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5回目の結婚記念日、日々の当たり前に尊さを感じて

今日、結婚記念日だった。

それに気づいたのは、今日だった。

いつものように、みんなが寝静まったリビングでひとり黙々と原稿に向き合っていた深夜。ふと自分のパソコンの右下の画面を見ると、日付が変わり「2024/07/26」と表示されていた。

「07/26」って、なんか見覚えのある数字だな……あれ、なんだっけな……え……ちょっと待って……結婚記念日や!!!!!!!!!

急に思い出したけど、今日はもう当日。プレゼントも、何にも準備はできていない。だって、思い出したのは今日なのだから。

急に「金曜有休取って、金曜土曜で旅行行こか」と誘ってきたのは、そういうことだったのか、と急に合点がいったわたし。「ここのところ全然旅に出ていないから、そろそろどこかに行きたい気分だったんだろうな~」くらいにしか思っていなかったことに大反省。

令和元年に入籍したので、今日で結婚して丸5年。つまり、今日から6年目が始まったことになる。彼と知り合って20年以上経っているので「え?まだ6年目だった?」という感情ではある。というか、結婚5周年ってなんか節目っぽい気がするなと思って調べてみたら、「木婚式」らしく、木をあしらったプレゼントを贈り合うのが習わしなのだとか。初めて知った。

ただ、今日が結婚記念日であることを、ちゃんと当日に思い出せて良かったなとは思う。思い出せないまま今日が終わって、後日「え、待って、あの日結婚記念日やったわ!」となる方が、何とも言えない気分になってしまう。

何のプレゼントも用意できなかったすっとこどっこいな嫁ではあるけれど、そんな嫁と仲良く家族をやってくれている彼には、本当に感謝したい。

「復職したくない!会社で働きたくない!辞める!」と言って本当に会社員を辞めたわたしのことを一切責めることなく、わたしのやりたいことを尊重してくれ、そしてわたしの今の仕事にかなりの理解を示してくれ、最大限の協力もしてくれている。彼のお仕事が忙しいときもあるけれど、そうでないときは家事も育児も全て二人三脚で共にやってくれ、とても頼もしい。ホルモンバランスの影響でわたしの心がトゲトゲしまくって、ずっとイライラしていたとしても、あまり気にせずサラッと受け流してくれる。彼のあっさりした態度に何度救われたか分からない。

必要なときは手を差し伸べてくれ、大事な局面では背中を押してくれ、普段は横に並んで人生を伴走してくれている。そんな彼が自分の夫であること、大事な大事な娘ちゃんのお父さんであること、わたしたちが家族でいられることに、感謝をしたい。

頼りない母かもしれない。出来損ないの嫁かもしれない。だけど、わたしと一緒に生きていくと結婚してくれたのだから、そんな彼のことを大切にしたいと思う。

結婚して、一緒に暮らすことで、お互いの存在が当たり前になっている。でも、そんな当たり前って、実はすごく尊いことで。
毎日「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」を伝えられることって、本当はとっても貴重なこと。遠距離恋愛を10年近くもやってきたわたしたちだから、その大切さは身に染みていたはずなのに、今の生活が当たり前になって、ありがたみが薄れていたことのように思う。

日々を共に過ごせること、直接顔を見て話ができること、「ありがとう」も「ごめんなさい」も「大好き」も、面と向かって自分の言葉で伝えらえること。それが当たり前にある今の生活に最大限の感謝の気持ちを忘れずに、これからも楽しい家庭を作っていきたいと思う。

出会って25年。付き合って12年。結婚して5年。そして今日から結婚6年目。
わたしの人生の中で、彼と出会わずに生きていた期間はたったの6年。人生の大部分を共に過ごしている彼と、きっとこれから先も末永く共に過ごすのだろう。いつまでも、感謝の気持ちと、当たり前の日常の大切さをかみしめて、過ごしていきたいなと思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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