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飛騨高山、秋の旅〜後編(長谷川さんの陶芸、高山陣屋の巻)〜

11月初旬に訪れた岐阜県は飛騨高山。とっても楽しかった3泊4日の旅。せっかくだからあの楽しかった4日間の記録を残しておきたいと思ったので、旅日記を綴ることにしました。

ただ、まるっと4日間をひとつの記事にまとめることはできなかったので、前編と後編の2回に分けてお届け。

今回は3~4日目の後編の回。ちなみに前編はこちら↓↓

岐阜に来て3日目。お天気は生憎の雨。天気予報でも、もともとこの日は雨予報だったので、案内人の勝手に岐阜県観光大使は、室内でも楽しめるプランを用意してくれていた。

それはなんと、陶芸!

まさか岐阜に来て陶芸をすることになるとは思ってなかったのでびっくり。ちなみに今回「飛騨高山の旅」って言っておきながら、この陶芸の場所は下呂市。

ということで、雨の中大使の車に乗せてもらって、陶芸家の長谷川さんのお家兼アトリエへ。

こちらのお宅、実は今年の7月頃の大雨で水害のあった場所。大使とわたしの旦那がボランティアで入って、家の中に入ってしまった泥を掻き出したりなんやかんやお手伝いしていたそう。そのお宅がたまたま陶芸家さんだったという繋がりで、今回こうして陶芸体験をさせてもらえることになった。復旧して本当に良かったなという気持ち。

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そんなわけで、早速作ってみます。実は初ろくろ。これが思ったよりも繊細で難しい。

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陶芸家長谷川さんの指導の下、みんな真剣です。

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ろくろを回すのは2回目だという大使。みんなよりもちょっと上手。難易度高めの作品を作ってました。

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そして出来上がったのがこちら。じゃーん。まだ形はちょっといびつだけれど、ここから乾かして整えていきます。

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とその前に、お昼ごはん。長谷川さんが用意してくださったスパイスたっぷりカレー。

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こちら、ちょっと辛すぎて、辛い物が苦手なわたしには厳しかった。残してしまってすみません。白米だけおいしくいただきました(笑)

昼食後にはまた作業に戻る。ドライヤーで乾かします。

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色んな道具を使って形を整えていきます。

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この工程まできちんとさせてもらえるところってなかなかなくって。他の陶芸体験だと、ろくろ回して終わり、みたいなところが多いから、焼きあがったものを見て「あれ?わたしが作ったのってこんなんだったっけ?」ってなるところがあるそう。それは、この仕上げの作業を自分で行わないから。この仕上げの作業が、思ったよりも器の形を作るのに重要なところで。出来栄えに一番左右されるのはこの工程なんだなってことをやってみて初めて実感した。
ただ、ここまでやるとするともう1日がかりなのだけど、すごく楽しくて一瞬だったなぁ。

あと、長谷川さんはすごくお喋りで気さくな良いおじさんで。アトリエの中の長谷川さんのたくさんの作品を見せていただいた。ひとつひとつ「これはこういうところが良くて~」って解説してもらいながら、陶芸ってすごく奥が深いんだなぁってことを学んだ。焼いてみないとどんな色が出るのかもわからないし、ちゃんと割れずに形になるのかもわからない。だから面白いんだろうな。

「どれか良いなって思ったやつ持って行っていいよ」

って言っていただいたので「これください!」と意気揚々とわたしは花瓶を差し出した。色の出方とか、灰かぶりの感じとか、一目見ただけで「素敵!」となってしまった花瓶。
でも、長谷川さんは「それはちょっと……」とすごくしぶっていらっしゃって。まぁ、それもそうだよね。素敵な花瓶だからね。きっと普通に購入するとかなりの価値のあるものだもんね。と思って、「ください!」って言ったことを少し後悔し始めた時、「ええい!もってけ!」と。

「良いものを分かってくれたことが嬉しい」と、名残惜しそうにしながらいただいた長谷川さんの作品の花瓶。

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自宅の1番目につくところに飾らせていただいています。本当にありがとうございます。大切にします。

ちなみにこの陶芸体験、なんとろくろ1回分で100円とのこと。

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値段設定がおかしすぎる。だけど、長谷川さん曰く「楽しんで帰ってくれればそれで良い」「それでまた来てくれたら良い」とのこと。かっこいい生き方をされている方だった。

わたしたちが作った作品、ちゃんと焼きあがるといいな。どんな感じに仕上がるのかな。割れてしまったらそれは仕方ないから、また作りに長谷川さんのところに行けばいいね。お世話になりました。

気が付けば朝から陽が暮れるまでお世話になっていたので、もうお腹がぺこぺこ。

腹ごしらえのために、帰りに大安食堂で岐阜のローカルフードの「けいちゃん」をいただきます。

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うわさには聞いていた「けいちゃん」、どんな料理なんだろう?って思っていたのだけど、これが本当においしい。ご飯何杯でも食べられそうな感じ。これ、また食べに行きたいなぁ。

そしてその後はいつもの温泉へ。今回の旅の最後の夜なので、せっかくだから飛騨コーヒーをいただきました。

お風呂上がりに飲むビンのコーヒーってなんでこんなにおいしいんだろうね。

さて、お風呂に入るとやっぱりお腹が空くので、いつも行く居酒屋へ。地元民に愛される例の名店ね。
わたし、ここのつけものステーキが大好きで。

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このつけものステーキ、通称「つけステ」は、高山のローカルフードらしい。わたしはこれにドはまりしてしまって、またこのつけステを食べに高山に行かなくっちゃ!ってずっと思っている。また食べたいなぁ。写真見ただけでおいしそうだもん。つけステ食べたいなぁ。

というわけで、3日目がこんな感じで終了。

この日の大使目線のブログはこちら↓↓



そしてついに最終日。せっかくなので朝から動きます。

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まぶしいほどの良い朝日。

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朝の町って、すごく良い光に照らされているから、なんだか写真を撮りたくなっちゃうよね。写真撮る人あるあるじゃない?

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さて、そんなわけで、高山の町をぶらぶら歩き、到着したのが高山陣屋。

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普段はここに入るのには入場料がかかるのだけど、文化の日だったのでなんと無料!せっかくなので入ってみることにした。

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そしてなんとこちらの施設、大使の観光ガイド付き。こういった古い建物の特徴や、どうして今ここにあるのか等々、クイズ形式で出しながら解説してくれる大使のガイド、本当に面白い。

大使がこうして古い建物の見どころや見方を教えてくれたから、実は他の地域で建物を見た時の視点がすごく変わった。今まで神社やお寺に行っても「古い建物すごいなぁ」「お寺だなぁ」「神社だなぁ」くらいしか思っていなかったのだけど、「え!畳の模様がちがう!」とか「格天井になってる!」とか、些細な場面にすごく気が付くようになった。

大使と一緒に町歩きすると、本当にその後の景色を見る視点が変わる。今まで何気なく歩いていた場所の見方が本当に変わる。ただの道が面白くなっちゃうから、本当にオススメしたい。

さて、この陣屋、敷地の中にある広いお庭の紅葉が本当にピークで。

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光の入り方も素敵だったし、ここでも何枚もシャッターを切ってしまった。陣屋の綺麗な紅葉は、またインスタで載せていこうって思ってる。

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こちら、縁側に座る旦那と大使。旦那氏、相変わらずの変顔です。

さて、高山陣屋も満喫し、お土産も購入し、帰りのバスが出発するまで残り数時間になりました。

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我々が向かった先は、飛騨古川。

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ここも良い雰囲気の町並みで。ぶらぶらお散歩。ちなみにこの太鼓、叩けるからね。わたしはちゃんと願いを込めてたたきました。何のお願いをしたのかは秘密。

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立派なイチョウの木。ハッとするくらいの黄色。

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とってもおしゃれでかわいいお花屋さん「いたばし」さんがちょうどリニューアルオープンだったので寄ってみたり。

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生花だけじゃなくって、可愛いドライフラワーもたくさん売っていた。こんなお花屋さんが自宅の近くにあったらいいのになぁって羨ましくなった。


この日のお昼ごはんは、キッチンカーで移動販売をされているHALU BALLさんで。

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結構並んでいて、大人気店でした。ちなみに「こも豆腐麻婆飯」を注文。

そしてアツアツのお弁当を持って向かった先は、アルプス展望公園スカイパーク。高山の景色が一望できる見晴らしの良い場所です。

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そしてこちらが「こも豆腐麻婆飯」。こも豆腐そのものまるっと乗っています。ちなみにこも豆腐とは、わらを編んだ「こも」でお豆腐を包んで、だし汁などで煮込んだもので、飛騨の郷土料理。

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贅沢な景色に、贅沢なお弁当。お腹いっぱいでご機嫌です。

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食べ終わったこのふたりも満足そう。


さぁ、そんなこんなでもう帰りの時間。帰りのバスのギリギリまで4日間まるっとアテンドしてくれた大使は、バスが出発するまでお見送りしてくれました。本当にありがとう。お世話になりました。

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3泊4日の飛騨高山旅。毎日おいしい物を食べて、雄大な景色を見て、本当に充実した楽しい時間だった。おかげでしっかり体重が増えてしまったけれど(笑)

秋の岐阜、良いところでした!また行きたいな~。




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