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大河ドラマを最大限楽しむために、リアルタイム放送を追いかけている

今、せっせと録画が溜まりに溜まっている今年の大河ドラマ『光る君へ』を見ている。

わたしが録画を再生できる時間は、日中の娘ちゃんがお昼寝をしているタイミングのみ。普段はその時間は自身の作業の時間に充てていることが多いので、なかなか録画番組を消化できずにいるのだけれど、今月はとにかくなんとかしてでも見ようと頑張っている。夜は早く就寝し、朝早く起きる生活に変えてから、朝の時点で最低限のやるべきことはほぼ終わっているため、日中に比較的余裕が生まれていることも、ドラマ視聴がはかどっている要因のひとつではある。

で、なんでわたしが今そこまでして大河ドラマを見ているのかと言うと。

単純に言って、とても面白いから。いや、大河ドラマはいつだって面白いものが多いのだけれど、1年間かけて放送されるそれは、全てを見ようと思うとかなり根気がいる。すぐに録画を溜めてしまうわたしにとって、1年分のドラマを見続けることは、結構困難だったりする。一昨年にかなり話題となった『鎌倉殿の13人』も、途中までは楽しく見ていたのだけれど、ついぞ「これはもう最後まで見ることはできない」と、録画を削除してしまった。現在我が家のテレビのレコーダーには年末に放送されていた総集編が残るのみ。いつかその総集編を見て鎌倉殿は見終えた気持ちになろうと思っている。
って、ちがうちがう。今は今年の大河ドラマの話。

『光る君へ』の主人公は、源氏物語の作者である紫式部。大河ドラマで平安時代が取り上げられることはかなり稀。武士のあれこれなどが描かれることの多い大河ドラマで、まだ武士が力を持つ前の時代である平安時代中期が取り上げられる。学生時代から「好きな時代は?」と聞かれれば「平安時代」と答えていたわたしにとって、今作の『光る君へ』は、始まる前から大注目のドラマだった。

だけど、まぁ、自宅保育で2歳児を見ながら在宅で仕事をしているわたしにとって、ドラマを視聴する時間はなかなか取れず。先にも述べた通り、とにかくせっせと溜まってしまった録画を消化している日々。なかなか視聴が進まないと、前回の話の内容などすっかり忘れてしまって「ん?この登場人物って何をした人だっけ?」とついていけなくなってしまうのが大河ドラマ。そうしてどんどんリアルタイム放送回から置いて行かれてしまっているのだけれど、毎週日曜日になるとタイムラインを流れる『光る君へ』を見た人たちのそれぞれの考察が、気になって仕方がない。この登場人物の発言の背景はこういう歴史的事件を元にしているのではないか、この行動の意図はこれだったのではないか、そんなあれこれを目にしているうちに「わたしもリアルタイム放送に追い付いていたらこの人たちの考察をもっと面白く見ることができるのに!!!」と悔しい気持ちになった。

今まではドラマを見ても自分の中だけで楽しむしか方法がなかった。だけど、現代はちがう。色んな人の意見で補完しながら、歴史ドラマを見ることができる。日本史は、本当に奥が深い。学んでも学んでも、知らないことがわんさか出てくる。教科書から毛が生えたくらいの知識しかないわたしが、その時代の専門家や詳しい人々の非公式の解説と共にドラマを見ることは、かなり知的好奇心がくすぐられる行為だな、と思う。

リアルタイム放送に追い付き、毎週繰り広げられているあらゆる考察を読むことは、このドラマをより楽しめるような気がしている。だから、とにかく追い付きたい。そう思って、隙あらば録画を再生している。ちなみに、9月17日現在、見終えた回は5月12日に放送された第19回だ。

まだまだ先は長い。



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