見出し画像

もうすぐさよならが来る

退寮のお知らせが届いた。

ああ、ついにこの時が来てしまった。

大阪から上京したわたしが今住んでいるのは、会社の社員寮。この寮に入居できるのは3年目まで。春からまた新たな新卒ちゃんが入寮してくるので、わたしはそろそろこの寮を出ないと行けない。

ここに住み始めて3年。
東京に慣れるところから始まった1年目。体調を崩して休職して引きこもった2年目。ようやく町のことがわかって、お気に入りのお店を見つけた3年目。

ここの角を曲がればお気に入りのBARがあって、あの道をまっすぐ行けば古着屋さんがあって、駅前の海鮮丼屋さんの店員さんとは顔馴染みになって。あそこのスーパーは火曜日には5%オフになるし、あっちのスーパーはレジ袋に2円かかるけど野菜が安い。
すっかり自分の生活圏域になったこの町にいられるのも、あと数ヶ月になってしまった。

春になれば桜が満開になる駅前の通り。
次の桜が咲く頃には、わたしはもうこの町にいないんだな。
夏になると玄関の灯りにたくさんカナブンが寄ってきてなかなか中に入れなくて困ることも、もう経験することはないんだな。
お家の前にあるイチョウが黄色になるのを見られるのはこの秋が最後だし、もうすぐ最後の冬がやってくる。

なんだか感傷に浸ってしまって、寂しくなった。


そんなことを考えながら歩いていた駅からの帰り道。

帰りにコンビニ寄って公共料金支払うの忘れないように請求書を手に持ってたのに、なんだかぼんやり考えすぎてて、気づいたら手に持ったままお家に到着していた。
あれ?どれだけうっかりさんなの??


次はどこに住もう。まだ何も考えてないや。

ひとりは寂しいから、シェアハウスに住みたいのだけど、誰かわたしを寄してくれる人はいませんかね。
(あ、"よして"って、関西の人にしか伝わらないかな?全国的に通じる?)


シェアハウス、もしくは女子の一人暮らしに耳寄り情報、求めてます。




今日もお疲れ様でした。




#日記 #エッセイ #ひとりごと #あやめしのひとりごと #まいにち日記部 #どっころまいにち日記部 #dotcolony #シェアハウス


サポートいただいた分は、なんだかちょっとときめくものとか、心がうきうきするもののために使わせて頂きます。それをまた、noteに書いてみなさんにお裾分けできればいいなって思ってます。読んでくださってありがとうございます。