆様のお役に立てたら幸いです。note限定の演奏動画、お子様の為の音楽動画もup予定です。

最近の記事

私を楽にしてくれた「頑張りすぎ」という一言

これまで何度かブログで、産後急に始まった自律神経の乱れによる急な吐き気等の発作について記してきました。(病院でそう診断していただきました) https://ameblo.jp/pianoayanagatomi/entry-12654573651.html?frm=theme 処方していただいた漢方で芯から整えてみたり有酸素運動、ヨガをしてみたり。御守りがわりに頓服安定剤を持って出かけたり。初めての経験だったので私にとっては辛い一年間でした。 病気というわけでは無いし、同じ

    • ブルグミュラー 25の練習曲 5番から8番 演奏と解説

      第二回目となりますブルグミュラーの配信です。演奏と解説で全29分の動画となっております。 ご購入下さった方達から嬉しいお言葉、励ましを沢山頂き私としても益々やりがいを感じております。 このようにお子様がピアノを学んでいく中で多くの場合は経験するであろう曲集を全て極めていくのは、大人になった今だからこそ難しさも感じ想像以上に充実した勉強の機会を与えられました。 一つは、楽譜に忠実な中で如何に表現を広げていくか、そのバランス。 また一つは、基礎的なテクニックであるからこその細

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      • (有料)ブルグミュラー25の練習曲(ワンポイントアドバイス含む)配信始めます。

        noteを始める時から考えていた事。 それは多くのお子様達が触れるであろうピアノ曲と改めて真剣に向き合い私なりの解釈を音にし、今ピアノを習われているお子様も含め多くの方に楽しんでもらい、曲の素晴らしさを感じて頂けたらということでした。 子供の頃にはただただ譜面に書いてある音を奏でていく事に一生懸命になりなんとなく過ぎ去っていってしまうような事もあるかと思いますが、少しでも豊かな思いで奏でてもらえたら、また、幼少時に弾いた思い出の曲を違った形で新たな魅力に触れてもらえたら嬉

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        • まさかの風疹の抗体値〜妊娠初期後半から中期

          妊娠4ヶ月目になると、今回は無事に出産まで辿り着けるのではないかという希望が生まれ、沢山予定されていた本番に向けても身体の不安が減り更に幸せな気持ちで音楽と向き合えるようになってきました。その時期は丁度徳島県で徳島交響楽団の皆さんとラフマニノフのピアノコンチェルト、“パガニーニの主題による狂詩曲”のコンサートがあった時期です。リハーサルと本番、2回ほど車とバスで向かうことになっていました。つわりの症状が全くなくなっていたわけではなかったので道中吐き気が起こらないか、もしそうな

        私を楽にしてくれた「頑張りすぎ」という一言

          妊娠初期の演奏活動

          前回の記事に続き、今回は妊娠初期の前半(二ヶ月〜三ヶ月)についてです。妊娠中の体調の事は本当に人それぞれだと思うのですが、私なりに演奏活動をする中での妊娠について経験した事感じた事を書いてみます。 妊娠については過去に何度か辛い出来事がありました。今回もどうなるかわからないという気持ちがあったので仕事関係ではマネージャー1人だけに報告するに留めました。 妊娠が発覚したのは7月の終わり。まだ超初期段階で(妊娠5週くらいだったんじゃないかな)、ちょうど数日後がプリンセスコンサー

          妊娠初期の演奏活動

          悔いのない選択

          “ピアニストとしてまだこれから勉強しなければならない事だらけなのに子供を育てながら練習して納得いく演奏を目指すなんて、どちらもそんな甘っちょろいものじゃない” という意見もあるかと思います。 私も悩みました。 23歳の時にデビューさせて頂いて演奏家としてのスタートラインに立ったものの勉強する事が山ほどあった20代、30代(勿論これからも)。 そんな中良い御縁に恵まれ27歳の時に結婚しました。結婚後も最初の数年は子供はまだまだという思いもありましたが年を重ねるにつれ、やはり

          悔いのない選択

          演奏家として母として。

          十代から数年間ブログを毎日書いていました。まだ高校生〜留学生という自由人だったので思いのままに書いていました。 ピアニストとしてお仕事を始めるようになってからの私は自分の感情を言葉にする難しさを感じ TwitterやInstagramで最低限のお知らせはしてきたものの自分の感情を言葉にすることを控えるようになりました。そんな余裕も無い程ずっと演奏の悩みだけで一杯一杯だったというのも正直なところです。 現在YouTubeやオンライン配信が全盛時代を迎え、またnoteやブログ

          演奏家として母として。