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わたしたちには選ぶ権利があるのだから

気が付けばあと1週間ほどで10月も終わろうとしている事実にびっくりしている。

わたしは11月の下旬頃から産休に入る予定なので、残りの期間はあとちょうど1ヶ月になった。ついこの前までは暑い暑い夏だったし、外でうるさいくらい蝉が鳴いていたような気がするのに、もうこんな時期になっていたなんてびっくりしちゃう。

来週は衆院選と最高裁裁判官の国民審査がある。
最近はもっぱらどの政党がどんな政策を掲げているのか、今回国民審査の対象になっている裁判官は過去にどの裁判でどんな判決を下しているのか判例を調べている。
大学時代は法学部の法学政治学科にいたから(といっても法律ばかりを専攻していたから政治は一般教養くらいしかかじっていないけれど)、自分に与えられた権利はしっかり行使しないとと思っているタイプ。

大学1年生の時、夏休みの2ヶ月間をまるまる使って、大阪のとある議員さんの事務所にインターンに行った。その議員さんの政党を応援しているってわけではなかったけれど、その方のところを選んだのは「一番何を目指しているのかよくわからない政党だったから」。
地方議員の方だったんだけれど、朝から晩まで休みなく地域を駆けずり回り、色んなところに顔を出してご挨拶に回り、あっちで意見を聞きこっちで意見を聞き、それをどうすれば活かせるのかを考え、本当にいつ休んでいるの…?と疑問に思うほど大忙しだった議員さん。2ヶ月間、その議員さんと秘書の方と一緒に色んなことを経験させてもらったけれど「この仕事はわたしには到底できないなぁ」と思った記憶がある。

駅前に立って街頭演説を一緒にさせてもらったことも、選挙カーに乗ってウグイス嬢をしたことも、地道にポスティングをしたことも、今となっては貴重な経験だったなって思うけれど、もう一度やりたいかと聞かれれば、素直に首を縦にはふれない。だってものすごく大変だったもん。

だけど、こうして地域のこと、地元のこと、国民のこと、日本のこと、たくさんたくさん考えて行動してくださる方がいる。議員ってすごい仕事だと思う。

政策ひとつで、わたしたちの日常生活には色んな影響がある。何かが決まった時に得をする人もいれば、逆に損をする人だっている。誰一人取り残すことなく全員がWINになるものがあればそれが一番良いんだろうって思うけれど、世の中はなかなかそううまくはいかない。

だからこそ、自分たちが何を望んでいて、どういう社会であって欲しいのかの意見を示すために、わたしは選挙に行くべきなのだと思っている。

選挙権。読んで字のごとく、選挙の権利。これはあくまでも権利であって義務ではない。だけど、与えられた権利があるならば、わたしは行使すべきだと思う。

わたしの周りには、日本で生まれ育ったけれど、国籍が日本ではないから選挙権がない人たちがたくさんいる。同じように机を並べて勉強し、同じように青春時代を過ごし、同じように日常を暮らす友人たちが、選挙権を持っていないために選挙に行けないもどかしさを感じている。だからこそ思う。選挙権があるのなら、投票に行こう、と。

総務省のデータによれば、20代の投票率は33%。それに対して60代の投票率は72%。例えば誰かが若者向けの施策を打ち出したとしても、その対象になる人たちの投票率がたった30%なら、きっと選挙では勝てない。それなら、投票率の高い上の世代が得をするような政策を打ち出して、たくさん投票してもらった方が選挙で勝てる確率が高くなる。
なんだか、本当にそれでいいのか日本……という気がしてならない。

だから、わたしたちに出来ることは、投票に行くことなんだと思う。

どの政党にも共感できないのなら、白紙で投票すればいい。わたしたちには、自分たちで自分たちの未来を選ぶ権利がある。自分たちの意見を反映させてくれる議員さんを選ぶことが出来る。選べるんだから、選ぼうよって思う。投票してないのに文句だけ言う、批判だけするっていうのは、違うと思うんだ。

政治のこととか、選挙のこととか、そういうことは今まであんまり書いてはこなかったけれど、割とずっと考えていたことだったのでちょろっと述べてみた次第。

今回の衆院選は、選挙当日ではなく、期日前投票にしようかと思っている。投票日に投票所に行くという密になるリスクを避けたいっていうこと、単純に家から投票所までが絶妙に遠いのに対して期日前投票が出来る場所の方がアクセスが良いってこともあって。

わざわざ投票所に出向かなくてもweb投票とかが出来る時代になってくれればもっと投票率上がるかもしれないのになぁって考えつつ、そういうことは未来に期待するとして、今は自分に出来ることをやろう。

そんなわけで、今日もおつかれさまでした。

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