ないがしろにしてはいけない、眠るということ

最近、早い時間に目が覚めるようになった。
日の出の時間が早くなっているからなのだろう。
1日のスタート時間が早いからか、夜も今までよりも早い時間に眠くなるようになった。健康的だ。

数年前まで圧倒的夜型＆ショートスリーパーな人間だった。
毎日2時や3時くらいまでだらだらと活動していたし、平均睡眠時間は4時間台だった。
それでもなんとかなっていたから、別にその生活が悪いとも何とも思っていなかった。
睡眠時間が短くても特に問題なく生きていけるのだから、わたしはなんて便利な身体を持っているんだろう、ラッキー！くらいの気持ちだった。

だけど、色々あって自分の生活スタイルやもろもろを見直した時、やっぱり睡眠って大事なんじゃないかなってふと思った。

なんとなく、いつもよりも多めに寝てみる生活を始めてみた。思ったよりも身体が軽い。日中になんとなく眠くなるのは普通だと思っていた今までが何だったのかと思うほど、眠くもならない。
デフォルトが「なんとなく体調悪い」だったわたしが、睡眠時間を少し長くしてみただけで「なんかいつもスッキリしている」状態がデフォルトになった。びっくり。睡眠の力ってすごい。

とはいえ、ひとりだと一気に生活リズムを丸っと変えられるわけでもなく。
4時間台だった平均睡眠時間が1時間伸びて5時間台になっただけ。
6時間以上睡眠をとった方がなんか体に良さそうだし……という漠然としたイメージがあったので、「平均睡眠時間を6時間以上にする」がここ数年の目標だった。

目標にしてみたはいいけれど、なかなか今まで染みついた生活リズムをガラッと変えることも出来ないのが現実。ひとりだと何でも自由に出来てしまうので「今日はやらないといけないことがあるから寝るのが遅くなっても仕方がない日」みたいなのが永遠と続いてしまう。
これは少しずつ色んな部分を改善していくしかないのかな……と思っていたのだけど、実は、なんとここ1年で急に平均睡眠時間が6時間半になった。
ショートスリーパーだと思い込んでいた数年前に比べて、約2時間も睡眠時間が伸びている。

どうしてこうなったのかというと、理由はたったひとつ。
旦那と一緒に暮らし始めたから。

ひとり暮らしだったら寝る時間も起きる時間も自分で勝手に決めることが出来たけれど、ふたり暮らしになるとそうはいかない。旦那はしっかり食べてしっかり眠る超健康的な生活をしている人なので、わたしがそのリズムに合わせる形になった。
最初は「え？もう寝るの？まだこんな時間なのに？」と内心思っていたけれど、何か月も一緒に暮らしてきて、その生活にもだいぶん慣れた。

日の出が早いためいつもより早く目覚める最近は、いつもよりも早い時間に眠たくなる。22時半には寝ぼけ眼をこすっていることだって度々ある。
いつも抜いていた朝ご飯を食べるようになったし、ひとり暮らしをしていた頃よりもお野菜も食べるようになった。シャワーで済ませていたお風呂も、定期的に湯船に浸かるようになった。
ふたりで暮らすようになって、今までよりも健康的な生活を送ることが出来るようになった。
おかげで「なんか良く分からないけれどどことなく体調不良な日」が格段に減った。

やっぱり健康的な生活ってすごく大事なんだな～っていう、当たり前のことに気づいた。特に睡眠って、めっちゃ大事だったんだなってことにも。

ちゃんと寝るようになってから過去の自分の生活を振り返ってみると、色んな思い当たることがあった。あの頃のわたしは特に何も不便なく通常な生活を送っていると思っていたけれど、全然そんなことなかった。

慢性的な睡眠不足による仕事のパフォーマンス低下には、自分では気付けない。仕事が終わらないので残業が必要になる。残業が多いので睡眠時間を削らざるを得ないという悪循環なのです。さらに疲労やストレスもたまり、何をやってもうまくいかないという泥沼の状態に陥っているのです。それは、単なる「睡眠不足のせい」です。
（東洋経済オンライン『6時間睡眠の人ほど｢体調不良に陥る｣納得理由』より）

過去のわたしはまさにこれだった。本当に。自分では気づいてなかったもんな、自身のパフォーマンスが限りなく低下しまくっていたことに。

ちゃんと気付けてちゃんと改善できて、今のわたしがあるのは何もかも全部旦那のおかげ。ありがたいことこの上ない。

健康に関しては「わたしは大丈夫」じゃないんだよな。いつ誰がどこでどうなるか分からないから、日ごろからちゃんと自分で自分のことを労わってあげるのが大事なんだ。

規則正しい生活、十分な睡眠、バランスの取れた食事。ないがしろにしちゃいけないなって思う。

そんなわけで、今日もおつかれさまでした。

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