もう老後かと思ってたけど、まだ始めてないじゃないか

定期的に思い出す

小学生の私は、マザーテレサやナイチンゲールに憧れて、絶望的な状況の他者を一気に救えるヒーローになりたかった。

ウクライナとロシアの戦争を筆頭に、世界各地の貧困や困難を知るたび、何かしたい、なんかしなきゃと思うけど、思うだけで無力感に打ちひしがれる。
その繰り返しをしてきた実感がある。

日常を生きる私はそんな無力さから目を背けるために、自分の手の届く範囲を丁寧に暮らしたり大事にしたり、そんなSNSばかり見て、みんな自分の幸せを願っているんだ、それでいいんだと言い聞かせているような気持ちになっていた。


この2年、定期的に会っている人がいて、一緒に企画をしているんだけど、その人はソマリアに行ってギャングの更生を支援したり自分で事業を起こして地域を盛り上げたりしている。

できるんだなと思った。
できないことに思い悩んでるんじゃなくて、できることに足踏みしているだけなんだなと思った。

まずは今手元にあるものを整理する。
これにあと7ヶ月かかる。その後、就職とそれ以外は手をむしろ空けて、そういうことができるように準備とか勉強とかできないだろうか。
どんな場所にあっても仕事を作れるようになるとか、根本的な解決策を提案、共に実行できるようになるとか。

それはいいなあ。こんなに逃げたいのに、それには取り組めそう。
まずは「いま、ここ、じぶん」かな

長らく老後みたいなメンタルで生きてた。
まだ人生長いよな、危うく諦めながら生きるところだった。


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