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変わることは、悪いことじゃないから

暮らすということに目を向けはじめて、ずいぶん時間が経ったような気がする。

以前は、お家は屋根があって雨風さえしのげれば良い場所だと思っていた。仕事に行って、帰宅して、寝るためだけの場所だと考えていたから。それが、体調を崩したり、休職をしたりで、少しずつ自分自身のことを見直すようになってから、気が付いた。

お家は、寝るためだけの場所ではなかった。

お料理をして、お掃除をして、お洗濯をして。ピアノを弾いたり、文章を書いたり、映画を観たり、本を読んだり、お友達を呼んでホームパーティーを開いてみたり。お家は、そういった自分に欠かせない「生活」をする場所だった。

20代半ばで自分自身が精神的に追い詰められてしまうまで、その事実に気が付かなかった。今まで当たり前に生活をしてきたつもりだったけれど、実は全然生活できていなくて。ただ生命活動に必要な最低限のことだけをしていて「暮らす」ということをしてこなかったな、なんて。

だから、休職期間を機に、自分自身のあれこれを見つめ直した。それが、3年前のこと。

それ以来、今まで気にも留めていなかった「生活」や「暮らし」が、どうも自分の中では気になるキーワードになった。「ていねいな暮らし」や「ミニマリスト」なんて、わたしには無縁だと思っていたワードまで、気が付けば検索して記事を読み漁るテーマになっていた。

人生には色んなところでターニングポイントがある。ふとしたタイミングで考え方や価値観って変化していく。この変化って、良いものだと思っていて。変わることを恐れる人もいるけれど、わたしの中での変化って「アップデート」だと思っていて。良いものに進化する感じ。思考だって、環境だって、ずっと同じところに留まっていてはもったいないと思うし、それに慣れ切ってしまいすぎるのもなんだかなって思ったりもする。

だから、3年前の休職のタイミングで、わたしの思考が「バリバリ仕事する・結果を残す・昇進する・キャリアウーマンになる!」みたいなところから「自分が無理をしない心地の良い暮らしを優先する」に変わったことは、決して退化ではないと思っている。もちろんこのせいで、付き合う人やコミュニティは多少変わったりもした。離れていく人もいたし、自分から距離を置いた人たちもいた。でもその代わり、新しい出会いもたくさんたくさんあった。

「暮らし」を考えたかったから、住む環境を変えてみたり、シェアハウスアンバサダーになって、自身の生活を発信してみたりもした。

生活すること、暮らすことは、生きることイコール。だから、このテーマについてはきっとこれから先もずっと考え続けるんだと思うし、わたしの中の重要な項目であり続けるんだろうなって思う。

ライフスタイル、インテリア、時間の使い方。「暮らし」をテーマにすると、たくさんのことに興味が湧く。探求心も好奇心も尽きないし、奥が深いなぁと思うことばかり。

楽しく生きられるように、これからもたくさん考えていきたい。



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