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ローカルに心惹かれるわたしは素朴なシティガール

ローカルという言葉に心惹かれている。


今朝、普段は乗らないいつもと違う電車に乗ってみて、会社とは違う方向に向かった。(お休みだったわけではなく、お仕事でそっちの方面に予定があっただけ)

普段は東京メトロユーザーで、東京の地下ばかりを走っているのだけれど、久しぶりに地上を走る電車に乗った。

普段の通勤なら、もう何も確認せずとも身体が勝手に動いて会社に行く電車に揺られているのだけれど。今日はしっかり周囲を見て、乗る電車を確認して、窓から見える流れゆく景色を、ぼやっと眺めながら移動した。

乗り換えの時にふっと目に入ったのは、電車の表示の"LOCAL"の文字。


LOCAL。ローカル。


なんだか、その響きに心惹かれた。

その言葉がなんだか魅力的に思えて、そこに自由がある気さえした。


「東京は永住する場所じゃない」


わたしはいつもそう友人に言っている。こんなに人が多くて、どこに行っても並んでいて、あくせくしている東京に、これから先も一生住んでいるイメージなんて湧かなかったから。

だから余計に、こことは違う場所、こんな大都会東京じゃなくて、ローカルに憧れを抱いているのかもしれない。

時間がゆっくり流れていて、都会のようにあくせくしていなくて、自由で、開放的で。


でも、ローカルにそんなイメージを抱いて心惹かれているのは、きっと、わたしが都会にしか住んだことがないからなんだと思う。


最寄駅には徒歩10分以内で行けるところにしか住んだことがないし、その駅には5分も待てばすぐに次の電車が来る。

1時間に1本しか電車が来ないなんて経験したことがないし、最寄駅まで行くのに自転車を使ったこともない。


利便性の高いところに住んでいるからこそ、きっと自分の経験したことのない場所や知らないことに興味を持って、それがローカルに対する憧れになっているんだろうな。



わたしはずっと自分のことを田舎者だと思っていた。もう東京に住んで3年も経つのに、どこか素朴でなんだか垢抜けないってみんなに言われるわたしが、シティガールであるはずがないって思ってた。


でもさ、わたしは生粋のシティガールだったんだよ。似合わないから笑っちゃうけど。

似合わないから素朴なシティガールってことにしておこう。なんかダサそうだけどさ。





いつもと違う空気に触れてみたい。

素朴なシティガールのわたしは、ローカルの空気を知らないから。


だからわたしはこれからも、きっとローカルに憧れて旅に出る。




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