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初めての入院生活あれこれ【妊娠33週】

入院して1週間が経った。病院での生活にも随分と慣れてきた気がする。

1週間前の今頃は、まさか自分が入院することになるだなんて想像すらついていなかった。怒涛の1週間だったなぁって思う。

記憶の限り初めての入院。初めての点滴。ずっとパジャマでベッドの上で過ごす日々。何もすることがなくて、というか、何もできなくって、ただただ時間が過ぎるのを待つ。

腕にずっと刺さっている点滴が本当に痛くって、刺さっている側の腕は動かすまいと、片腕で生活しているのだけれど、腕が使えないってこんなに不便だとは思わなかった。わたしはもともと血管が全然目に見えないかつとても細いので、採血の時なんかは看護師さんに苦労をかけるタイプ。それが点滴ともなると余計に大変。点滴を差し替える度に失敗されて、「ごめんなさい!」と謝られる。誰だって失敗はあるからね、仕方ないよね。って思うけれど、こっちだって痛すぎて涙が出そう。入院したらのんびり過ごす毎日なんだろうなって思っていたんだけれど、こんなにも痛くて辛いとは思ってもなかったなぁ。

でも、お腹の赤ちゃんはとっても元気そうで。いつもお腹の中で一生懸命動いている。心音を確認される度に、付けられている機械を蹴り飛ばしては「元気ですね~」と言われている。本当に良かった。赤ちゃんが元気なのが救いだよ。そのまま元気で成長しておくれ。まだ出てくるのは早いから、元気すぎてフライングしないように、もう少し大人しくお腹の中におさまっていておくれという気持ち。

緊急事態宣言も明けて、世の中の状況も少し落ち着いている今だから、面会制限も少し緩和されている。わたしの病院では週に2回、登録している親族1名のみの面会が許されているから、先日彼が面会に来てくれた。数日ぶりの対面。毎日電話でやりとりはしてくれているけれど、やっぱり会えるっていいなぁ。彼がわたしのお腹に手をあてると、赤ちゃんはすごくよく動いていた。きっと、この手がお父さんの手だってこと、わかってるんだね。嬉しいね。

これからいつまで入院になるのかは分からない。というか、多分、産むまで帰れないんだろうなって思っている。入院してからずっと緊急の患者ということでICUの個室に入っているのだけれど、どこかのタイミングで一般病棟に移動になるのだそう。一般病棟の個室だと差額ベッド代が大変なことになってしまうから、大部屋の希望にしようと思っている。この1週間で今の個室の中での快適空間を作り上げてしまったので、このお部屋を出る日が来るのは名残惜しいけれど、仕方ないね。荷物を置くスペースが少なくなってしまうから、この1週間で増えた自分の荷物、少し整理し始めないとな、なんて。

頻繁に荷物を届けてくれたり、洗濯をしてくれたり、気にかけて連絡をしてくれたり、彼には感謝の気持ちでいっぱい。本当にお世話になりっぱなしで、わたしから何も返せてないのがもどかしい。
だからその分、がんばって元気な赤ちゃんを産もう。産まれた後に「母子ともに健康で」ってみんなに報告できるように。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。


 

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