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当たり前の朝が、ちょっと幸せになった

6時半を告げるアラームが鳴る。まだ起きたくない。

朝陽が良く入る角部屋。真っ白なシーツに、0歳の頃からずっと使っているミッキーマウスのタオルケット。そして隣には、わたしの鳴らすアラームで目を覚ました旦那。

「嫁~起きるんやで~」

そう言いながら、わたしの開いてるのか開いてないのかわからない目を強引にかっぴらいてくる。「んん~」って迷惑そうな声を出しつつも、こうして旦那に起こされるのは嫌いじゃない。

アラームを止めて「よし、起きるぞ」と心の中で覚悟を決めて、えいやっと起き上がる。腰まで伸びた髪の毛をひとつに束ねながら、洗面所に向かう。朝一番にまず歯を磨くのが、わたしの譲れない習慣。朝ご飯を食べる前に磨くのは、寝起きのなんだか気持ち悪い口の中に食べ物を入れたくないから。

カーテンを開けて、お部屋に太陽の光を取り込む。パジャマにしているユニクロのリラコと登別温泉で買ったバックに大きく「ゆ」とプリントされたお気に入りのTシャツを脱いで、仕事着に着替える。ブラウスに、ひざ下丈のスカート。いつも履いているユニクロの紺のスカートは、履きこごちが良い上にポケットまでついているから、とっても機能的。常にハンカチと携帯を持ち歩きたいわたしにとって、ポケットがあるスカートはポイントが高い。あまりにもお気に入り過ぎて、同じスカートを2枚持っている。

洗面所に戻って、メイクとヘアアレンジ。今日は暑くなるらしいから、髪の毛はおろさずに、編み込んでバックでお団子にしてスッキリと。顔周りの髪の毛はゆるく巻いて、マスクをしていてもおしゃれに可愛く見えるように。

こうしてわたしが身支度をしている間、旦那はひとりキッチンに立って、ふたり分のお弁当を作ってくれている。洗面所からリビングに戻ってくると、なんとも良い匂いが漂っていた。
彼がお弁当を作る横で、お気に入りの有田焼のコップにコーヒーを注ぐ。牛乳4に対して、コーヒー1の割合がわたしの中での最適解。朝食はサッと済ませたい派なので、ヨーグルトを手早く食べる。ちなみにスプーンは、有田の陶器市で見つけた有田焼のもの。お気に入り。

食べ終わった食器を洗うついでに、彼がお弁当作りで使った食器類も一緒に洗う。この時点で、隣ではそれはそれはおいしそうなお弁当が完成している。

彼が作ってくれたお弁当に蓋をして、お箸と一緒に布で包む。マイボトルに、近所の神社で汲んできたお水を入れて、お弁当と一緒に通勤カバンに入れる。

「いつもありがとう」

彼にそう声をかけて、カバンを背負う。

「じゃ、行ってくるな」

『行ってらっしゃい。今日もがんばってな』

わたしの方が職場が遠いので、先に家を出るわたしを、彼はいつもお見送りしてくれる。


当たり前の朝のルーティーンが、少し変わった。

こんな日常が、たまらなく愛しい。



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