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アルカリ電池とマンガン電池の差を感じた

もうここ数年使い続けている電気シェーバーがある。パナソニック製のそれは、とっても使いやすく、何度も替刃を購入して付け替えては使い続けてきた。

それが、最近どうも調子が悪い。

使用時間が長くなると、どうもパワーが落ちてくる。そして最終的には電源をONにしているにも関わらず動きが止まってしまう。どうしたものか。最所は刃が悪いのかと思って新しい替刃を注文したのだけれど、付け替えても状況は変わらない。電池の問題かと思って入れたり出したりしてみたのだけれど、スイッチをただONにした状態だと通常通り動く。

だけど、いざ自分の身体に充てて毛を剃ろうとすると動きがにぶくなる。ブーンと動いていた動作がどんどんどんどんのろくなっていき、止まる。もう、これじゃあ剃れない。思ったように使えない。不便だ。

でも、よく考えてみたらこのシェーバー、もう5年ほど使っている。そろそろ寿命なのかもしれない。よくここまで頑張ってくれたよ。そんな労いの気持ちを抱きつつ、新しいものをネットで購入した。

通っている脱毛サロンのものを使っていたので、そこで定期購入しているボディローションと共に配送してもらう設定にした。そっちの方が送料がかからないから。定期便と共に自宅まで送られるので、すぐには手元にはこないけれど、まぁあと1,2週間もすれば送られてくるだろうし、いいかな、なんて。

だけど、いざシェーバーが使えないとなると、どうも自分のお肌の状態が気になってくる。微妙に生えてくる毛を見ながら、「剃りたい…処理したい…」という気持ちに苛まれる。

そこで、今の使えないシェーバーを、旦那に見てもらうことにした。旦那は大学・大学院と電気を学んだエンジニアで、現在もそれを仕事にしているレベルの人間なので、家電製品の不具合なんかも勝手に直してくれる。さすがに寿命でもう無理かもしれないけれど、わたしのパワーの落ちたこのシェーバーも見てもらえばせめてあと数週間くらいはなんとかなるかもしれない。そんな期待を少しだけ抱いてみた。

旦那の目の前で、シェーバーのスイッチをONにする。元気よく動く。「全然動いてるで?」と言われるけれど、それは想定内。いつも最初はちゃんと動いてくれるから。でも、どんどんパワーが落ちていくので、試しに旦那の足の毛を剃ってみた。すぐにパワーが落ちた。「ほら、元気なくなるねん」「ほんまやなぁ」なんて言いつつ、シェーバーを分解しようとする旦那。でも、なかなかうまくいかない。

「うーん……あのさ、アルカリ電池ある?」

引き出しの隅っこに眠っていた残り1つのアルカリ電池を探し出し、旦那に手渡した。新しいアルカリ電池に入れ替えた。

さっきまで弱弱しかったシェーバーが、びっくりするくらいのパワーで動いた。

「入ってたやつ、マンガン電池やったらから、力足りひんかっただけやわ」

まじか。そうなのか。

シェーバー、全然壊れてなかった。普通に元気だった。100均でお得に売っていたマンガン電池を入れていたわたしがいけなかっただけだった。アルカリ電池とかマンガン電池とか、ぶっちゃけ使う分にはそんなに問題ないでしょ、マンガン電池の方がちょっと早く切れるくらいじゃない?なんて甘く考えていたのだけれど、そんなことなかったらしい。今後はケチらずにちゃんとしたところのちゃんとしたアルカリ電池を買おうと心に誓った。

そういえば、新しいシェーバーを注文してしまったんだった。復活したからもう新しいものは必要ない。わたししか使わないのにシェーバー2本もいらない。どうしよう。キャンセルできるだろうか。まだ手元に届いてないし、なんなら発送だってされていないはず。

そう思ってサイトから問い合わせてみた。

『ご注文いただいたお品は、定期便と同梱注文をいただいておりますため、ご注文完了後のキャンセルは出来かねております』

残念な返事が来た。まじか。悲しい。そんなにお安い物じゃなかったのにな。って、最初っからアルカリ電池を入れなかったわたしが悪い。

何かが壊れたら、まず新しいものを注文する前に、旦那に見てもらおう。そう心に誓った今日だった。


おつかれさまでした。



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