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鉄は熱いうちに打たないと、50000年くらいは一瞬で過ぎる

存在は知っていたけれど、読んでいない本があった。

1年ほど前に解約したkindleunlimitedが、3ヶ月99円のセールをやっているという情報を耳にして、読みたい漫画があったから久しぶりにサブスク登録をすることにした。目当ての漫画は読み終えたので、せっかくなら何か良さげな本はないかな~と、スクロールしていた時に目に留まったのが、この本だった。

いしかわゆきさんの『書く習慣』。この方のnoteTwitterも前からフォローしているし、発信もずっと見てきたし、本を出したことも知っていた。それでも今まで読んでこなかったのは、「わたしはこの本のターゲット層ではないなぁ」と感じていたから。

タイトルにある"書く習慣"。この本を読んで、たくさんの人が「書こうと思った!」「ブログ始めることにした!」「note始めてみた!」という行動を起こしているのは、なんとなく知っていた。すごいな~と思いながら、この本のターゲットになるのは、そういう「今まで文章を書いてこなかった人たち」ばかりだと思っていた。毎日noteを更新し続け1000日以上も経っているわたしは、書く習慣が完全に身についているので、わたしが読む本ではないなぁ、と。

でも、せっかくkindleunlimitedの対象になっているから、読んでみるか~と本を開いてみると、「こんな人に読んで欲しい!」という旨と共に、こう書かれていた。

書きたい気持ちはあるけど何を書いたらいいのかわからない人

ちょうどこの本を読む前くらいの時期に、毎晩noteの白紙のエディタを眺めながら「何書こう…」と悩んでいるわたしがいた。まさに「書きたい気持ちはあるのに何を書いたらいいのかわからない人」だった。わたしやん。

結局、一気に最後まで読み切ってしまった。1周した感想としては「わたしも意識してることがたくさんだなぁ」「やっぱり発信している人ってそういう心持ちで書いてるよね、わたしもそう!」と、同意する部分がたくさんあった。

でも、それだけじゃなくて、なんていうか、「あ、だからこういうことだったのか!」と、今までの自分を振り返って合点がいくような気づきみたいなものがところどころにあった。
電子書籍で本を読むと、「お!」と思った部分が書かれているところはスクショを撮るのが癖なのだけれど、気づけばこの本でも10枚くらいスクショを撮っていた。

せっかくなので、その思わずスクショを撮ってしまった部分の感想を、ちらりとここに残しておく。

「落ち着いたらやろう」は絶対にやらない

わたしの経験上、「今の仕事が落ち着いてから着手しようかな」というのは永遠にはじまりません。

「とりあえずはじめてみて、あとは走りながら考える」というマインドは、新規事業の立ち上げにかぎらず、わたしたちが小さくなにかをはじめるときにもお手本にできる考えかただなと思っています。

最後まで読みきったら、秒で感想を書きましょう。

「この本は素晴らしいから、時間のあるときにじっくり読み、論ぜねばならぬ」
「この熱い思いはスマートフォンのフリック入力などでは伝えきれまい。パソコンに触れられるときにあらためて語ろう」
……とか思っていると、
50000年くらい過ぎるので今書こう。さっさと書こう。

この辺りを読んだときに、これは本当にまじでそうと、心の底から強く思った。まじでそう。まっじでそう。

落ち着いたらやろう、後でやろう、また時間のある時にやろう、今度まとめよう。

こうして後に回して、書けたこと、ほとんどない。何か心が動いた時は、その瞬間に言葉に残しておかないと、本当に忘れてしまう。鉄は熱いうちに打て、なのよ。

大好きなゆずのライブに行って、楽しいだけの一言では済まされないくらい心が動かされたので、この気持ちをnoteにまとめたい!と思ったのだけれど、「どうせ書くならちゃんと撮った写真も編集して、後でPCでワーッと書いてしまおう」なんて思っていたら、気づいたら3ヶ月も経っていた。そしてまだ1文字も書いていない。もうあの時の熱い気持ちなんて、とうに冷めてしまった。

そんなことがあったから、先日リトグリのライブに行った後、帰りの電車の中で20分くらいで爆速で感想をまとめ、当日中にnoteをあげた。

熱量そのままに書いたこの記事は、すぐにリトグリのファンの方々に届いて、何人かの方から直接感想までいただけた。

だからやっぱり、今思ったことは今書く。見た映画の感想は、その日のうちに書く。読んだ本の感想は、すぐに書く。そのスピード感が、ものすごく大事だなぁと改めて思った。

だから、読み終えて早々、わたしもnoteを書いてみた。大事だよね、このスピード感。鉄を熱いうちに打ったぞ!今日のわたしはがんばった!えらい!


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。


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