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文学フリマ京都8の、赤裸々振り返り【あやめしの部屋】

昨日、無事に文学フリマ京都の出店が終わった。

初めて出店したのが10月の大阪、その次が11月の東京、そして今回1月の京都で3回目の出店。わたし的に、この3つに出てワンクール、という気持ちがあったので、一旦一区切りしたなぁという感想を抱いている今。

当日の様子的なものは、上記にリンクを貼っている昨日公開した記事に書いたので、今日は忘れないうちに、赤裸々に具体的な振り返りをしてみたいと思う。

今回の文学フリマ京都の出店で、今までと決定的にちがったことが2つ。

・フリーペーパーを配布するのを辞めた
・簡単な小冊子を作って販売した

なぜフリーペーパーを配布するのを辞めたのかと言うと、一言で表すなら「わたしの気持ちが乗らなかったから」にすぎない。でも、なぜ気持ちが乗らなかったのかと言うと、大阪でも東京でも、持って行ったフリーペーパーを配り切れず大量に余らせたこと、フリーペーパーを配っても、それに対する反応や効果(フリーペーパーを読んで後でブースに戻ってきてくれる等)が得られなかったことが大きい。なので、フリーペーパー作りに対してなんだか億劫になってしまっている自分がいた。フリーペーパー用のエッセイを書くのも、それをデザインに起こすのも、さらに印刷するのにも、手間と時間と、そしてお金がかかる。そんな手間と時間とお金をかけてまで作らなければならないのか?と考えた時に、別にやらなくていいなぁと思った。作りたいならやればいいけれど、そこまで能動的に作りたい気持ちは、わたしには無かった。

ということで、フリーペーパーを辞める代わりに、現地だけで限定販売する小冊子を作ることにした。noteメンバーシップ内で書いている超個人的日記から、1週間分だけを抜き取り、体裁を整えて、表紙を作り、印刷して冊子の形にして、販売する。新たに文章を書く必要もないし、無料配布ではないので、売れればこちらがマイナスになることはない。それに、通りすがりの人が「エッセイ本を買うのはちょっとためらうけど、低価格の冊子ならひとつ手に取ってもいいかな」的な感じで買ってもらえるかもしれない。フリーペーパー作りよりも、小冊子作りの方が俄然やる気になった。

ということで、開催数日前にふと思い立って作ったのが、限定小冊子『ちんちくりん日記』だった。

あまりにも直前に思いついて作ったので、全然宣伝もせず、前日にXで投稿したツイートにしれっと載せただけになってしまった。「知ってたら欲しかったのに!」という方がもしいらっしゃればすみません。今後の文学フリマに出店する際に、また持って行くかもしれないので、ぜひその機会でGETしてください。

さて、ここからはより具体的な振り返りを。


実際のところ何冊売れたのか

さて、気になるこちら。今回の文学フリマ京都で、一体何冊売れたのか。それは、

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